2013年10月の活動index
- 10月26日
- 第12回カラオケのつどい (騰波ノ江地区商工共栄会)
- 10月21日
- 今年も『くわばらさま』
- 10月19日
- キャンドルナイト2013しもつまやちよ
- 10月18日
- 平成25年度 下妻市表彰式
- 10月10日
- 長塚橋の撤去(道路等の整備事業)
第12回カラオケのつどい (騰波ノ江地区商工共栄会)
騰波ノ江地区の商工共栄会主催による「カラオケのつどい」にお招きを受けて、ご挨拶をさせていただきました。
おりしも、台風27号が接近をしている土曜日。いくつか予定されていました他の行事が、取り消しや延期になった中、どうなることかと心配をしておりましたが、雨、風とも思ったほどでもなく、予定通り開催されました。
場所は、「道の駅 下妻」のお隣。梨の時期になると、直販所が出来て、たくさんの人が梨を求めにいらっしゃる場所です。正式には、「騰波ノ江JA梨第二選果場」というところです。
梨の時期、車で「道の駅しもつま」に右折すると、「直売所」の看板が目立つ、あそこです。そこに、こうした舞台を作って、カラオケ一式を準備しての開催です。
ここは、農業従事者の多いところで、今は、梨、ぶどうや、お米の取り入れも一段落して、こうした集まりにも参加しやすい時期ということも、あるのでしょう。雨天にもかかわらず、たくさんの入場者がいらっしゃいました。
茨城県には、全国順位1,2位に入る農作物がたくさんあって、日本有数の農業県なのですが、これも、ここにいらっしゃるような方々が、支えて下さっているわけです。これからも元気に働いていただき、後継者を育てていただかなければなりません。
今日は、ゆっくり楽しんでいただいて、英気を養っていただけたらと思いますと、ご挨拶を申し上げました。
こうした集まりに出席しますと、必ずといっていいほど、顔見知りの方々にお会いします。毎年、あちこちの集まりにお伺いしていますが、昔、若かった方々は、だんだんと貫禄が出てきて、若い方々が第一線に出てこられているのを目にします。
それもそのはず、気がつけば、この仕事をして、まもなく二十年になろうとしているのです。今日も、そうした方々とお話が出来て、楽しいひと時を、私も過ごすことができました。
今年も『くわばらさま』
昨年のちょうど今頃、下妻市南部には、下妻地方広域事業組合の管轄する「クリーンポートきぬ」「ヘキサホールきぬ」「フィットネスパークきぬ」などがあって、この地域の環境保全のための重要な働きをしており、毎年、「環境整備協議会」を開いているお話をしました。
こういう施設が建設される前は、そこの田畑にいらっしゃった「田の神様」は、現在の「クリーンポートきぬ」敷地内に「おひっこし」いただいたのですが、元の場所「桑原」にちなんで、「くわばらさま」と呼ばれています。このことは、昨年10月の「活動報告」に掲載してあります。
私も毎年、「環境整備会」に招待され、同時開催の「くわばらさま」にも出席していたのですが、今年は、県の議会開催中で、出席が危ぶまれていました。しかし、「クリーンポートきぬ」敷地内の「くわばらさま」にお参りする時間は取れそうだ、ということになり、急遽、かけつけました。
「くわばらさま」は、地元の人たちが、自分達を取り巻く天然自然に感謝したり、お願いをしたり、そうしたお参りをする「作神様」で、特定の宗教や、参拝することが問題になる様な神様ではありません。地震、台風などの被害や病気等を避けたい一心で、手を合わせる素朴なものなのです。
実は、「くわばらさま」にお参りするのは、今回が初めてでした。それまでは、写真で拝見しているだけでした。例年なら、「環境整備協議会」に出席して、その後の流れでの「くわばらさま」だったのです。
今年は、時間の都合で、直接、拝見することができたわけですが、ダンプカーが行き来する往来のすぐそばに、ひっそりたたずむ「くわばらさま」に、「この地に厄災が及びませんように」と、お願いを致しました。
キャンドルナイト2013しもつまやちよ
現在、2013年11月11日~22日の日程でCOP19・COP/MOP9(国連気候変動枠組条約第19回締約国会議および京都議定書第9回締約国会議)が、ポーランド・ワルシャワで開催されています。その会議の報道によりますと、先進国とそれ以外の国の間で、二酸化炭素削減量や、その方法などについて一致が見られていないようです。
不一致意見の代表的なものは、二酸化炭素を増大させてきた「先進国の歴史的実績」を指摘して、自国に利そうというものです。こうした国家間の駆け引きのために、世界的な温暖化対策は、まとまらないでいます。
約一月前になりますが、この環境を考えるイベントがあり、ご挨拶をさせていただきました。『キャンドルナイト2013しもつまやちよ』がそれで、多くの観客で賑わいました。
このイベントの由来と主旨は、映画「不都合な真実」をみてその中の台詞、
「今後10年間のうちに地球温暖化に対する取り組みを本気で
行わないと地球はもう人間の力ではどうにもならないところまで
悪くなってしまう。」
という部分に衝撃を大きく受けたことから始まり、その防止のために、
「自分たちも何か出来ることをやろう。そしてせっかくやるならば地球温暖化防止のみならず郷土愛、隣人愛、家庭愛などが深まることをやりたい」
ということになり、
それから何度も何度も議論し、話し合い、そして生まれたイベントが「キャンドルナイトしもつまやちよ」ということのようです。
映画、「不都合な真実」が発表されるずっと前から、「温暖化」については、語られてきました。なにしろ、産業革命以来、地球の二酸化炭素濃度や平均気温が、一緒に上昇し始め、北極の氷も、後を追うように解け始めたのです。
こうしたことは、不都合であろうがなかろうが、科学的な「事実」なので、その行く末は、普通に考えると、誰にでも想像がつくものでした。
しかし、不都合な「真実」、というだけあって、実は、映画の言っていることが「事実」なのかどうか、世界には、疑問に思っている人もいるのです。最近、とんでもなく凶暴な台風や酷暑が珍しくなくなったことについても、それは温暖化が原因ではない、と言う人たちもいるのです。
それはともかく、「温暖化防止」は、エネルギー問題と切り離して考えることは出来ませんし、「エネルギー問題」といえば、あの東日本大震災以来の「原発問題」だと思います。基本的に、将来のエネルギーを何でまかなうか、という問題です。
原発は、「やめてしまえ」という声もあります。もっとも、現状は、原発をやめたと同じ状況だと言えます。どの原発も稼動していないのですから。
ところで、この原発が停止して使えなくなった電力分だけ、みんなで頑張って、電気を使うのを我慢します、というのであれば、電力需給上は、いちおう、問題なくなると思いますが、今でもやっぱり、前の通りの原発分の電力は必要とされているのです。
それで、「夏冬の計画停電」などという話が出てくるのです。
だから、その電力分をまかなうために外国から高い燃料を輸入して、わが国は「赤字」に、ということになっています。もちろん、これらの燃料は、普通の燃焼をさせるのですから、鳩山前首相が、国連で約束した「二酸化炭素低減量」を達成することは出来なくなります。それに、「不都合な真実」風に言えば、現在は、そんなわけで、一生懸命、温暖化加速に貢献している、ということになります。
それに、原子炉は、停止してれば安全なのか、ということもあります。震度7とか8とか、最近想定され始めたそんな大地震に見舞われても大丈夫なのでしょうか。「いらない」と言えば、それで、問題が解決するような原発ではない、と私は思っています。
このように、一口に「代替エネルギーを」と言っても、おいそれとは、『こうしよう』とは決定できない、それが、この「エネルギー問題」の難しさを現わしている、と思っています。
ところで、イベントでは、昨年に引き続き「大人の無責任さ」を非難して、「子供の未来を考えて」と訴える録画が流されました。とても、あんな小さな子供が考えたとは思えない内容なのですが、「正論」ではあります。
正論ではありますが、これが、実に、実現が難しいものがあります。とは言っても、なんとか「温暖化防止」を、ということになります。
温暖化防止のために、まず、このような子供達にお願いをしたい。
「早寝、早起き、好き嫌いをせずに健康に気をつけ、学校では、先生の教えを守って考える力をつけなさい。」ということです。
それが、温暖化防止と関係があるのか、思われるかも知りませんが、「省エネルギー」という観点から考えてみて下さい。
テレビやゲームで夜更かしをせず、みんなが健康な体を保って「医者いらず」になれたらどうでしょう。学校で学んだ考える力を使って、ゴミのポイ捨てを防止したり、電車や車での移動をしなくて無すむ方法を考え出したりできたらどうでしょう。
こんなことは、ひとりひとりが出来ることですが、ゴミ収集車の出番を少なくしたり、電車や車を使った移動を減らしたり出来れば、一人ひとりの省エネルギー量は少なくても、やがて、大人も含めた全員がそうなれば、その省エネルギー量は、莫大なものになるでしょう。こういうことは、子供達だけでもできることだと思います。というより、出来る範囲でお願いしたい、という事です。
そして、お父さんやお母さんには、こうしたことを家族みんなで話し合える場を作っていただきたいと思います。
「エネルギー問題」と、とても難しそうですが、実は、ひとりひとりが小さな事でも、みんなで相談しながら、出来ることからやってゆく。そうしたことが、家族愛、隣人愛、郷土愛を深めて行くことにもなる、と思っています。
やがては、国民のそうした働きが国を動かし、新たなエネルギー問題解決策が出てくることになるかも知りません。
平成25年度 下妻市表彰式
下妻市の温泉がある『ビアスパーク』で、下妻市の表彰式が催されて、私も来賓としてお招きを受け、ご挨拶をして参りました。
市内在住の方で、市の発展に格別な功績のおありになった方々を表彰して感謝しましょう、というこの表彰式は、昨年も10月3日に開催され、今年、第二回目、ということになります。
今年の表彰者の内訳は、次のとおりです。総員43名の方達ですが、出席いただけたのは、17名の方々でした。
1 | 自治功労表彰(選挙管理委員会委員等) | 3名 |
2 | 一般功労表彰 | |
(1)地方自治の進展(代表区長、統計調査員) | 9名 | |
(2)社会福祉の増進(人権擁護委員、保護司、更生保護女性会役員) | 7名 | |
(3)保健衛生の向上(国民健康保険運営協議会委員) | 2名 | |
(4)災害の防止(消防団員、交通安全協会会員) | 21名 | |
3 | 特別功労賞(産業振興) | |
下妻完熟梨の開発(下妻の梨PRプロジェクトチーム) | 1名 |
最近、頻繁に報道されている福島原発の問題がありますが、そのせいか、茨城の農作物にも「風評被害」の影響があって、特に関西地方では、いまでも茨城県産に二の足を踏む空気があるようです。
今、ちょうど県の議会が開かれているのですが、六期目を迎えた橋本知事も、この点を大変心配していました。
それに、統計によると、30年後には、現在298万人いる茨城県の人口が、50万人も減少してしまう、とか、下妻市の人口は、現在より1万人も減ってしまう、という結果があるそうです。統計上のお話ですが、どうも、自然に増加してくる、という見通しはないようです。
一方、つくばエクスプレスのあるつくば市や、その沿線の市町村では、人口は、増える統計結果が出ています。これを、地域間の格差だから「仕方がない」とあきらめる訳には行かないでしょう。この格差を埋めるためには、地域間の競争が必要になってきている、と私は考えています。
この競争には、市民全員の協力がなければ、勝つことは難しい、とも考えておりますので、今回、表彰された方々にも、ますますのご活躍をいただいて、この下妻地区を発展させて行きたいと思います。
「東京直結鉄道」を実現を思い浮かべながら、こんなご挨拶をさせていただきました。
長塚橋の撤去(道路等の整備事業)
首都高速道路の橋梁などにたくさんの補修必要個所が見つかって、莫大な費用が必要だ、という報道がありました。老朽化、経年劣化が原因ですが、これを放っておくと、昨年暮れの「笹子トンネルの天井落下事故」のようなことになりかねません。特に、東日本大震災を経験した設備には、注意が必要です。
震災後、国が改めて調査した結果、築50年を越える橋が、どの程度あるか、そして今後、年月とともにどれだけ増加して行くかを知ると、愕然とします。
そういった橋梁の仲間のひとつに、下妻地区には、「長塚橋」があります。国道125号の旧道にかかるこの橋は、昭和15年にかけられ、73年も経過していて、老朽化により橋げた等が破損しています。
それで、現在、全面通行止め、にされています。この橋のある場所は、次のとおりです。拡大図と一緒にお示しします。
「長塚橋」と「新鬼怒川橋」は、こんな風に並んで鬼怒川にかけられています。
「全面通行止め」になっていますが、老朽化の進行は、今後、少し大きな地震があっても予断を許さない状態だと思います。「あるだけで危険」、そんな状態だと思います。
もともと、新鬼怒川橋架橋の際には、架橋の条件として旧長塚橋を撤去することが定められており、これまで国土交通省より管理者である常総土木事務所に対し、幾度となく撤去要請がされていたことから、平成21年3月末をもって歩行者及び自転車の通行止めを行い、危険橋梁として旧長塚橋の撤去を進めることにしていたのですが、今年、その撤去費用を予算計上することが出来ました。
なんでもそうですが、道路も新築した時から、どんどん古くなって行きます。道路ならば、路面を再生したり、交通量の増加対策に交差点を改良したりと、いろいろメンテナンスをしてゆかなければなりません。「長塚橋」は、撤去作業ですが、他の橋では、「橋梁修繕」も必要です。こうした「インフラ整備」は、どこの自治体でも避けて通ることは出来ません。
「長塚橋撤去」には、「地方道路整備費」として、約四千五百万円の予算をつけていただきました。また、皆さんご存知の「ジャスコ西側の294号線の四車線化」は、常総市中山町から筑西市野殿に至る四車線化の一部ですが、これには、四億円。
他にも、砂沼サンビーチから国道125号線の交差点の渋滞改良のために、六千万円、などなど、締めて八億九千万円弱の予算をつけていただくことができました。
もちろん、有り余っている予算からの配分ではありません。
私は、将来のために「東京直結鉄道誘致」活動に力を入れておりますが、現在あるインフラの確保があっての下妻地区の発展だと考えておりますので、この予算確保には、力を入れさせていただきました。
しかし、これも皆様の強いご要望とご協力、後押しが無ければ、できないことです。今後とも、皆様の力強いご協力を得て、下妻地区の発展に寄与して行きたいと思います。