活動報告

2013年11月30日

八千代ひかり幼稚園 竣工式

 下妻市のお隣の八千代町にある「八千代ひかり幼稚園」の建て替えが完了し、竣工式と祝賀会が開催されることになり、お招きを受けてお祝いを申し上げてきました。

創立33年になるこれまでの園舎が、隣接する場所に新築されたのですが、折からの青空に映える、竣工式を迎えた、その幼稚園をご覧下さい。

竣工した幼稚園

 この幼稚園は、八千代町では、最初に出来たのですが、創設者の現理事長とは、私が国会議員の秘書をしておりました35年ほど前から、懇意にさせていただいておりました。

私は、下妻地区から選出された県議会議員ですが、そういうこともあって、数年前から、「建替え」を検討していた現理事長の幼児教育に欠ける熱意を見るにつけ、なんとかお力添えをしようと茨城県等との間に入って応援させていただきました。もちろん、八千代町の皆様のなみなみならぬご尽力があったことは言うまでもありません。

 よく『鉄は熱いうちに打て』という諺を聞きます。あるいは、『三つ子の魂』と言うことも聞きます。何かをするには、時期を選べと言うことや、幼い時に受けた教育(しつけ等)は、良く身に滲みる、と言う事を現わしているのだと思いますが、子供の教育は、正にそのとおりだと思います。

出番を待つ園児たち

ホールで園児たちの合唱を聴く

壇上で歌う園児たち

 最近、親子間の暴力問題や、若い人たちの間の犯罪が頻繁に報道されていますが、なぜそういう事を「したか」、ではなく、どのような教育を受けた結果、そのような事を「出来る人間になった」のかを調べると、やはり、幼い時に適切な教育を受けられなかったことが原因の一つである、という結果があるそうです。

「人を思いやる気持ち」や「優しい気持ち」などの「人間らしい心」を育てるには、遅くても小学校3年生くらいまでに必要な教育をしないと、と言う専門家もいます。大きくなってからでは、そうした教育が「身に滲みない」そうなのです。

 この問題については、いろいろ説があるようですが、私にも、とても説得力があるように思えます。

園児たちの鼓笛隊

園児たちの鼓笛隊

園児たちの鼓笛隊

 ところで、幼児教育の重要性については、下妻市でも同じです。ですから、今年度も茨城県と折衝して、さまざまな事業について茨城県からの補助も確保しました。

  1. 保育所運営費負担金
  2. 延長保育事業補助
  3. すこやか保育応援事業助成
  4. 保育士等保育従事者の増員費用負担
  5. 保育所整備等への補助
  6. 放課後児童クラブの整備と運営補助

昨年度の実績等では、総計で、おおよそ一億五千万円程度になる事業なのですが、将来を担う幼児教育のためには、なくてはならないものなのです。しかし、県内他所の市町村でも事情は同じですから、予算獲得は、それなりの苦労と努力が必要です。この地区の、そして日本の未来を担う人間育成のために、より一層の力を入れるべきと、私は考えておりますが、やはり、皆様の後押しがなければ、一人では実現出来ないことなのです。

今後とも、ご支援をお願いしたいと思います。

 さて、「八千代ひかり幼稚園」では、園児も先生も一緒になって、私達をもてなして下さいました。中でも「年長さくら組」の合唱と園庭で繰り広げられた「鼓笛の発表」には、「幼児教育の賜物」を目の当たりにした思いでした。

鼓笛隊を見る出席者

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2013年11月25日

北台川改修期成同盟会の陳情

このホームページは、何度か掲載されています「北台川」の改修について、「北台川改修規制同盟会」が、改修作業をする関連部署に「要望書」を提出する、というので、同行してお手伝いをしてきました。

 この同盟会は、下妻市上妻地区の方々で構成されているのですが、北台「川」という対象を相手に治水、潅漑などをしようとすると、下妻市だけにお願いすればいい、と言う訳には行きません。上流には、筑西市、下流には、下妻市があって、それぞれに河川管理をしています。

 ですから、今回の「要望書」提出も、三ヶ所になっていて、それぞれにお願いをしなければならないのです。

具体的には、「茨城県筑西土木事務所」「茨城県常総工事事務所」、そして地元は、「江連八間土地改良区」に「要望書」を持参して、説明をしなければなりません。

大島会長要望書手渡し

お願いする大鹿会長

 こういう行政区域を股にかけた折衝は、普通の方々が、ご自分達だけでするには、難しいものがあります。第一、「どこに」行けばいいのか、「誰にお願いすれば良いのか」さえ、わからないでしょうし、どうにかわかったとしても、どうやって説明すればいいか、ということもあります。

 実際には、茨城県にも、この下妻市にも「陳情」「請願」の仕方が、決められていて、どうすればいいかも公表されているのですが、でも、やっぱり、普段、そんなことには係りのない一般の方々には、大変なことだと思います。特に今回のように複数部署を相手にする場合は、なおさらです。

 そういう時、私はお力になれると考えております。実際、なんども、こうしたお手伝いをしてきました。今回も、同盟会の方々は、真っ先に私に相談を持ちかけてくださいましたので、いろいろご提案をさせていただき、要望先への説明は、私が担当させていただきました。

同盟会の「要望」は、次のようなものです。

■平成2年度から着手された「河川局部改良事業」の早期完成。
■田植え時期への充分な水量提供
■橋の架け替え

このうち、同盟会単独で要望しているものもありますが、筑西と常総の二つの事務所宛には、筑西市長と下妻市長及び、同盟会会長名で要望書を提出しております。

筑西土木事務所筑西土木事務所

常総工事事務所常総工事事務所

江連八間土地改良区江連八間土地改良区

 「要望書」は、ただ手渡せば良いのではなく、なぜ、お願いに来ているかを資料を基に説明しなければなりません。また、その時の相手の説明内容を的確に判断しなければなりません。

 例えば、図面をみながら、お願いしている場所の現状と改修内容を説明したり、現状に対する相手の見解、判断を検討しなければなりませんが、こうしたことは、不慣れな同盟会の方々には、まず、難しいことです。

筑西での要望説明

 そういうこともあって私は同盟会の方々に同行し、要望書の言わんとしている事を事務所側に伝え、事務所側の言い分を聞きました。なるべく、同盟会の方々に理解しやすいような応対をしましたので、脇でお聞きになっていた同盟会の方々も相づちを打たれていました。

常総工事事務所で説明をする様子

常総工事事務所で説明をする様子

江連八間土地改良区

 さて、今回のように、「どうしたらいいんだろう?」など、お困りごとがありましたら、私にご相談いただいても大丈夫です。もちろん、私の守備範囲ではない、私に出来ようもないことについては、対応できませんが、それでも、「それは、どこどこにお聞きになったらいいでしょう」のご提案は出来ると思います。

 この日は、一日、三か所を回って、ずっと話詰めでしたので、少々、つかれましたが、少なくとも同盟会と要望先三ヶ所間のコンセンサスを作ることはできたと思いました。お願いしたからといって、直ぐに要望が実現するものではありませんが、こうしたことが、目標達成への第一歩になることには、間違いない、と考えております。

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2013年11月24日

平成25年度文化庁補助事業 古典の日制定記念「民俗芸能フェスティバル」

 下妻市民文化会館で開催された「民俗芸能フェスティバル」には、近隣市町村から16組の保存会等のグループが出演して、見事な演奏で観客を楽しませました。

ご挨拶させていただきました

 この「民族芸能フェスティバル」が普通の演奏会と異なるのは、タイトルにもありますように、「古典の日」に由来するものだ、ということです。

「古典の日」については、昨年、国が制定したもので、「国民の祝日」になってはいませんので、あまり良くご存じない方が多いと思います。

 なぜ、「古典の日」を作ったか、と言えば、「国民が古典に親しむことを促し、その心のよりどころとして古典を広く根づかせ、もって心豊かな国民生活及び文化的で活力ある社会の実現に寄与したい。」と言うことなのです。

その「古典」については、

「文学、音楽、美術、演劇、伝統芸能、演芸、生活文化その他の文化芸術、学術又は思想の分野における古来の文化的所産であって、我が国において創造され、又は継承され、国民に多くの恵沢をもたらすものとして、優れた価値を有すると認められるに至ったもの。」

としています。

そして「古典の日」なのですが、

「11月1日と定め、国及び地方公共団体は、古典の日には、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めるものとする。」

としているのですが、この辺の詳細については、「古典の日に関する法律について(2P 165KB)」をご覧下さい。

 そこで、国は、今年度からは,文化庁の補助事業である「地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ」事業(29億円)や「文化遺産を活かした地域活性化事業」(34億円)において,「古典に親しむ活動の実施」を用意しました。事業の目的の一つとして募集要項に明記すれば、地域の取組を支援することにしております。

 下妻市もこれに応募して、本日の開演に至ったわけですが、他の地域では、どんな事業が行われたか、ご参考までに、この下妻市のことも掲載されている「文化庁・支援事業による古典の日にちなんだ取り組みの例(1P 72.5KB)」をご覧下さい。

 確かに祭礼等で演じられる「お囃子」「舞」など、伝統のあるものは、地域住民の一体感を生み出し、地域の連帯を強めることに役に立ったいる、と思います。しかし、昔とは大きく違ってきた生活形態が、こうした伝統を忘れさせようとしています。

そこで、こうした活動を保存活動の一環として活用するためにも、主催者の「下妻市伝統芸能保存連合会」の皆様には、これからも、ますますのご活躍をお願いしたいと思います。

五行の舞の様子

 さて、演目について、なのですが、実は、当日は、じっくりと拝見させていただく時間をとれませんでした。しかし、下妻市「大宝八幡宮十二座神楽保存会」による「五行の舞」については、是非、皆様にもお見せしたいと思いますので、写真だけ掲載させていただきます。

五行の舞の様子

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2013年11月22日

自由民主党下妻常総支部 平成25年第10回定期総会

 昨年度は、大子町に移動しての総会でしたが、今年度は、地元「下妻JA下妻地区センター」で開催しました。

受付の様子

 まだ民主党政権が、いつ解散されるかわからない中、下野した自由民主党として開催された昨年度の総会、何とか政権奪還をと、悲壮感があるものでした。しかし、今回は、衆議院選挙で政権を取り戻し、今夏の参議院選挙では、「ねじれ」を解消することができましたし、また、新たに田所衆議院議員と上月参議院議員を国会に送り出すことも出来ました。さらに、アベノミクスなど、現政権への期待度が高いことともあいまって、数年来の盛り上がりを見せた総会になりました。

ご挨拶させていただきました

熱心に聴く皆様

 自由民主党の茨城県支部の党員数は、東京都についで全国二位なのですが、約三年半前に政権を追われて以来、ずいぶんと党員数が減ってしまいました。そんな中にあって、この「下妻常総支部」は、今年で創立10年を迎えました。この地域の中で定めた党員数の目標には、ちょっと足りないのですが、党員各位の努力は認められて、今年、『優秀な党支部』として、安倍総理大臣から表彰を受けるまでになりました。

これも、ひとえに党員各位のご協力の賜物であり、支部長として党員皆様に深く感謝する次第であります。

祝賀会でご挨拶させていただきました

乾杯の様子

 さて、総会は、24年度実績と25年度の事業計画・予算について報告と決議が行われ、全員一致の賛成を得て終了しましたが、下妻市からは、市長、議長、県議会議員では、白田議長、さらに国会議員では、田所衆議院議員、上月参議院議員などがご挨拶をして下さいました。

あいさつ回り

奥様も参加しました

 なお、今回は、10周年、ということで、総会の後にささやかな『記念祝賀会』を開かせていただきました。

毎回、党員の皆様には、開催のためにいろいろご協力をいただいております。会場の設置、駐車場での誘導、受付、などなど、いろいろしていただいているのですが、中でも、支部『女性部』にしていただいている『手料理』には、毎回、本当に助かっています。簡単なものですが、何百人分もの『手料理』ですから、その準備は、多人数でも大変なものになります。

手料理

手づくり作品

 こうした党員の方々に支えられて今がある『下妻常総支部』ですし、私自身も深く感謝しております。現在、目標に少し足りない、この支部の党員数なのですが、党員数が増えれば、その分、発言力が増し、この地域の要望を伝えやすくなります。

いつでも受付をしておりますので、是非、ご連絡をいただけたらと思います。

 祝賀会では、党員皆様へのご挨拶周りをさせていただきましたが、普段、あまりお会いする機会がありませんので、いろいろな方からさまざまなご意見をいただくことが出来、大変有意義な総会と祝賀会だったと感じております。

話を聞く

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2013年11月18日

筑西・桜川両市長への要望(11月18日)、新中核病院の建設にかかわる知事への要望(11月14日)

『新中核病院計画』をご存知でしょうか。
下妻地区の皆さんは、ご存じない方が多い計画だと思いますが、この地域の医療問題への解決策として県の医療対策課が、地域医療の課題解決策としている計画のひとつです。

下妻地区は、筑西市と共に「筑西・下妻保健医療圏」を構成していますが、この医療圏の問題は、次のとおりだと、県は捉えています。

  • 心疾患及び脳血管疾患の死亡率が全国平均を大きく上回っており、県内9保健医療圏の中でもワースト1位となっている。
  • 医療資源が不足、特に緊急を要する急性心筋梗塞に対応できる病院がなく、脳卒中への対応も不十分。
  • 医師不足等により、公立病院2病院が疲弊し、事実上、急性期医療が担えていない。
  • 軽症患者までもが圏域外へ流出。(入院患者の自足率が50%以下)

茨城県が、この医療圏に対して、こういう風に問題をとらえている、ということは、下妻地区の皆さん、ご存知だったでしょうか。これも、ご存じない方が大多数だと思います。でも、「救急車が、平均8分程度で到着してくれても、病人を収容する病院を決めるのにそれ以上の時間がかかる。」という事実は、体験されたり、お聞きになったことは、ありますでしょう。そういうことなのです。

 それで、この問題、どう対策するか、について、茨城県医療対策課は、次の結論を出しています。

この中に、上述の「新中核病院」が出てきていますが、病院建築の母体になる筑西市・桜川市には、それぞれやお互いの間に、いろいろ問題があって合意形成が出来ず、「地域医療再生計画」に基づく国の交付金申請期限、本年度末が目前に迫ったここに至るまで、建築計画がまとまらないのです。

 交付金なしでの新中核病院建設は、まず不可能ですし、地元の計画が纏まってもいないのに、交付金申請などできるはずもありません。つまり、このままで行くと、「新中核病院」は、当分、作れない、ということになるのです。

こんなことで、地域医療の崩壊が起きて良いのでしょうか。

 そこで、地元選出の超党派の県議5人が14日、病院建設に向けた働きかけを求める要望書を橋本昌知事に提出しました。筑西・桜川両市の合意形成と、国への交付金申請期限の延長の働きかけをお願いしたのです。

知事への陳情

会議の様子

 また、18日には、今度は、筑西市と桜川市の各市長を訪問し、各市長宛に同様の要望書を提出して、新中核病院計画の早期実現をお願いして来ました。

筑西市長との撮影

桜川市長ともお話させていただきました。

要望書に記載してありますが、地元県議会議員も最大限の努力と支援を行って参りますので、筑西市・桜川両市が早急に方向性を明確にし、一日も早く建設に着手出来ますようお願いをして参りました。

その甲斐あってかどうか、11月21日の茨城新聞には、筑西・桜川の両市は、それぞれに市議会全員協議会を開き、再編・統合の枠組みや建設場所等を協議する「基礎的事項調整代表者会議」(仮称)を設置し、具体的に両市の話し合いを進めることで合意。

今年中に基本的な事項について結論を出し、新中核病院の建設に合意した上で、県を通じて国に地域医療再生臨時特例交付金25億円の期限延長を要望し、建設に向け「建設推進会議」したい意向だ、と掲載されました。

席上、筑西市須藤市長は、「これを最後のチャンスとして地域に密着した医療体制を確立したい」と述べ、桜川市大塚市長は、「新中核病院建設に大きく一歩進んだ」と述べましたが、本当に「これが最後のチャンス」だと思いますので、私達、県議会議員も、出来る限りの応援をしますので、両市の努力には、大いに期待したいと思います。

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2013年11月17日

中之島流大正琴 琴ひろ会発表会

会場となった下妻市文化会館

 下妻市文化会館で開催された本発表会は、もう七回目になりますが、私は、毎年お招きを受けてご挨拶をさせていただいております。

 大正琴は、その名のとおり、大正元年、二弦琴をもとに、タイプライタにヒントを得て発明されたそうですが、鍵盤があるため、音高を初心者でも正確に出すことができるなど、比較的簡便に演奏可能であるため、家庭用楽器として大正時代に大流行したそうです。「琴ひろ会」というのは、市内の方が中之島流大正琴を始められたのがきっかけでしたが、それは、もう、15年前ということでした。

「中之島」流の方は、日本が新しい時代を迎えた平成元年、中琴幸氏が、まさに「大正琴」の新時代を担うべく、中之島流大正琴を創流したと、そのホームページで述べられています。

ご挨拶させていただきました

 ところで、この「琴ひろ会」と私の関係ですが、むかし、私が、下妻市文化団体連絡協議会の元で、「和太鼓」をやっていた時、尺八とか他の団体と一緒に下妻市の文化祭でご一緒したのが切っ掛けでした。

 また、当時は、「琴ひろ」主催者のお子さんと私の息子が、学年が一緒だったこともあり、その後も演奏会にお招きをいただいて、いろいろお話をさせていただくようになりました。このような交流の中で、お付き合いを始めさせていただいている集まりは、「カラオケ」とか「ゴルフ」とは、「夏祭り」だとか、他にもいろいろあります。

 政治家としては、下妻地区や茨城県の状況などについてお話をして、政治を身近に感じていただきたいと考えておりますので、私は、こういう機会には、できるだけ出席させていただくことにしております。

 普段、あまり政治に興味をお持ちではない方々も、私が、皆さんの身近で、具体的なことを例に挙げてお話をすると、熱心に耳を傾けて下さいます。

 このサイトをご覧になってくださっている皆様の中にも、もし、「話を聞いてみよう」ということがありましたら、喜んでお伺いいたしますので、事務所へのご連絡をお待ちしております。

演奏の様子

 さて、この中之島流大正琴は、「大正琴を通じて、子ども、若者からご年配の方まで、幅広い年代層に音楽を愛する人生の素晴らしさを共感していただける」ことを目指しているとおっしゃるとおり、哀愁を帯びた音色で聴衆を魅了して下さいました。

 こういう生の演奏をお聞きになると、日頃のストレスを発散できて、明日の健康につながるように思えます。「琴ひろ会」さんには、これから先もずっと、こうした演奏会を開いていただけるようにお願いしたいと思います。

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2013年11月17日

第二十五回砂沼マラソン大会

 昨年は、都合がつかずに来賓として出席できなかった本体会でしたが、今回は、開会式に出席して、ご挨拶をしてまりました。

ご挨拶させていただきました

 平成元年11月23日に第一回大会が開催された本体会、今回は、会場を「砂沼サンビーチ特設会場」に変更し、昨年よりも盛大な開会式になりました。

早朝からの晴天に恵まれ、県内外より1388名が参加したマラソン大会となりました。

早朝の会場

 下妻市と防災協定を結んでいる浦安市からも47名の参加をいただきましたが、年々、知名度が上がって、県外からの参加者も増えてきました。また、今回からは、タイムの自動計測を採用し、完走記録証の当日発行できるようにするなど、大会を盛り上げています。

ゼッケンの確認ICタグは大丈夫

 さて、本体会の趣旨は、生涯スポーツに対応した体力の維持・向上、心身の健康についての意識高揚、市内外の参加者を求めて、砂沼を通して市の活性化を図る、と言うところに置かれています。

 今、市民、国民の「健康」は、本人ばかりではなく、市や国の財政上でも重要になってきています。つい先日、「医療費減らず、最高37兆円」という報道がありました。このままでは、大変なことになります。

 もし、市民、国民が日頃から運動や食生活を通して健康意識を持って生活し、薬も要らない、入院もしない生活を送り続けられるようになると、医療費の問題は、大幅に改善されることになります。

 ですから、市も国も、「どうやったら健康な生活を維持してもらえるか」に腐心しています。皆さん個人にとっても、薬を飲んだり、入院したりするより、機会を見つけて体を鍛えて、健康な生活を送ったほうが良いに違いないと思います。

主催と共催

下妻市は、国のスポーツ基本法(平成23年法律第78号)改正に伴い、「下妻市スポーツ推進委員規則」「下妻市スポーツサポーター規則」を改正して、一層の教育振興に取り組んできました。主催者・共催者の一覧をみると、下妻市が一丸になって、本大会に取り組んでいることがわかります。ですから、本大会の競技役員数も、約300名に及んでいます。

 ご参考までに、下妻市は、教育の振興と充実を図るために、「下妻市教育振興会」を組織しておりますが、その組織構成員としては、次のとおりで、教育関係のほとんどの範囲を網羅しております。

  • 下妻市及び下妻市教育委員会
  • 下妻市校長会、下妻市教育研究会、下妻市PTA連絡協議会
  • 下妻市社会教育委員会議
  • 下妻市青少年問題協議会
  • 下妻市民生委員児童委員協議会
  • 交通安全協会下妻支部、交通安全母の会下妻支部
  • 下妻市体育協会
  • 下妻市子ども会育成連合会
  • 青少年を育てる下妻市民の会
  • その他教育関係団体

 こうして、スポーツ振興に力を注いでおりますから、2020年のオリンピックや、その1年前の茨城国体には、この中から選手が出てくるかも知りません。

しかし、無理は、禁物。私は、マラソンと人生は通じるものがある、と考えています。 どちらも「ペース配分」が重要です。がむしゃらに走って途中で息切れでは、ゴールすることは出来ません。くれぐれも、ペース配分を考えて走って下さるようにお願いしておきました。

ミーティングをする出場者

作戦会議をしているのでしょうか

開会式もお開きになって、みんなで準備運動をし、いよいよスタートと言うことになります。参加者の皆さんは、それぞれのグループごとに円陣を組んで「作戦会議」です。

競技は、距離、学年、年齢等により20種類に分かれています。最初は、小学生男女の距離2300mが、9時スタートで、最後は、一般男女と高校男女の距離6500m。走行時間は、10分から40分程度です。

スタート

各競技の終了後には、「豚汁」が待っています。私は、最初のスタートを見送った後、豚汁担当の皆さんにご挨拶をして、帰途に着きました。

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2013年11月15日

平成25年度 下妻市戦没者追悼式

 晩秋の晴天に恵まれたこの日、先の大戦で戦没された本市関係の方々を追悼する式が、下妻市民文化会館大ホールで、執り行われました。

式場

「先の」大戦、と書きましたが、終戦から、もう、約80年が経過してしまいました。
下妻市関係の戦没者は、千百余命、と聞きますが、遺族の方々もも高齢化がすすみ、年々、出席者が減少してきています。今年は、約二百名弱の出席者でした。

追悼式には、「遺族会」、市長、市会議員、民生委員、区長などの皆さんが出席されましたが、私も県会議員として出席し、追悼の辞を捧げさせていただきました。

追悼の辞を読む

 下妻市に限りませんが、この八十年、私達が平和を享受してこられたのは、国難に尊い命を捧げられた戦没者の方々がいらっしゃったからこそだと思います。しかし、一方、戦場に散華された英霊各位やご遺族の皆様のご心中をお察し申し上げるとき、万感、胸に迫るものがあります。

 あれから八十年、今、日本は、国際的な諸問題を平和的に解決すべく、国連主導で取り組む対策に寄与する国際貢献を期待される立場になりました。国内的にみると、茨城県でも、つくばエキスプレスの開業によって人・物・文化等の交流が、ここ数年、大きく変動をみせております。さらに、茨城空港の開港によって海外にも身近に渡航することが出来るようになり、グローバル化が進展してきております。

 時の経過は、往々にして、大事な事を忘れさせてしまいがちです。
しかし、こうした変動の世の中にあっても、我々市民が今日あるのは、尊い命を捧げてくれた英霊各位があるからこそであることを忘れてはいけません。肝に銘じ、その認識を忘れることなく、語り継ぐことで、二度と戦争を繰り返さないよう努力して行かなければならない、と思います。

献花

 私は、県会議員として、県民が、安心・安全の生活を送れるよう日々努力を重ねて行くことを英霊にお誓いして、追悼の辞、とさせていただきました。

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2013年11月12日

文化財の保護(小野子町千手観音坐像開基700年祭)

 国は、歴史上、芸術上、価値の高い文化財が海外に流出することなどを防ぐため、仏像や絵画、刀剣など1万点あまりを、重要文化財に指定しています。 それらの管理者は、売買や移転については、決められた手順を踏まねばならないことになっています。

 ところが、つい最近、国宝を含む国の重要文化財が、各地で所在不明になっていることが、NHKの取材で明らかになった、という報道がありました。

その数は全国で76点に上り、文化財保護法で義務づけられた届け出をせずに重要文化財が無断で売買されていることが判明し、文化庁は所在不明の実態について確認を進めることにした、という事です。

正面坐像

 ところで、私が居住している下妻市の小野子町には、鎌倉時代に作られた由緒ある「千手観音坐像」がある、と言うお話を、何度か掲載致しました。

 この坐像は、いろいろ経緯があって小野子町で祀られる事になったのですが、私が県議会議員になった平成7年当時、この由緒ある坐像を「県の文化財」にしたいと考えました。しかし、制作から七百年近く経っていて、何度かは修復されてはいたのですが、状態が良くありませんでした。文化財登録のためには、費用をかけて修理しないと、ということでした。それで、いろいろ奔走して、県や市のご協力をいただいて、なんとか修理をして県の文化財指定にしていただきました。

仏師の説明

上の写真は、開基700年祭の時に、この坐像を修理した時のこと等について、町内の方々、関係者が、説明を聞いているところですが、冊子を持って立っていらっしゃるのが、修理を担当した仏師、小松崎先生です。なお、皆さんがご覧になっている「冊子」は、修理時の要所々々を記録しておいた写真を私の事務所でまとめて、冊子にしたものです。

 この式典には、県や市からも祝辞をいただき、私も上述の様なお話をして、ご挨拶とさせていただきました。

ご挨拶させていただきました。

 下妻市にある県指定の文化財は、下の図のとおりですが、この坐像の管理者は、「小野子自治区」としてあります。つまり、一町内で、この坐像をお守りしているのです。一月の「文化財防火デー」には、その訓練をすることも掲載したことがあります。

下妻市の文化財下妻市(旧下妻市)の文化財

 話を冒頭に戻しますが、全国で文化財が紛失したり、売買されてしまっている現実をみるにつけ、この町内の文化財に対する対応には感心しています。

約170軒の町内に「趣意書」を回し、賛同を得て「開基700年祭」まで行ってしまうのです。これも、町内のみんなが、坐像を大事にしようとする気持ちがあるからだと思います。

なでさすり

お開きのお参り

 また、町内の「和」というか、「まとまり」があることも、そうしたことが出来る要因の一つだと思います。そういえば、この七百年祭の実行委員長さんは、町内のみなさんが、それぞれ忙しく立ち働いている様をみながら、「町内は、こんな風にいろいろみんなでやることでまとまってゆく。」とおっしゃっていました。私も、同感です。

町内懇親会

お昼の準備

 こういう管理者なら、県も安心して文化財の保管を任せられます。

逆に見ると、現在は、ほとんど個人に任せられている「文化財の保護」なのだそうですが、誰しもいろいろな事情があって、必ずしも「保護してゆこう」という気持ちを維持できるとは限らないのではないか、と思えます。そういうことが、報道されているようないろいろな問題になって現れていることの原因なのではないでしょうか。

 特に国宝指定の重要文化財については、今後は、管理主体を良く検討する必要があると思います。

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2013年11月10日

イルミネーションナイト2013(下妻駅イルミネーション点火式)

 下妻駅に「イルミネーション」を飾って点灯させようという催しが、「しもつま生活向上夢工場実行委員会」主催で行われ、ご挨拶をして参りました。

 主催者のご挨拶に寄れば、

「市内の小中学生、高校生、障がい者のみなさんといっしょに、手作りのあかりアートプロジェクトに広がりつつ、常総線の開業100周年を記念し、また宮沢賢治がなくなって80年目にあたる年、賢治へのオマージュとして、下妻駅と栗山商店街に賢治ワールドを出現させます。 『きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしにいく。どこまでも僕たち一緒に進んでいこう。』常総線とともに歩んできた商店街は、関東鉄道を銀河鉄道に連結し、みなさんを冬の銀河へいざないます。

ということなのです。

ご挨拶させていただきました

点灯式の様子

 茨城県では、「商店街活力向上支援事業」として、「商店街活性化コンペ事業」を行い、各市町村の商店街活性化プランを募集し、これをコンペ形式で選択して補助金をだしています。この事業の目的は、「商店街活性化を目指した賑わいづくり,地域コミュニティの拠点づくり,個店の経営力向上等の取組を市町村と連携して,総合的・継続的に支援する。」ところにあります。

 特に下妻市だけ、とは限りませんが、メディアでも「商店街の縮小」「空き店舗の増大」に伴って、「シャッター街」などが問題になっています。国や県が、こうした事業に力を入れ始めたことには、納得されることと思います。

 さて、この事業は、数年前から行われているのですが、今年、平成25年度は、この「下妻市生活向上夢工場実行委員会」の事業名「くりやま『コミ×コミ』プロジェクト~誰もが事業主!ワークショップ」が優秀賞のひとつに選ばれたのです。

 そして関連各位のご努力により、りっぱなイルミネーションが完成して、開業100周年の常総線の下妻駅前を飾ることになったのです。

イルミネーション全景1

 ところで、商店街の活性化と一口で言いますが、これは、大変なことだと思います。逆に、なんで不活性化してしまったのかの方が、考えやすいかも知りません。

私が子供の頃、街中は賑わっていました。通行人が絶えず、特に夕方近くは、買い物客などが、あちこちの商店に出たり入ったりしていたのです。

寂れた商店街

 それが、モータリゼーションが進み、大型店舗の出店となり、郊外に大店舗ができ、実際にお店に行かなくても、買い物が出来たりするようになると、それに比例して街中の商店街が寂しくなってきたように思います。

不活性化には、いろいろな環境の変化があった、と思うのです。

イルミネーション全景2

 「活性化」の一つには、「人の流れ」があると思います。

今回の行事は、「関東鉄道100周年」を記念しているということもあります。もし、関東鉄道がなかったら、今の下妻市もなかったことでしょうし、今後も、もし、関東鉄道がなくなるようなことがあったら大変です。そんなことになれば、「人の流れ」を絶ってしまうことになりますので、何とか関東鉄道を応援したいところです。

 守谷駅で、つくばエクスプレスに接続できたことは、その「人の流れ」を活性化するためには、大変役に立っているのですが、「守谷駅まで車で行って」の人が多いのです。 下妻駅には無料駐車場もありますから、ぜひ、下妻駅から関東鉄道を利用していただきたいと思います。

イルミネーションの馬

イルミネーションで飾られた線路

 みんなで「活性化」の努力をして行かなければ、と思います。このイルミネーションだけではなく、他の商店街の方々にもアイディアをどんどん出していただいて、「人の流れが絶えない」商店街になれば、と思います。

私は、皆さんに負けないように、「東京直結鉄道」誘致運動を通して、その実現を目指し、「人の流れ」を大きく変える努力をしてゆこうと思います。

今後とも、皆様のご支援を切にお願いするところであります。

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2013年11月10日

平成25年度下妻市防災訓練

 昨年は、下妻市立東部中学校校庭で開催されました下妻市の防災訓練ですが、今年は、砂沼サンビーチの駐車場で開催されました。この防災訓練、来年は、千代川中学校で開催される予定です。というのも、本防災訓練は、この三つの中学校を「区」として分けて、周辺住民の参加を求めて順番に実施する、と言うことになっているのです。

今回は、「下妻中学校区」での防災訓練、ということになります。

 なお、主催は下妻市で、「茨城県西南広域消防本部下妻消防署」が共催しております。

 訓練の目的は、「災害基本法」「下妻市地域防災計画」に基づいた防災活動が、災害時に円滑に行えるよう、相互協力体制を強化すること、そして、市民の防災知識向上、技術の習得を目指し、なにより、「防災意識の高揚」を図るところにあります。

 訓練のよりどころとされている「下妻市地域防災計画」は、東日本大震災の発生を受けて、国が、「防災基本計画」、茨城県が、「県地域防災計画」の改訂が行いましたので、下妻市でも災害対策基本法の規定により、下妻市防災会議を開催し、「下妻市地域防災計画」の改訂を行っています。

 このことについては、下妻市ウェブサイトの「消防交通課」にその詳細が掲載されていて、地震・風水害・大規模災害対策について、詳しく計画されています。いろいろな災害の場合について記載されていて、例えば、市内に「航空機の墜落」事故により多数の死傷者等の発生した場合は、どうするか、といったことまで検討されています。

 ですから、「その時になって」その対策を実際にできるかどうか、これはもう、訓練しかない、と言うことなのだと思います。

 そのことは、「下妻市地域防災計画」の中の「地震災害対策計画編」にも記載してあって、第2章第4節「防災教育・訓練」が、今回の訓練の基本です。

ぜひ、皆さんも一度ご覧になってみて下さい。基本方針を定め、対象を分け、各対象にどんな訓練をするか、綿密に計画されていますし、市民各自がどのように対応すべきかも記載されています。

 「茨城県南西部を震源とする直下型大地震」を想定した今回の訓練は、次のように実施されました。

訓練進行表

地震発生により「災害対策本部」を設置することから始まって、「被害状況把握」、「救援物資輸送」、「建物火災消火」、「交通事故救出・搬送」などの、いわば「公の訓練」があり、そして「初期消火」「バケツリレー」「救急救命講習」など、「個人の訓練・技術習得」に相当する訓練種目が並んでいます。

ご挨拶させていただきました。

訓練参加者の皆様

 また、参加協力機関としては次のとおりですが、消防・警察はもとより、民間の会社や自衛隊も参加する「総合防災訓練」になっています。

なお、「千葉県浦安市」とは、昨年4月に防災協定を締結しておりますので、昨年の下妻市防災訓練からご挨拶をいただいています。

バケツリレー

救助訓練

消化訓練

 今回の、この「下妻中学校区」の「下妻市防災訓練」は、「直下型地震」を想定して、それに関連して起きるであろう災害についての防災訓練でした。もちろん、3年前の東日本大震災は、教訓にすべきですが、最近、あちこち起きている「水害」につきましても、鬼怒川、小貝川にはさまれた下妻市は注意を怠ってはならないと思います。終了式のご挨拶中で、他の方々も触れていらっしゃいましたが、災害対策での重要なことは、「日頃の防災意識の向上」だと思います。

倒壊家屋からの救出

車に閉じ込められた人の救出

火災消化訓練

 本訓練開始の一時間ほど前には、下妻市で震度4、筑西市で震度5を記録する大きな地震がありました。いつ起きるかわからない災害に備えるためには、行政側の備えも必要ですが、なにより「市民の防災意識」が重要であり、その意味では、本訓練は、大きな成果を挙げていると考えております。

 まさに、「備えあれば憂いなし」なのです。

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2013年11月10日

第十二回 旧四市町村ソフトボール大会

 千代川運動公園の野球場で、早朝から「旧四市町村ソフトボール大会」が開催され、ご挨拶をさせていただきました。

ご挨拶させていただきました

 平成15年9月に「下妻市・八千代町・千代川村・石下町」の合併協議会が設立され、これから平成の大合併を、となった当時、それぞれの市町村とソフトボール大会を通して気心を通じ合い、合併に寄与できれば、と言う思いで始まったのが、この大会の発端でした。いろいろあって、結局、平成18年1月1日に、下妻市と旧千代川村の合併と言う現在の形になったのですが、本体会は、それからも続いており、今回、12回目を迎えることになったのです。

審判団の皆様

出場メンバーの皆様

 12年前の合併では、現在の様な結果になっていますが、このめまぐるしく変化する世の中ですから、また、いつ、同じような機会が訪れないとは、限りません。そんな機会が訪れなくても、近隣地域との関係は、とても重要で、こうした機会を通じてパートナーシップを深めるのに役に立つと考えています。

 この日は、本大会の開会式のすぐ後に、下妻市防災訓練の開会式がありましたので、いつものように観戦することは出来ませんでしたが、終了後の懇親会には、出席し、親交を深めさせていただきました。

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2013年11月3日

「茨城をたべよう収穫祭」のこと

 笠間市が主催し、「茨城をたべよう運動推進協議会」が後援する「収穫祭」は、「笠間芸術の森公園」で開催されました。茨城県としても、地産地消の機運をより一層盛り上げ,本県農林水産物の消費拡大を図る事を目標にしておりますから、本収穫祭では、、茨城県の「農林水産部販売流通課アグリビジネス推進室」が出店者の申し込み受付をしておりました。

 この収穫祭の模様は、「茨城を食べよう収穫祭131104」のとおりなのですが、私も、茨城県の農林水産委員をしておりますので、本件の農林水産物について、消費状況等を考えてみたいと思います。

 まず、現状、なのですが、茨城県の農産物の消費状況は、どうなっているか、ということについて、次の図をご覧下さい。

首都圏の食を支える

平成24年度の東京中央卸売市場での青果物取扱高を見ても、どれだけ茨城県の農産物が、首都圏の食を支えているか、お分かりになると思います。

 では、生産状況はどうなのでしょう。
これを、全国的に見ては、どうなのかと調べてみると、平成23年度「品目別農業産出額」でみると、全国第一位から第三位に入るものが、こんなにあるのです。

農業産出額

こうした結果は、関係者の多大な努力によるものですが、一方で、東日本大震災後の風評被害が、まだ、あります。実際には、下の図にもありますように、膨大な数の放射能検査をしていて、出荷物には問題はないのですが、そこは「風評」ですから、「問題がない」ことを徹底的に説明して納得していただく他ないのです。

放射能の風評被害

 ところで、茨城県外に販売するばかりではなく、「地産地消」と言うことも重要です。「地産地消」とは、地元で取れたものを地元で消費する、ということですが、次の図のように、単に販売量を増やすことへの貢献だけではなく、「環境への負担」が少なくなるのです。

地産地消のメリット

 以上のように茨城県は、農産物の生産高については、種類、量とも全国一、と言えるほどなのですが、「知名度」が低いのではないか、と思っています。そこに持ってきて「風評」です。

 おそらく、現在、「茨城県産」と聞けば、優良品、と思う人より、「福島に近い」「放射能」と連想してしまう人の方が、全国的には多いのではないか、とも思います。

「茨城産」がひとつのブランドのようになれば、この先、販路拡大も見込まれると思いますが、そのためには、もっと、もっといろいろな手段を使って宣伝しなければならないと考えています。

 私は、この収穫祭を開催する意味は、そこにあると考えています。

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これまでの活動履歴

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