2014年2月の活動index
- 2月28日
- 2月後半の県政報告会(21日:宗道地区、22日:蚕飼地区、23日:本宿・本城地区、27日:西町地区、28日:大形地区)
- 2月26日
- 自由民主党政務調査会による「大雪被害調査」(筑西市・結城市)
- 2月22日
- 東京直結鉄道・誘致促進大会 茨城ブロック決起大会
- 2月19日
- 県道沼田下妻線の高道祖地区のバイパス道路計画説明会
- 2月15日
- 豊加美地区の県政報告会
- 2月10日
- 下妻市内栗山の講演会
- 東京直結鉄道建設要望書を橋本知事に提出
- 2月9日
- 大雪の後始末
- 2月3日
- 節分の日(下妻神社と大宝八幡宮)
- 2月2日
- 総上地区 県政報告会
- 公明党茨城県本部の「新春の集い」に出席
- 2月1日
- 上妻地区県政報告会
2月後半の県政報告会(21日:宗道地区、22日:蚕飼地区、23日:本宿・本城地区、27日:西町地区、28日:大形地区)
21日の金曜日夜からの一週間は、2月最終日にかけて連続して「県政報告会」を開催しました。開催場所は、各地区の事情によって「集会所」だったり「普通のお店」をお借りしたりします。本宿・本城地区の報告会は、私の事務所で開催しました。
もう、今年も二月終盤なのですが、どの地区でも、支持者の皆さんにお会いするのは今年が始めて、という事になりますので、昨年12月の茨城県議会議長就任の頃のお話からさせていただきます。各地区の会長さんが、「下妻市では百年ぶりの県議会議長」と案内をして下さいますので、どうしてもその辺からのお話になります。
そして、県政については、これまでのこと、現在の状況、将来の問題とその対策に対する私の考え方をお話しするのですが、大体、全体で一時間ほどかかります。その後、会費制の懇親会に移って、「膝つき合わせての」意見交換をします。
大体の支持者の方は、私と直接会う機会は、ほとんどありません。私は、県議会議長就任のご挨拶の中で、『行動で県民と県政をつなぐ県議会』と申し上げているのですが、これは、最近始めたことではなく、県議会議員になる以前から、このようにして地元の方々の「現場の実状」を把握してきたのです。そして、そこから問題を摘出して市や県に対して対策となる行動を起こして来ました。
ですから、このように出来るだけ沢山の方々とお会いしてお話しをし、意見交換を行いたい思っておりますし、そうすることは、政治家のあるべき一つの姿だと考えています。
昨年12月の県議会議長就任以来、「時間が取れなくなった」という問題があります。議長には「公務」として、あちらこちらの集まりに出席したり、ご挨拶をしたりする、という仕事があります。
「茨城県議会」のホームページの「議長の活動記録」のバナーをクリックすると、私の「公務」が記載されていますので、どの程度の忙しさかは、そちらをご覧になっていただけるとご理解いただけるかと思います。「元旦の皇居での新年祝賀の儀」など、掲載されていない「公務」もありますので、議長就任以前との比較では、どうしても「時間が取れなくなった」ということになります。
このため、この県政報告会、ほとんどが夕方に、しかも双方の都合がつけば連日でも、という開催になります。
「現状」についてお話をする時、やはり、あの東北大震災による被害を語らなければなりません。あの時までは、茨城県への企業誘致は、たいへん順調に推移しておりました。それが、地震、福島原発の事故により、八割も減少した翌年の企業誘致と、今でも関西地方にはある「風評被害」となってしまったのです。
私は、当事、茨城県議会の「副議長」で、実は、当初、「議長ほどには」と思っていたのですが、呑気な事は言っていられない状況でした。地震により破壊された「物」の復旧作業も大変でしたが、茨城県の状況を「元に戻す」対策に追われました。
国には、「被災県」対象にしてくれるように働きかけ、そのおかげで茨城県では、「計画停電」は適用されませんでした。また、「震災復興支援」予算確保ができましたので、これを使った県の状況を元に戻す活動をして来ました。
その甲斐があって、昨年の「企業誘致数」は、ほぼ、震災前に復旧しました。特に、この県西地域に限ると、「もはや企業誘致をするための土地がない」状態にまでなりました。しかし、「風評被害」については、まだ関西地区には、その名残があります。
これについては、後で述べますが、そもそも茨城県を知らない、と言うことも原因の一つになっています。「茨城県は、南東北。東北地方の南に位置している」と考えている人々もいるのです。
茨城の食品がどれほど安全であるかについては、「茨城を知ってもらう」ことと一緒に説明して行かなければならない、と考えています。
「将来の問題と対策」については、次のようにお話をさせていただいております。実は、茨城県の人口は、毎年、減少してきているのです。
「大震災・原発事故の後,県内におきましても,人口減少は大変著しいものがあります。平成23年が14,444人,平成24年が10,011人,平成25年はまだ結果が出ておりませんけれども12,000人前後ということであり,本当にすごい勢いで人口減少が始まっております。」と、県知事も、年頭挨拶で述べています。「みんなで創る 人が輝く元気で住みよい いばらき」の実現には、この人口流出と人口減少問題は、重大な課題として第一に挙げていますが、その通りなのです。
私は、前から「人のいないところに活力は生まれない」と考えてきました。「繁華街」と言う言葉がありますが、その通りなのです。人が集まるところには、いろいろな事をやってやろうという活力が生まれて、その活力がさらに活力を生む、と言うことにはどなたも異論はない、と思います。
ここに茨城県の将来の人口統計予測、と言うものがあります。三十年後、茨城県では、現在より30万人も人口が減少する、という統計が出ているのです。下妻地区で言えば、先年、千代川町と合併して四万五千人の人口になりましたが、その千代川町分の人口が、そっくりなくなってしまう、と言うことなのです。
一方、つくば市や、あの「エクスプレス」沿線の地域では、逆に益々の人口増加、という事になっているのです。
「人のいないところには、活力は生まれない」としたら、三十年後の下妻地域は、今よりも活力のない地域になってしまうことになるのですが、それは、この地域と「エクスプレス沿線」の都市部との「格差」が、益々大きくなってしまう、と言うことだと思います。すると、ますます人口流出が大きくなって、と言う不安が、私にはあります。
「それでもいい、なすがままに」などと言う気持ちは、私には全くありません。三十年後と言えば、あるいは、私などは、もう、この世にはいないかも知りません。でも、私達の子供や孫達が、寂れて活力のなくなった下妻地域に住んでいる有様を想像したくはありません。この件については「座して死を待つ」など、もってのほか、と考えています。皆さんも、そう思いませんか?
「何とか、人を呼び込もう」というのが、この問題の対策だ、と考えます。「県西地域では、誘致したくても、茨城県の開発公社の土地は完売」と書きましたが、「企業誘致」は、対策の一つです。昨年から、株式会社SMC、株式会社三五関東などの企業誘致が決まっていますが、地域の雇用促進にも顕著な効果が出てきつつあります。「売る土地がなければ、新たに購入してでも」と、私は考えているのですが、これは、県の方の事情もあって難しいようです。と言うのも、県北の方では、この土地が売れずに困っていて、そろそろ「損切り」した方が良いのではないか、と進言したくなるほどなのです。
さて、この企業誘致については、例えば「道路を整備する」などの約束をしています。工場を作っても、製品移動の内容がお粗末では、いくら「震災復興予算があるから」と言っても、企業に来てはもらえません。
「交通インフラの整備」は、「人集め」には、なくてはならないものなのです。平成二十八年度までには、「圏央道」の茨城県内全線開通、常総バイパスの複線化、それに続く、市内125号線の複線化工事等、既に目処の立っている整備事業があります。北関東自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、圏央道に囲まれている、この県西地域、下妻地域は、道路インフラ整備が着々と進んでいます。
下妻市内の道路整備も必要だと考えています。市内をご存知の方は、どんな状況かを、良くご存知と思いますが、あれでは、「人を呼べない」と言われても仕方がないと思います。下妻市の真中を十文字に貫通して、歩道や駐車場が完備した「人を集められる」道路環境が必要だと、私は考えています。
その実現には、既存の住宅・会社などの移動が必要となりますが、該当する会社などには、機会を捉えては、その構想を説明させていただき、好感触を得ております。
ところで、皆さんは、今年、創立百周年を迎える「関東鉄道」を利用する機会はあるでしょうか。東京に行く時に、守谷駅経由で75分ですから、東京も『通勤圏内』なのですが、どうも芳しくはないようです。守谷駅で一旦降車して、エクスプレスまで歩いて行ってから乗り換えることになります。たいした移動時間ではないのですが、どうも、この辺が「いまいち」のようです。こんなお話をするのも、「人集め」の「決め手」が、「鉄道」だと考えているからです。
本当は、関東鉄道が、大馬力を発揮して、「複線化」「電化」、さらに「つくばエクスプレス駅への乗り入れ」を実現して下さるといいのですが、いろいろご事情があって、それは難しいようです。せめて、「つくばエクスプレス駅への常総線乗り入れ」は実現したい、と地元の市と協力して運動をしております。
でも、常総線だけでは「人集め」には足りない、と考えております。やはり、東京と下妻地区を直接結ぶ「東京直結鉄道」が必要です。国土交通省の、この前の答申で、地下鉄八号線を野田市まで延長させる、という結論が出ておりますので、これをさらに坂東市、常総市、下妻市、筑西市と延伸させたいのです。東京まで乗り換えなしで行けるとなれば、あの「つくばエクスプレス」沿線の活況が再現される、と考えています。「人を貼り付ける」「人を集める」「人を定住させる」ためには、交通インフラ、なかでも「鉄道」は、これまでも、あるいは、環境問題が重要視される今後は、なおさら必要不可欠なもの、と考えています。
これまでも、このホームページで「東京直結鉄道」の話題を取り上げてきました。「東京直結鉄道」沿線の市町村、県議会議員、商工会などが集まって、それぞれに期成同盟、連盟を作り、盛んに誘致活動をしてきました。
茨城県の知事にも、先日、協力のお願いに上がり、今年は、「誘致することが妥当かどうかの調査をする」予算をつけていただきました。
ただし、この鉄道誘致には、問題もあります。国も税金を使いますから、「人口が減ってしまうのに」なんで鉄道が必要なのか、と言う点については、ちゃんと茨城県が説明しないといけないのです。
茨城県は、こんな風にして活力を増す施策をし、「茨城大県作り」をするから、というアピールが必要です。ちなみに、「茨城大県」ですが、県は、企業誘致、中小企業の振興、科学技術の発展、儲かる農業(希望のある農業)、交流人口の拡大(インフラ整備)を通して実現しようとしております。
こうした活動は、政治家だけが頑張ればよい、と言う訳には行かないのです。「地元は、どの考えているのか」「みんなが積極的に誘致を望んでいるのか」と言うことがあります。上述の「誘致することの妥当性の調査」によって、「妥当性がない」と結論つけられたりしたら、おしまいですから、「こんなにすばらしい茨城にするのだから」という積極的な住民の意思表示による支援が不可欠です。
ところで、「すばらしい茨城」と言えば、例の「全国の魅力度で茨城県は第47位」と言う民間会社の調査結果があります。「観光魅力度、下から一番目」と言うことです。
要は、他県の皆さんは、茨城県を「知らない」と言うことなのです。「知らない」県の事なのですから、当然、魅力度を調査すれば、この結果、と言うことだと思います。
「最下位」と言うことが表に出ていますが、この調査結果とは裏腹に、実際に住んでいる我々の中には、そんな気持ちはもうとうないと思いますので、「どれだけ知ってもらっていないか」を表わす結果だとも、いえると思います。
そこで、県の担当に対策を聞くと、「住んで良し、訪れて(観光に来て)良し」を実現することが出来れば理想だ、とのことです。確かに住んでいる人たちが良く思えないなら、他県の人も同様だろう、と思います。
この点、茨城県民のほとんどは、「住んで良し」と考えていると思います。衣食住に、多くの不満を持っている人は少ないでしょう。ですから、「茨城県を知ってもらう」作戦です。それで「なめんなよ、いばらきけん」なのです。みなさんもテレビ等で吉本興業のお二人さんが、茨城県の「メディアへの露出」をしているのをご覧になったことがあるでしょう。茨城県は、こうして茨城県の宣伝に頑張っております。
「メディアへの露出」だけでいいか、というと、そうでもない、のです。県では、「おもてなし」で全国的に有名な「和倉温泉の加賀屋さん」にお願いして,「おもてなしレベルアップ事業」というものを実施しました。覆面調査の様なものですが、その結果、例えば,建物や設備などが比較的良く,まあまあの水準であっても,予約係,フロント係,売店係などの応対が決して上手じゃない。他の項目と比べるとかなり点数が低い、と言う結果が出たそうです。
また,サービス業としての基本姿勢である「おもてなしの心」や「やる気」といったものがあまり感じられないといった評価にもなっていて、例えば,地場産品を使った料理などの工夫もしていない,お土産もない、といった指摘も受けました。
民間ばかりではなく、県庁でも一昨年度に覆面調査をしたのですが、その結果はやはり同じようなものでした。
電話の応対,あるいは応接,さらには県のPR,そういったことについて,「おもてなしの心」がなかなか感じられない,あるいは創意工夫が十分ではない,そういった指摘をされたそうです。
みんなで茨城のイメージアップのためには,おもてなしの心,あるいはやる気を持って取り組んでいかなければいけない、と言うことなのでしょう。
こうした努力が実って、「来て良し」の茨城県になると、全国魅力度も向上しますでしょうし、「住んで良し」なのですから、「交通インフラ」整備とあいまって、人口流出を食い止め、人口増加につながるだろうと考えています。
少し話を戻します。
「人口減少」対策については、「東京直結鉄道」誘致が有効なのは確かだ、と考えていますが、その実現については、各市町村が個別に運動しても難しくて、そのために連盟、同盟などを作って活動しているのですが、その活動を通して「第二の市町村合併」が必要ではないか、と考えるようになりました。
新年早々、つくば市と土浦市が合併を検討する、と言う話が出てきました。
すると、それに続いて、今度は、水戸市が周辺を巻き込んで、と言うお話も出てきております。合併して三十万人程度の都市になると、国からの権限委譲が増えますので、いろいろ動きやすくなる、と言うことがありますが、なんといっても、全体を俯瞰した行政を考えられることになりますから、いろいろな事業をするにしても効率がよくなります。
それで、合併して中核都市を作ろう、と言うことなのです。
こんな動きが出てくると、県西地区、とりわけ、小貝川から西側の地区は、「都市部との格差が拡大する」ことになると考えております。
片や交通インフラも活気もある三十万人を超える行政区、一方は、これから鉄道誘致をしようと言う数万人単位の市町村。この都市の集約化によって起きる周辺市町村との格差は、「東京直結鉄道」を持ってしても食い止められないのではないか、考えてしまいます。
そこで、下妻、坂東、常総、五霞、八千代、古河などが一つにまとまって、一大行政区を作ってはどうか、と考えています。これからは、個々の市町村が独立して将来の発展を考えて行くことは、難しくなると思います。近隣が一つにまとまって中核都市を作り、中核都市同士が一緒になって、さらに大きな都市を作る。これからの時代には、そうした考え方が必要だと思います。
「小貝川から西側」中核都市については、なかなか、一気に合併、とまでは行かないでしょうが、共同体を構成することぐらいは出来そうな気がします。
ところで、こうすると、県西は県西、県北は県北、県央は県央、というように、それぞれの仕方でそれぞに発展して行くことになりますが、私は、それでも良い、と考えております。県内同時に同様に発展振興して行ければ、それに越したことはありませんが、地域々の事情が違いますから、なかなか「足並みを揃えて」とばかりは、難しいと思っています。
いろいろお話をしてきましたが、他にも「医療の過疎」「教育問題」があります。実は、この下妻地区の含まれる「下妻・筑西医療圏」が「医師不足」であることや、最近行われた学力テストの結果について、憂慮すべき問題がある、など、この記事をご覧になって下さっている皆様にも、お話したいことは沢山あったのですが、それは次回に回すことにして、今回の「県政報告会」の掲載とさせていただきました。
自由民主党政務調査会による「大雪被害調査」(筑西市・結城市)
2月9日と15日の暴風雪では、農家に大きな被害が出ました。
県内では、両日の天候により、それぞれ、約六億二千万円、約五億二千万円、両日総計11億三千万円弱の被害が出ています。
特に2月14日から15日にかけての大雪・大雨と強風では、結城・筑西・坂東市などの県西地域が被害を受けました。2月9日の暴風雪では、県西地域は、被害を受けていなかったのですが、この二度目の降雪の時に、個人の農業用施設である「パイプハウス・鉄鋼ハウス」が約七百棟も損壊したのです。そして、この結果、被害を受けたハウスの中で育てられていたトマトやメロンの「農作物」は、全滅したのです。
この豪雪は、全国規模でした。マスコミでも道路渋滞、孤立村落など、報道をしておりましたが、農業に与えた影響は、より深刻だったのです。そこで、農林水産省は、2月24日付けで、「今冬の豪雪による被災農業者へ支援対策について」を発表しました。
「この甚大な災害被害により創意工夫で経営を発展させてきた担い手が多大な被害を受けており、被災農業者が今後も意欲を持って農業経営を継続してゆけるように、万全の対策を講じてゆく」としていて、具体的な対策を発表し、「今後の詳細な被害状況を把握して、現場のニーズを伺った上で追加対策を検討する」としております。
農林水産省の心配は、もっともだ、と思います。
私は、この日、自由民主党政務調査会による調査に参加したのですが、おりしも議会が開催中でした。しかし、上述の様な状況を把握するためには、後回しにするわけには行きません。私以外にも、多くの県会議員が参加しました。
実は、私は、議会の方では、文教警察委員会の委員なのですが、自由民主党茨城県連の方では、農林水産部会の政務調査会委員ですから出席は当然なのですが、なにより、県西地区の問題ですから、そうでなくても真剣にならざるを得ません。
なお、この現地調査には、筑西市・結城市・JA北つくば・県の農林水産部・県西農林事務所などからも三十名を超える方々が参加しました。
こうした状況は、毎年起きているので、始めてみる光景ではないのですが、その過酷さには、いつも言葉を失います。
それこそ「飴のように」曲げられた鉄骨、雪や設備の骨組みにのしかかられ無残に裂けた梨の幹、ハウスを壊され寒風にさらされて萎れてしまったトマトの長い列。
調査には、被災者の農家の方も立ち会って下さって、いろいろお話を伺いましたが、その落胆ぶりは、並大抵のものではありませんでした。
上述の農林水産庁の対策が実施されても、個人の負担する金額は、とても大きなものになります。それこそ農林水産庁のおっしゃるとおり、「被災農業者が今後も意欲を持って農業経営を継続してゆける」かどうか、私にはたいへん不安に思えました。それでなくても「高齢化」と「担い手不足」なのです。「これを潮目に」と思われてしまったら、農業は大変なことになってしまうと考えます。
今、「五品目は聖域として死守」とされている「TPP」が、どのような決着に落ち着くのかは、予断を許しませんが、私は、「農業」は、きちんと保護されるべきだと考えています。さらに、その結果としての「食料自給率向上」は、わが国にとっても、たいへん重要だと考えています。経済的な事情を優先させて、食料を外国に依存することは、食糧危機が国際的に問題にされている昨今、大変、危険だと思います。その意味からは、「農業の保護は、国防と同じ」と言えるのではないでしょうか。
災害は、今回の雪害だけではありません。やれ「霜」だ、「雹」だ、害虫だと、毎年のように起きていて、農家の皆さんは、何らかの対策をしてきているのです。そうやって頑張ってきたところに、国・県・市からの補助を受けても、これから何百万円もの負債を抱えることになるのです。しかも「この年になって」と言う方々が多いのです。
本当に、「農業を諦めてしまわないか」と不安になります。
とにかく、今回の様な「天災」は、どうしようもありません。
雪にしろ、雹にしろ、霜にしろ、普通の対策はして来てあったのです。ネットを張ったり、ハウスのビニールの厚さを増したり。それで、2月最初の雪害には、対応できたのですが、二度目の場合は、雪の後に雨が降り、さらに台風並みの大風だったのです。
これまで、こんな天気には遭遇しなかった、対策範囲を超えた「想定外」の天災だった、ということなのです。
結局、風雪害、暴風雨への対策をしても、毎回、「想定外」となってしまう可能性はあります。今回もそうですが、こうした被害に対しては、都度、国・県・市などからの対策が講じられます。しかし、そろそろ「天災による被害への保証制度」のようなものを作って、被害を受けたら自動的に対応が決まるようなことに出来ないか、と考えています。
そうした保険の様なものがないと、農家の皆さんは、それこそ「お天気次第」の不安を抱えてしまい、安心して農業経営が出来なくなるのではないか、と思います。
この現地調査で被害者の農家の方々ともお話をさせていただいて、「農業の将来」について、強い不安をいだき、そんなことを考えておりました。
東京直結鉄道・誘致促進大会 茨城ブロック決起大会
先日、茨城県知事に、「東京直結鉄道の早期建設並びに延伸誘致に関する要望書」の提出をしたことを掲載しましたが、この日は、「茨城ブロック決起大会」が、坂東市岩井の筑波銀行前に特設会場を作って開催されました。
東京直結鉄道については、これまでも各地の「県政報告会」などでお話をしておりますが、今回は、私は、「茨城県議会東京直結鉄道(地下鉄8号線)建設促進並びに誘致議員連盟」の会長として、主催者側からの出席でした。詳細は、「東京直結鉄道建設・誘致促進大会 茨城ブロック決起大会(PDF 4P 674KB)」の通りですが、主催者としては、私の他に、坂東市長、坂東市商工会会長、同青年部部長が、それぞれの所属する同盟会、協議会等を代表してご挨拶をされました。
平成12年1月の運輸政策審議会答申18号「東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画」には、「野田市駅までが、目標年次(2015年)までに整備着することが適当な路線」と位置づけられているのですが、「茨城県側の自治体としては」、2015年頃に策定される時期首都圏マスタープランに、「茨城県西南部までの延伸が位置づけられる」ようにしたいのです。
そして、茨城県内のルートを下妻市にて関東鉄道常総線に接続するものとして、関係自治体が一致団結し、「官民一体」となって誘致運動に取り組んで行こう、と言う「決起大会」なのです。
これまでも、このサイトには、何度も登場して、何度も説明をされている「東京直結鉄道」なのですが、「全体像」については、あまり説明されておりません。そこで、下図に「東京直結鉄道の延伸ルート」をお示しします。図の表示案内のように、「赤丸」の延伸ルートで下妻、さらにその先筑西、桜川市まで、というのが、私達の要望です。
これが実現すれば、県西地区への「人の貼り付け」ができて、つくばエクスプレス沿線同様の「活性化」が起きるだろう、と考えているのです。
どれだけ力を入れているかと言うと、今回の出席者一覧(PDF 3P 257KB)をご覧下さい。茨城県の衆参両議院議員、県議会議員、下妻市、常総市、筑西市、桜川市、坂東市の各市長と市議会議員、八千代町町長と町会議員の皆さんが出席しておりますから、関連市町村総出の陣容なのです。
沿線地域のみんなで頑張って誘致を実現しようと言う意気込みなのですが、「官民一体となって」が重要なのです。オリンピックと同じで、「民」の強い要望がなければ、この運動の成功は難しいのです。皆さんの「是非、誘致を!!」の強い意思表示が、この運動を力強く後押しすることになるのです。
私は、「茨城県議会東京直結鉄道(地下鉄8号線)建設促進並びに誘致議員連盟」の会長として、ご挨拶をさせていただきましたが、先日の「茨城県知事への要望」を踏まえた「都市鉄道等調査支援事業費」を平成26年度当初予算(PDF 1P 25KB)に要求したことをご報告しました。
これは、「地下鉄8号線の県内延伸(野田市駅~新下妻駅間約34km)に関する委託調査」について、「運輸政策研究機構」に委託する予算の計上です。後で、これが了承されたことを知ることになるのですが、この調査の「良い結果」が出ることを願うばかりです。
いずれにしても、なにごとも行動しなければ始まらず、この問題も「緒に就いた」思いがしております。
午後一時前に始まった決起大会は、宣言文を採択して終了しました。晴天の穏やかな日差しの中で、「いよいよ始まる」と気持ちを新たにした「決起大会」でした。
県道沼田下妻線の高道祖地区のバイパス道路計画説明会
県道「沼田下妻線」と国道125号線間のバイパス道路を作る計画について、説明会が開催されるというので、私も出席してきました。
「沼田下妻線」とは、起点を、つくば市国松(茨城県道14号筑西つくば線交点、国松北交差点)とし、終点を、下妻市高道祖(国道125号交点、高道祖東交差点)とする県道で、総距離は、約6km。正式名称は、「茨城県道214号沼田下妻線」と言います。
計画のある場所は、次の図のように、下妻市の東端、高道祖東交差点付近です。また、どのような計画をしているかを、県の土木部の説明図と、普通の地図を対比させて説明します。
このサイトでも何度か掲載させていただきましたが、企業誘致活動の結果、市内高道祖の桜塚工業団地にSMC株式会社下妻工場を誘致できました。誘致するに当たっては、周辺道路の整備をする約束をしておりましたし、もともと、この県道、交通量が多くて、近くの高道祖東交差点での渋滞が酷くなった、子供たちの通学路なのに歩道がなくて危険、と言う状態だったのです。歩道がなくて危険なのは、何も子供達だけではありません。
「安全に通行できる道路の必要性」があったのです。
そこで、「バイパスを作り、道路拡張と歩道整備を」ということになり、急遽、今回の住民への計画説明会、となりました。
説明会は、この計画に関連する地域の住民の方々に対して行いますので、事前にご案内を出しています。今回は、「高道祖市民センター」に夜7時にお集まりいただいての説明会となりました。
住民の方々のとっては、急なお話だったようで、これに対して出席者から質問が出ておりました。土木部の一通りの説明が終わった後で、私から、この工事の必要性をお話させていただきました。「人にとっても車にとっても安全な道路」の必要性が求められている状況であり、本計画を進めるべきだ、と言うお話をしました。
また、一部に「既にルートが決定されている」との誤解されている出席者もいらっしゃいましたので、本日は、あくまで「計画の説明」であり、測量と設計を終わらせて、もっと具体的なことが判明してから次回の説明会を行う、という土木部の考えを説明し、納得していただきました。
さて、今回、出席させていただいたのは、県の土木部と住民側の間に入って、説明会が円滑に進められれば、という考えがあったからです。
住民の方々は、道路整備そのものについては、あまり良くご存知ではありません。でも、その整備作業により、ご自分の土地が影響を受けるとなれば、これは無関心ではいられません。一方、土木部は、技術的な問題には自信があっても、この地域の方々のことについては、良く知りません。なので、両者だけでお話をすると、いろいろ「齟齬」が生じる可能性があります。「齟齬」は、「そご」と読む難しい字ですが、文字通り「行き違い」や「噛み合わない」お話し合いでは、せっかくの計画も台無しになってしまいます。
今回、私は、説明会の途中や、最後のご挨拶の中で、土木部の言いたいこと、住民の皆様の言いたいこと、聴きたいことを、まとめて差し上げることが出来た、と思っております。住民の方々も、県会議員の飯塚秋男が言うなら、と納得していただけた部分もあると思います。こうした、いわば「間を取り持つ」仕事は、私の仕事のひとつだと考えておりますから、この説明会に出席させていただいて、たいへん良かった、と考えております。
説明会が終わってから、何人もの方達と、この件について立ち話をすることができて、本件について、なにを不安に思っているか、なにを希望しているのかについて、お話をうかがうことが出来ました。
今年秋ごろ開催予定だという次回の説明会にも、是非、出席させていただきたいと考えております。
豊加美地区の県政報告会
先月の12日に「山尻農村集落センター」の新年会にお招きを受けて、という内容の掲載をしました。この日の「豊加美地区の県政報告会」は、その集落センターで開催しました。新年会では、スケジュールに押されて簡単なご挨拶しか出来ませんでしたので、本日、改めて県政についてご説明しようと言うものです。
何度も掲載している「県政報告会」ですが、開催にこぎつけるまでには、けっこう時間と労力がかかります。開催日は、大体、土曜日曜日の夜に、ということになりますが、まず、参加してくださる方々のご都合を確認しての日程調整です。場所は、普通、その地区の集会所を使わせていただきますが、私の事務所で開催、ということもあります。
当日になったら、一時間前には会場の準備をしなければなりません。私と後援会役員、それと事務所の者で対応します。机や椅子を並べて会場を作るのですが、この数人で行います。そして、参加者が三々五々と到着するのをお迎えして、開催の運びになります。
各地区には、私を支援して下さる会がありますので、そこの会長さんが、まず開会のご挨拶をして下さいます。これに対応して、私の後援会会長がご挨拶を申し上げます。
また、その地区を代表する市議会議員さん(平間市議会議員)がいらっしゃるので、その市議会議員さんのご挨拶が続きます。また、国政の立場から県政を説明して下さる国会議員が参加して下さることもあります。国会議員の場合、スケジュール調整が大変なので、その場合は、代理の方を出席させて下さいます。
最後に私が県政について、「これまで」と「これから」についてお話をさせていただくことになります。私のお話は、平均三十分程度ですが、結局、小一時間の「報告会」になります。私は、説明資料を準備して読み上げることはせずに、皆さんのお顔を拝見しながら語りかける形が好きですから、聴衆のみなさんの反応は、その分、よくわかります。
農業問題、インフラ整備問題、教育問題、周辺市町村が一緒になって、人口減少による、つくば市等、都市との格差増大に対応しなければならない問題等に、非常に興味を持って下さっていることがわかります。
さて、県政報告会は、これで終了するのですが、普通、その後で懇親会を開きます。
懇親会でも、私が県議会議員になって以来のお付き合いをしてくださっている方々とは、忌憚のないお話が出来ます。膝を突き合わせ、顔を突き合わせての懇親会は、私と支持者のつながりを一層強くしてくれるように感じています。
連続五期にわたって県議会議員をさせていただいたり、第105代茨城県議会議長に選出していただいたりしているのは、こうしたお付き合いを、市内のあちこちでさせていただけていることが大きな力になっている、と感じずに入られません。
さて、懇親会も「お開き」になると、さあ、「後片付け」です。会場の机や椅子を元に戻して、綺麗に掃除をして元の通りにします。みんなで準備してきた「県政報告会」は、軽い疲労感と大きな達成感を残して、こうして終了します。
下妻市内栗山の講演会
市内、「栗山」と言えば、昨年11月に私の活動報告で「下妻駅でのイルミネーションナイト」を掲載したことがありますが、場所的には、下の図に示しますように、下妻駅の西口周辺です。反対側の東口には、私の住む「小野子町」があります。
駅前で、小学校、高等学校があって、商店街としては一等地なのですが、他の多くの地域と同じように、町の活性化には苦労しております。
私は、「イルミネーションナイト」の実現等で町の活性化にご協力させていただいておりますが、例年、先方からのご要望もあって、このご町内向けに講演会の開催もしております。
さて、今年も「新春講演会」ということで席を設けていただけましたので、午後七時前に会場にお伺いしました。会場に入ると「古河に日野自動車がきた。下妻市はどうなる」と大きく書かれていて驚きましたが、このことについて話をしろ、ということなのです。
このご町内の方々も、県政の具体的な状況や、ご自分達の生活している地域が、どの様に変わろうとしているか、とか、どんな状況にあるのか、などについては、「よく知らない」、あるいは、「知らされていない」のです。例えば、「あの道路のこと」とか「あの学校のこと」について、断片的な情報を得ることは出来ても、しっかりとした説明を受ける機会は少ない、と思います。ましてや、「三十年後の人口が」などという事については、ほぼ初耳、と言うことになります。
地域の住民が、その地域の状況や将来について、あまり知らない、と言うことが起きる原因は、それなりにあるのですが、それはさておいて、私は、こうした講演会、県政報告会などを通して、みなさんにご説明して参りました。
今回の講演会では、私から一通りのお話をした後で、ご質問をお受けしました。道路、鉄道などのインフラ整備の具体的な進捗状況、下妻市が行おうとしている市内活性化対策についての疑問点など、ご質問をお受けしましたので、お話できる範囲で、お答えさせていただきました。
参加して下さった皆さんは、大変熱心に私のお話を聞いて下さいました。私は、「現場主義」をモットーに行動しておりますので、こうやって質疑応答ができると言うのは、願ってもないことです。皆さんの相づちを打たれたり、驚きの声を上げられたりの表情を拝見しながら講演をさせていただきましたが、小一時間の私の講演会、少しはお役に立てたのではないか、と思いました。
東京直結鉄道建設要望書を橋本知事に提出
これまでにも、なんどか掲載してきておりますので、東京直結道路誘致については、ご存知かと思いますが、この日、10時半から茨城県庁五階庁議室にて、橋本知事に「要望書」提出があり、私も出席しました。
要望の趣旨は、高速鉄道東京八号線の野田市から茨城県西南部方面への延伸について、次の首都圏地域のマスタープランを策定する交通政策審議会の答申に位置付けられるように「橋本知事にご尽力をお願いしたい。」と言うものです。
要望書を提出したのは、この鉄道誘致活動に参加している「沿線の市町村」首長で構成されている「地下鉄8号線建設促進並びに誘致規制同盟会」と、おなじく商工会議所・商工会の会長で構成されている「東京直結鉄道建設・誘致促進連絡協議会」です。
実は、この日の前日2月9日、関東地方が何十年ぶりかの大雪に見舞われ、残雪の影響で道路交通が混雑した日に、野田市文化会館大ホールで「第27回東京直結鉄道建設・誘致促進大会」が開催され、私も来賓として祝辞を述べさせていただいたのですが、「野田市から茨城県西南部への延伸」について、茨城県知事に働きかけよう、と言うことになっていたのです。
話が前後してしまいますが、野田市での「総決起大会」では、「茨城県議会議長」の紹介をしていただいたのですが、ご挨拶の方は、「地下鉄8号線建設促進並びに誘致議員連盟」会長としてさせていただきました。
私が、三十年前に県議会議員に立候補した時に、この東京直結鉄道誘致を公約にしていましたが、最近の統計から、人口増減と鉄道の関係を考えると、将来のためには、この誘致が、ますます不可欠になったと考えていることを申し上げ、まずは、野田市まで鉄道に来てもらわないと、その先の茨城誘致が見えてこないので、実現に向けて頑張って行きたい、との意思表明をして、ご挨拶とさせていただきました。
そして、翌日、茨城県庁に集合して「要望書提出」をしました。要望書の橋本知事への提出は、坂東市長と坂東市商工会副会長が行い、その趣旨説明は、それぞれ、野田市長と野田商工会議所会頭が行いました。
要望書の趣旨説明では、東京直結鉄道誘致の進捗状況、現状を踏まえた今後の進展、この事業の周辺環境に与える有効性などを説明しました。
私は、「茨城県議会東京直結鉄道(地下鉄8号線)建設促進並びに誘致議員連盟」会長として、知事の多大なるご支援をいただけるようにお願い申し上げました。
こうして、約一時間に渡る陳情は終了しました。茨城県庁まで足を運んで下さった野田市関係者の方々に感謝しながら、今回のような要望をすることにより、茨城県内にも一層の誘致積極論や施策が出てくることを期待して、県庁を後にしました。
大雪の後始末
前日から降り続いた雪は、広範囲の交通機関を麻痺させ、メディアも関連情報を流し続けていました。この日は、野田市で「東京直結道路」の建設誘致促進大会に出席するために、昼前に事務所を出発しました。大雪のあとでしたが、晴天でしたし、国道は、通行に問題はなさそうでし、それに、市内の積雪の有様を見たい気持ちもあって、下妻市内を通り抜けて国道125号線に出ることにしました。
事務所を出発して、常総線の踏み切りを渡ってすぐに、いつもの積雪とは違うことを知らされました。何十年ぶりの大雪、とマスコミが言っているとおり、まず、その降雪量の多さに驚きました。
私達が通過したのは、11時半ごろでしたが、家の角々に雪の山が出来ていました。とりあえず自分達の家の前だけでもと、除雪をした後でしたが、路面には、まだたくさんの雪が残り、とても、付近の住民だけの手には負えない状況です。もし、朝方でしたら、まず、車は通行不可能な状態だったと思いました。
この日は、日曜日でしたから通行する人はまばらでしたが、翌日は、普通に小学生が徒歩で通学し、中学生・高校生は、自転車通学をしている道です。道端に積んだ雪は、彼らの通行を妨げ、やがて凍結し、通勤・通学の人たちには大変危険なものになります。滑って転ぶ程度ならまだしも、お年寄りの骨折や、車のスリップ事故は、致命的なものになります。
私は、直ぐに「これは行政の仕事だ」と思いました。
そこで、車内から市役所や土木事務所などの防災関連部署に、矢継ぎ早に連絡をして、早急な除雪対応を依頼しました。市民が積み上げた雪や、路肩に残されている雪を除雪して、小貝川、鬼怒川などに捨てるように依頼しました。とにかく、街角に雪の山を残しておくことは、除雪にはならない、余計に危険な状態を作っただけ、と考えたからです。
この地方にこんな大雪が降るなんて、「想定外」でしょうし、だから除雪費用なんて計上されていないかも知りませんが、この状態を放置しておくと、人命に係る恐れがある、と判断したのです。「除雪作業」には費用がかかることはもちろんですが、今回の大雪は、「非常事態」だと思うのです。行政は、この非常事態に率先して対応すべきだと考えました。
移動中の車内から除雪対応をしながら、野田市の会場には予定通り到着できましたが、この大雪対策は、東京直結鉄道に関係する市町村でも同じだったのでしょう。参加して下さった一般市民の方々の出足にも影響が出ておりました。
この大会のお話は、別途、掲載いたしますが、終了後、直ぐに市内に戻り、わざわざ長塚の方から市内に入り、除雪状況を確認しました。
既にずいぶん除雪作業が進んでいて、ちょうど市内栗山付近での作業が進行中でした。ブルドーザーが雪をトラックに載せて運んでいました。市内のあちこちで、こうした作業が行われたようです。
知人の奥さんから聞いた話ですが、たまたま観桜苑付近を歩いていて、赤い「緊急作業対応中」をつけたトラックとブルドーザーの除雪作業を見たそうです。その奥さんは、「下妻市役所、すごいっ!!」と思ったそうです。別にほめられたくてしているわけではないのですが、やはり、市民の行政に対する期待は、こういうところにあるのではないでしょうか。
ところで、「歩道の除雪」ということについて、考えたことがあります。
小中学生・高校生が使う歩道に溜まった雪は、ブルドーザー等で除去するのは、縁石などがあるので難しいのです。今回は、それでも、出来る限りの除雪をしていただきましたが、こういうところには、「市民協働作業」が有効ではないか、と思いました。
先に述べましたように「固まらないうちに」除雪する、のが有効です。
もし、行政が、学校や父兄に呼びかけて、総出で歩道の除雪をしたら、ごく短時間の、それほど労力を各人にかけずに「除雪」できるのではないでしょうか。
行政が率先して対応するのはもちろんですが、「市民総出で、協働して」行うこんな災害対応の仕方も、考えてみても良いのではないか、と思いました。これも「下妻市民協働のまちづくり」と言えるのではないか、と思いました。
節分の日(下妻神社と大宝八幡宮)
2月3日は、節分で『豆まき』をします。昨年は都合で参加できなかったのですが、例年、私は、下妻神社、大宝八幡宮にお招きを受けて『豆撒き』をしております。
ところで、これまで特に疑問もなく、「豆まき」をしていたのですが、今回は、少し、その由来などを調べてみることにしました。
節分(せつぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の「前日」のこと、とあります。また、節分とは「季節を分ける」ことをも意味していて、江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の「前日」を指す場合が多いそうです。「立冬」から「立春」の前日までで季節を「区切る」節分、というわけです。
そして、「季節の変わり目には邪気(鬼)が生じる」と考えられており、それを追い払うための「悪霊ばらい行事」が執り行われるわけです。もともと、節分の行事は宮中での年中行事だったそうですが、近代、宮中行事が庶民に採り入れられたころから、節分当日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したもの(柊鰯)を戸口に立てておいたり、寺社で豆撒きをしたりするようになった、ということです。
豆を撒き、撒かれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べる。また、自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないというならわしもあるそうです。なぜ「豆」か、というと、豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるそうです。
ついでに、使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆 (炒り豆) を使います。生の豆ではありません。炒り豆を使用するのは、節分は旧年の厄災を負って払い捨てられるものであるため、撒いた豆から芽が出ては不都合だったから、という理由からだそうです。
もうひとつ、「鬼は外、福は内」、ですが、1447年(文安4年)には、「鬼外福内」を唱えたとの記録があるそうです。しかし、苗字に「鬼」の字がつくお宅では、「鬼は内」と豆を撒くそうです。
そういえば、下妻神社では、頼まれていましたので、豆撒きに先立って、ごく短い「ご挨拶」を申し上げました。
「私は、もう十七年間も豆まきに来ているから、昨年暮れに福がきた。皆さんにも良いことがありますように!!」というようなお話をしたのですが、なにぶん、いつものご挨拶を申し上げる方々とは異なり、この頁の上の方で掲載しました写真の様な方々が大部分でしたので、「福のたとえは、なんのことなのか、理解していただけなかったろう」と、後になって、少し「反省」、でした。でも、「願えば通じる」と言うことなのです。
続けて二つの「節分会」に参加し、皆様の無病息災と県政地域の幸せを願って、豆まきをして参りましたが、こうして「立冬」からの冬が終わり、明日は「立春」、暦上では、本当の「新春」になります。
でも、まだまだ厳しい季節で、数日後には「大雪」予報もありますから、油断禁物ですね。
総上地区 県政報告会
二月最初の日曜日、夕方から総上地区の県政報告会を開催しました。場所は、下図に示しますが、以前、「くわばらさま」でご紹介した松岡集会所です。この場所は、「宗任(むねとう)神社」という鎮座九百年になろうとする立派な神社の境内にあります。
今年も、下妻地区のあちこちで「県政報告会」を開催し、このサイトでは総上「地区」での県政報告会、のように記載しておりますが、この「地区」について、ちょっとご説明致します。
「地区」とは、下妻市が市民に対する行政情報の周知を効果的に行うために設置したもので、いわば、下妻地域の「区割り」です。
この区割りは、「自治区」として8区あります。各区は、さらに「代表区」に分割されています。たとえば、この「総上(ふさかみ)地区」は、小島(新堀・香取)、石堂、行田(なめた)、今泉、仲居指、西古沢、そして、今回の会場のある「松岡」の代表区に分かれています。上の「地図」をよくごらんになっていただくと、そうした地名を確認していただけると思います。
実は、私は、この自治区の行田(なめた)代表区にあたる場所で、生まれ育ちました。幼い頃から「みんなの役に立ちたい」と思っていた私は、長じて国会議員の秘書を務めることになるのですが、その頃までは、ここで生活をしていました。ですから、総上地区は、私のいわば、「ホームグラウンド」、ということになります。
もちろん、支持者の皆さんも、そうしたことはご存知ですから、何か行事があると、必ず声をかけてくださいます。今回も、県政報告会に先立って、支持者の方々から、茨城県議会議長就任へのお祝いの言葉を、ひときわたくさんいただきました。
こうした方々の長期間にわたる強いご支援をいただかなければ、今日の私はなかったと改めて思い知り、深く感謝を致しました。
さて、県政報告会では、「県政地区の現状と今後」についてお話をさせていただきました。どの地区に対しても、住民の方々のお話をできるだけ直接にお聞きして、道路、圃場、河川等の問題について、いろいろな対応をさせていただきました。一つ一つの事業について下妻市だけではなく、県の対応が必要であれば、私が県と折衝して予算付けをしていただいたり、採用された事業の「できばえ」を確認させていただいたりして参りました。
そうやって「住み良い下妻」作りを、下妻市と一緒にして参りましたが、最近の「三十年後の茨城県の人口動静」の統計予測によると、「県政の今後」のためには、これまでのやり方だけではうまく行かない、と考えるようになりました。
これまでも本サイトで掲載して参りましたように、「インフラ整備」「新たな県政市町村の合併」のお話をさせていただきました。「東京直結鉄道」とか「小貝川から西の市町村が一緒になって」「都会との格差拡大防止」というお話に、お集まりの皆さんは、真剣に耳を傾けて下さいました。
どの対策も、直ぐにできると言うものではないのですが、始めなければ何も起きない、の通りです。お集まりいただいた支持者の方々のお子さんやお孫さんの世代のことでも、今から始めなければ手遅れになってしまいます。
私は先頭に立って働くつもりですので、支持者の皆様には、これからも変わらぬご支援をいただけるようお願いを申し上げて、県政報告とさせていただきました。
公明党茨城県本部の「新春の集い」に出席
自由民主党の「友党」である公明党の茨城県本部からお招きを受けて、公明党の「新春の集い」に出席し、ご挨拶をして参りました。下妻市議会にも公明党議員がいらっしゃいますが、こちらも「友党」として、大変お世話になっております。
この「新春の集い」には、衆参両院の国会議員の先生方、県会議員、市町村の首長等がたくさん出席されて、盛大な「新春の集い」でした。
国会議員の先生方のご挨拶のあとで、県議会議員の出席者が全員、壇上に整列した中、私は、県議会議員を代表し、茨城県議長の立場でご挨拶を申し上げました。
まず、茨城県の復興・発展のために、なにより国会での来年度予算の早期通過をお願いしました。一方、茨城県議会としては、「行動で県民と県政をつなぐ県議会」をモットーに、地元に足を運んで、地元の要望を吸い上げ、県民福祉の向上と県勢発展に全力を傾注して行くが、それは、公明党の「大衆とともに」と同じ考え方であるので、一層のご協力をいただき、茨城県の発展に寄与していただきたい、とご挨拶をしました。
茨城県の『知名度47位』の問題にもふれました。
「47位(全国最下位)と言われても、茨城県が魅力的なことは、恐らく住民みんなが知っていると思うが、多分、「奥ゆかしさの県民性」が「宣伝不足を作っている」のではないか、とお話し、今年は、一生懸命に茨城を宣伝して行くので、これも公明党さんのご協力をよろしく、とお願いをし、皆様から大きな拍手をいただきました。
上妻地区県政報告会
今回の県政報告会は、「上妻地区」です。下の地図で場所をお示ししましたが、砂沼の北側で鬼怒川に沿った地域です。この地区は、黒駒、江、平方、尻手、渋井、桐ヶ瀬、赤須、前河原、半谷、大木などで構成されています。
なお、今回の県政報告会は、私の事務所で開催させていただきました。
地図をよくご覧になっていただくと、地図の下の方から「く」の字のように流れている河川があるのがお分かりになると思いますが、この河川は、地図の上側(北)から鬼怒川に流れ込んでいる、「あの」北台川です。
「あの」と言うのは、たびたび掲載している河川名だからです。
このサイトの検索ボックスに「北台川」と入力して検索すると、2012年6月の「北台川改修期成同盟」、「ラバーダム」「改修の早期実現陳情」など5件ほど表示されますので、詳しいことは、そちらをご覧になっていただくとして、とにかく、この「北台川」対策が大変な地区で、私も県の土木事務所との折衝等、ずいぶんと力を入れてきました。
県政報告では、東日本大震災からの復興状況、県西地域への企業誘致状況、企業誘致が雇用に与えている状況、圏央道などの道路インフラ整備状況、茨城の認知度の向上、などについてお話しをしました。
これからの茨城県、県西地区、下妻地区を統計学的に予測すると、人口低減が招く地域格差拡大の問題があり、なんとか、これを食い止めて行かなければならないが、そのためには、インフラ整備をはじめ、地域の魅力度向上を図らなければならない、とお話しました。
なかでも、よく話題になる「茨城県の魅力度全国47位」については、地域の魅力度を上げる、つまり、「いいところなんだな」と思っていただくためには、まず、我々県民が、その魅力を熟知して、それを県外に広める方法がある、と言うお話もしました。
鉄道インフラの整備について言えば、あの「つくばエクスプレス」でさえ、答申から完成まで三十年を待ちました。ですから、「東京直結鉄道」も、そんなに急に出来る話ではないのですが、「何もしなければ、何も起きない」のです。
今から動いておかないといけない、と思っています。
幸い、国土交通省の中枢には、茨城県に関連のある方々がいらっしゃるので、県議会議長の立場も生かして「東京直結道路」の誘致答申に結びつく働きをして参ります。
しかし、これも、地域のみなさんの強い支援がなければできませんので、より一層のご支援をお願いしました。
人口低減防止策のお話の中で、「小貝川から西」の市町村が大合併して中核都市を作るべき、というお話もしました。つくば市や土浦市、水戸市の動きなどに対応して、「みんなが一緒にって対応すべき」と言うお話をしたのですが、お聞きくださっている皆様からは、あちこちから驚きの声が上がっていました。
今回は、地域の問題として、「教育」も取り上げました。
私の政策には、「下妻市に誇りを持てる教育」と「道徳教育」の推進や、心に悩みを持つ児童・生徒の環境整備とサポート強化、があります。これらについては、それぞれに行動をしてきておりますが、最近、「学力低下」、ということが気になっております。
なにも、「勉強が出来なくては」とか「成績が良くなくては」と言うつもりはありませんが、「読む力(読解力)」「話す力(表現力)」「計算する力(計算力)」など、「基本的な学力」が落ちてくるのは、大問題だと心配しております。
この問題については、別途、掲載したいと考えております。
さて、今回の県西報告会も、だいぶ長い時間、お話をさせていただきました。しかし、参加して下さった皆様は、集中して私のお話を聞いて下さいました。「ご理解いただけた」と、今回も手ごたえのあった県政報告会でした。