活動報告

2015年10月26日

鬼怒川堤防整備に関する要望書提出

 先月の台風の影響で、下妻市も鬼怒川からの越水被害を受けました。
どの程度のものであったかは、本HPにも掲載しておりますが、今回、『鬼怒川堤防の整備』について、国土交通省関東地方整備局の下館河川事務所に要望書を持参し、打合せをして参りました。

筑西市にある下館河川事務所を訪問し、伊藤所長に要望書を提出しました。稲葉下妻市長が要望書を読み上げ、伊藤所長に手渡しました。

 「鬼怒川沿い地域住民の安全安心な生活を守るため、無堤地区の堤防整備と危険個所の改修」は、その地域の区長から下妻市長に要望されたのですが、これを受けて下妻市が下館河川事務所の伊藤所長宛てに要望書を作成しました。稲葉下妻市長、飯塚市議会議長、須藤議員、「北台川」の「大島会長」など共に、私も出席しました。

机の上に流域の大きな地図を広げて打合せをしました。
右端に指差しているのは、前河原地区選出の須藤市議会議員です。
「とうとうおきた」で掲載した「前河原の越水動画」ですが、この越水地点のすぐそばに自宅があって、その防水作業に貢献しました。もし、あの越水が、決壊につながったらと考えると、大変怖いものがあります。

 この地域の水害については、「北台川」の溢水について、「機場建設が必須」と説いて参りましたが、「鬼怒川本体」についても、その浸水被害の心配はあったのです。このHPで、「とうとう起きた」と書きましたが、そういう「想定内の」不安のあるレベルだったのです。それが、それこそ「想定外」の雨量によって、すべて現実になった、ということだと思います。何とかの法則に、 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」、というのがあるそうです。実際、その法則通りになってしまい、しかも、今後もその可能性は継続している、ということなのです。

予想通りに溢れた北台川の「改修期成同盟会」の大島会長です。
ご自宅も被害にあわれましたが、「なんとかしないと」の強い意志を持って長年、改修工事・機場設置運動をされてきました。

 要望書には、次のように書いてあります。

1.下妻市を流れる鬼怒川の堤防には、無堤地区や堤防の高さの低い地区があり、以前から浸水被害の発生が懸念されていた。
2.被災地の状況を充分に理解して欲しい。
3.原因の解消と改修の迅速化について、特段の措置をお願いしたい。
4.北台川の内水解消にむけ、排水機場の整備を図ってもらいたい。

要望書の中で、『特段の』と断っているのは、日本全国、危ないところがたくさんあり、この地区ばかりじゃない、ということもあって、前の国交省大臣も『優先順位つけが悩ましい』と言っているからです。

鬼怒川回収の今後について、伊藤所長から、いろいろお話がありました。
国とすれば、ここばかりではない、ということは充分理解しておりますが、今回の「実績」で、恐らく緊急度は一番になったのではないか、と思っています。とにかく、市だけで、県だけで対応できるものではありませんので、今後も、要望を続けて参ります。

 「地方創生」と言って、鳴り物入りで国が進めていて、私もそれ関係の茨城県の委員をしておりますが、河川・電気・交通などのインフラをしっかりさせておいての「創生」だと思います。

 今回の鬼怒川決壊・越水で、家を流され、田畑を流された人達がどうなってしまうかは、先日の「JA常総ひかり」での会議でもあきらかです。多重債務が引き金になって、離農・離職が増える恐れがあるのです。「コンクリートから人へ」は、コンクリートをちゃんと使ってインフラ整備をすれば、人の幸せな生活への橋渡しになる、と考え直して、是非、本要望を実現していただきたい、と思います。

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2015年10月24日

茨城をたべよう収穫祭

 久々の晴天の中、「茨城をたべよう収穫祭」が、二日間に渡って開催されました。
もともと、「茨城を食べよう」の下に茨城県産食品の普及・啓蒙活動をして来ていたのですが、それが、先の大震災時の原子力事故により、茨城県産の農産物出荷量に影響が出てきたために、いっそうの拡販と安全を広めようと始まったお祭りです。

 昨年までは、笠間市で開催されてきましたが、今年は、下妻で、ということで、砂沼広域公園「砂沼サンビーチ」での開催、としてもらいました。

砂沼サンビーチ駐車場側の会場入り口。ここから入って、奥の「砂沼サンビーチ」内がメイン会場です。

出展者の「青と白の縞」で埋め尽くされたメイン会場です。
夏休みの間、いろいろなプールやウォーターシュートなどを楽しめる広い会場なのですが、そんな会場も狭く感じるお祭りでした。

被災地では、まだ、お祭り騒ぎどころではないかも知りません。この災害がもたらした人・物への被害は、離農・離職等、将来に和って地域に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
どうやって復興させるか、国・県・地域が一体になって対応しなければならない今後の課題です。

主催者の茨城県を代表して、知事のご挨拶。
『震災時の原発事故で農産物の風評被害が出て来ていた。なんとかしなくちゃ、ということで、こういうお祭りをして、「茨城の生産物は安心だよ」「美味しいよ」と宣伝をして行こう、ということで、「茨城をたべよう」をはじめました。東京の卸売市場では、「もう、ほとんど茨城産だよ」と言われるぐらい、「実質日本一」の茨城県農産物なんです。みなさんも、今日、明日とたくさん食べていただいて、それを実感していただきたいと思います。』

主催者の下妻市を代表してのご挨拶。
『今回の開催が下妻市になって、大変、感謝しております。下妻市としましても、この場所では先日、別のお祭りを仕掛ける等、地域発展への活動をして来ました。こんごも、いろいろな行事を考えてがんばってゆこうと考えております。』

つい、一ヶ月前には、「とうとう起きた大災害」でした。まずは、お亡くなりになった方へのお悔やみ申し上げ、来月、県議会で、被災された方々への対策を進める事をご報告しました。
北海道を除けば、実質一番の茨城県農産物生産量。もっともっと、宣伝拡販した地域農業の発展に貢献したい、とご挨拶を申し上げました。

 これまでは、茨城県議会議長が開会ご挨拶をしてきたのですが、今回は、「地方創生に関する調査特別委員会」の委員長でもあることや、主催が、茨城県と下妻市で、地域出身の県議会議員でもあるし、ということで、私がご挨拶を、ということになりました。

「県西地域のおいしいものいっぱいストリート」「ステージイベント」「キッズ・コーナー」など、食べて飲んで見て楽しめる二日間の収穫祭でした。

稲葉市長と橋本知事が連れ立って会場視察。あちこちで声をかけられて記念撮影、です。

開会式の出番を待っているところです。
左から稲葉市長、飯塚市議会議長、そして私です。
何の話で盛り上げているのか、忘れてしまいましたが、共に下妻地区の将来のために働いている面々です。この日は、終日、会場いて、いろいろな方々ともお話が出来、大変、有意義な一日でした。

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2015年10月21日

平成27年度 下妻市表彰式

市内在住の方達で、市の発展に特別な功績があった方々を表彰して感謝する「下妻市表彰式」に出席して、ご挨拶を申し上げて参りました。
平成15年に制定された「下妻市表彰規定」に沿って行われている表彰式ですが、今年度は、自治功労表彰5人、一般功労表彰32人、奉仕活動や多額の寄附があった善行表彰4人の計41人が表彰されました。

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2015年10月17日

しもつま砂沼フェスティバル

毎年、ご挨拶を申し上げております、この「しもつま砂沼フェスティバル」。
平成三年(1991年)の10月26日に、第一回が開催されました。
ですから、それから、もう、四半世紀になるのです。
 私のホームページの「プロフィール」をご覧になっていただければ、その年、このお祭りの翌々月の選挙の結果、私は、「下妻市議会議員」に選んでいただいたことが、お分かりになると思います。
 初回のお祭りの時には、そんな訳で、ご挨拶のしようもございませんでしたが、二回目からは出席させていただいていたように記憶しております。

 そんなに歴史を重ねてきた「しもつま砂沼フェスティバル」、下妻のお祭りの定番になっておりますが、これからも、下妻市の発展に寄与していただけるよう、皆様方にお願い申し上げました。

こちらも定番、市内保育園児の演技です。
毎回、こんな小さな子に、どうやって教えたのか、先生方のお力に驚くばかりです。

砂沼サンビーチのへの通路に並んだ露天。
先月に起きた鬼怒川決壊・越水災害の影響を心配していたのですが、今年もたくさんの来場者においでいただけました。

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2015年10月15日

鬼怒川水害対策会議 農業・商工関係者との支援制度等に係る意見交換等

 鬼怒川決壊・越水災害発生から一ヶ月が過ぎ、この日、その災害による被害への支援制度などについて、意見交換会が開かれました。

日が経つにつれ、その被害状況が明確になってくると、損害程度もはっきりして来て、これからの対策検討も具体的にできる、ということなのですが、とにかく、その規模が大きくて愕然とするものがあります。

「どのように支援すべきか」「なにが必要か、なにが問題か」について、意見交換を行いました。

ご挨拶

 道路の復旧は年内終了予定の報告が、常総工事事務所からありました。

道路だけではなく、決壊・越水した堤防など河川関連への対応もありますが、これらの「物」の復旧は、今後の国・県の予算次第で進められ、やがては完成するものだと思います。しかし、復興させることは、こうした「物」ばかりではないと思います。

県の各部門からの状況説明を聞く

説明を聞くJAひかり、商工会の代表

 茨城県農林水産部によれば、114億円余りに被害額、となっています。

水稲等、農作物の被害、トラクター・パイプハウスなど農業設備の被害、家畜の被害、それに、土砂流入による田畑の復旧費用などです。また、茨城県商工労働部によれば、調査途中ではありますが、すでに120億円になろうとする中小企業事業者の被害状況があります。

 道路は、修理させれば良い、壊れたものは直したり、買い換えたりすれば良い、なのかも知りませんが、本当の問題は、今回の災害が、農業従事者、商工従事者に与えた深刻な影響だと思います。

 本会には、被災各市、商工会代表者、JA常総ひかり代表者などが出席しておりました。皆、それぞれに苦境を述べるのですが、最も困っているのは、「多重債務に陥る」ことと、それによる農業従事者・商工業従事者の「離脱」のことだ、と説明しています。

農協・商工会からの不安の声に、どのように対応して行くかをご説明しました。

 「事業」を行う時に、全て自己保有資金で対応できる、という人は少ないと思います。何らかの形で資金融資を受けて、それを事業が生み出す利益で返済して行く、という形をとっています。事業でなくても、例えば、家を新築した、リフォームした、車を購入したなど、融資を受けて返済している途中だった人は、たくさんいるのです。それが、ある日、洪水と共に「返済だけが残った」状態になるのです。それがないと、生活に困るものですから、買い直し、ということになるのですが、水害だからと言って、「前の負債はゼロに」などということにはなりません。「前の負債」と「新しい負債」の両方を抱えることになってしまいます。あるいは、全部失っていれば、あれやこれやの「複数の新しい負債」の場合もあるでしょう。東日本大震災の時もそうでしたが、こうして「多重債務者」がたくさんできてしまう恐れがあるのです。

窮状を訴える商工会代表

被害状況を説明する下妻市代表

 「補助金が、あるだろう」「返済猶予が、あるだろう」というご意見も出そうですが、それらは、多重債務者の救済にはなりません。返済開始時期の先送りにはなりますが、結局は、債務が増えることに違いはないのです。

 実際、この会議でも各代表から、その懸念の声が上がっていました。

 さらに問題があります。

「多重債務」への対応ができなければ、事業の継続はできなくなる、ということです。

田畑を元の使える状態に戻せない、元に戻すまでは、田畑からの収入を見込めない、戻しても耕作機械を調達できない、となれば、「この際だから、もう、農業、止めるか」ということにならないか、ということなのです。商工業者の被害者にとっても、事情は同様でしょう。

 常総ひかり農業協同組合は、茨城県議会議長宛に緊急要請書を9月15日付で提出していますが、そのなかで、「生産意欲を維持し、営農を継続するための救済措置」を強く予防しているのも、こうした事情からよく理解できます。

 この災害については、いろいろな問題について、いろいろなところで、いろいろな事が言われておりますが、「今となっては」、まず、こうした被災者の救済をどうするか、これを真っ先に論ずるべきだと、私は考えております。

 実際、どこまでお役に立てるかは、現在の所でははっきりしないところもあるのですが、本会議の内容は、県議会による対策会議などに反映させるために活動したいと考えております。

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2015年10月7日

農林水産委員会県内調査

県南・県西地区での農林水産委員会の現地調査を行いました。
最初に、つくば市の「ベビーリーフ」の大規模生産・販売をしている会社を訪問しました。
「ベビーリーフ」って、ご存知ですね?
呼んで字の如く、なのですが、完全に成長する前の「葉」を言います。
生野菜サラダ用として需要が高いのですが、この会社では、「トヨタ方式」の導入により、様々な合理化をしておりました。

こちらは、桜川市の「チョウザメ養殖業者」です。
宝石と言われるキャビアはもちろんのこと、燻製や缶詰など加工商品も開発販売をしております。
遊休農地を利用した産業ですが、こんな近くで「チョウザメ」を拝見して、少々、驚きました。

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2015年10月6日

「地方創生に関する調査特別委員会」中間ご報告

今年の3月に「地方創生に関する調査特別委員会」が発足し、15人の議員が専任されて、私が委員長をすることになり、その勉強会をして、などということを7月に掲載しました。
そして、活動を続けて参りましたが、今月、その委員会の「中間報告」をしました。
この日は、委員会の皆さんと一緒に、「中間報告書」を知事に提出しました。

知事室隣の会議室で、委員会のこれまでの活動と成果、今後の課題などについて、知事に直接、説明をしました。
知事は、たいへん興味深げに報告を受けて下さり、今後の活動と最終報告に期待する、とおっしゃって下さいました。

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2015年10月3日

第10回シニアお楽しみ会 (主催:ふれあい電話 後援:下妻市社会福祉協議会)

 毎年恒例「シニアお楽しみ会」にお招きを受けて、日曜日の午後を楽しんで参りました。お年寄りに電話をかけて安否確認を兼ねた「ふれあい電話」活動をしている方々の主催する「お楽しみ会」で、このHPでも何度か取上げておりますので、皆様もご存知かと思います。

 ところで、今年は、「お招きを受けた」と言っても、私にとっては、特別な「お楽しみ会」となりました。

 「社会福祉協議会」後援だけあって、「シニアの問題についての啓蒙活動」があって、その後に「催し物」があるのですが、今回は、「歌」、しかも、ほぼ「オペラ」、それもアマチュアの、ではなく、現役バリバリのプロの、なのです。

 当然、「なま」、なのですが、この規模の「お楽しみ会」での「オペラ」なんて、「普通、ありえない」、って思いませんか?

 「ありえない」と言えば、この出演する「プロのオペラ歌手」は、私の妻と実の息子、なのです。

 これも、「普通はありえない」ことだと思うのですが、そういうこともあっての「オペラを楽しむ」会になったのです。もちろん、皆様のこれからの益々のご活躍を祈念して、県議会議員としてのご挨拶を申し上げましたが、例年とは異なる私にとっての「お楽しみ会」出席だったのです。

 そのせいかどうか、大変な盛況でした。

「ふれあい電話」の主催した「お楽しみ会」を、何枚かの写真でご紹介いたしますので、次回は、皆様も是非、参加してご覧になったらいかがか、と思います。

 いずれにしても、とかく家にこもりがちになってしまう「シニア」の方々にとっては、文字通りの「お楽しみ」だったのではないか、と思います。

たくさんのシニアで賑わう受付です。
赤エプロンの「ふれあい電話」スタッフもたくさんいて、和やかに受付をしていました。

こうやって高いところからご挨拶を申し上げていると、シニアの皆様のはつらつとした表情を一度に感じることができます。
「シニア」とか「年寄り」とか、なにか右肩下がりの印象を受ける言葉ですが、みなさん、人生の一区切りがついて、これからこその人生を楽しめる方々なのです。「ふれあい電話」や関連する皆さんに感謝と、来年、再来年への継続をお願いし、ご挨拶とさせていただきました。

『ニセ電話詐欺にご用心』の説明を、みなさん、熱心にお聴きになっていました。『他人事ではない』と思っていただければ幸いです。
「私は大丈夫、こんなのにはだまされない」と思っている人が、被害者になって行くのですから。

この方、れっきとした下妻警察署の警察官です。
『ニセ電話詐欺』の寸劇で、『詐欺師役』を勤められたのですが、被害者役に向かって迫真の演技で被害者役に電話をかけています。

ニセ電話詐欺被害者役の『ふれあい電話』スタッフです。
舞台で詐欺師役警察官から電話を受けての応対中です。ATMまで行って、まんまとだまされて、振込みをしてしまいます。

詐欺師役と被害者役の寸劇に見入るみなさん。
会場全員、まじめなまなざしで、ときどき笑いが起きるものの、「目」は、真剣でした。

寸劇の後で、「ふれあい電話」会長のご挨拶。『みなさん、本当に気をつけましょうね、他人事では、ないんですよ。』

こちらは、千代川公民館の別室でリハーサル中の『第42団下妻ガールスカウト』。このサイトにも頻繁に出演しています。
今回も、「オペラ」の舞台に上がって活躍します。

舞台に上がった子供たち。『シニアお楽しみ会』のはじまり、です。

私事ですが、妻と実の息子、です。
私にとっての『特別のお楽しみ会』というのも、ご理解いただけたのではないかと。それぞれにその道で活躍しておりますが、まさか、一緒の舞台でとは。

この姿で、ずぅ~っと、撮影しておりました。正直、腕が痛くなって・・

みんなで合唱して、『シニアお楽しみ会』も、お開きに。参加してくださった皆様から盛大な拍手をいただきました。

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