昨年に続いて第二回「桜花の集い」を開催しました。
今年は、茨城県の大井川新知事の講演も予定しましたので、
昨年の会場よりも広い下妻市総合体育館を会場としました。
このため、「桜花の集い」の後に予定しました「懇親会」への移動も、
円滑に速やかに行えました。
懇親会では、大井川知事を囲んだ写真撮影を行いましたが、
直接、知事と話ができる機会とあって、
みなさん、いろいろ知事に話しかけていました。
知事も、気さくに応対して下さいましたので、
大変和やかな懇親会となりました。
「桜花の集い」と、その懇親会につきましては、
別途、このホームページに掲載予定ですが、
今回は、知事の講演内容と私のご挨拶を掲載させていただきます。
まず、私のご挨拶から。
『 私が、6期23年の長き歳月に渡り、
茨城県政にたずさわって来ることができましたのは、
市民の皆様方のご支援、ご指導のたまものと、深く感謝申し上げます。
現在は、昨年に引き続き、自民党県連総務会長を拝命し、
さらなる県勢飛躍を目指して日々、議員活動を尽力しているところです。
さて、昨年同様、今年も「茨城県議会議員飯塚秋男桜花(はな)の集い」を、
開催致しました。ご支援をいただいているたくさんの皆様方に、
このようにたくさんのご出席をいただき、誠にありがとうございます。
また、昨年、知事選におきましては、
大井川和彦知事候補へのご支持をいただき、
初当選する運びになりましたことにつきましても、
重ねてお礼を申し上げる次第です。
本日は、大井川新知事をお迎えし、
新しい県政について、お話をうかがう機会を設けましたが、
菊池新下妻市長、市議会議員、国会議員の皆様方からも、
将来にむけた「ビジョン」を、大いに語っていただきたいと思います。
関東・東北大豪雨災害により鬼怒川堤防が決壊しましたが、
その復旧には、永岡代議士をはじめ、県選出の先生方が、
国との折衝にあたって下さり、迅速な復旧ができました。
私の願望でもある、地下鉄8号線誘致につきましては、
人口減少が進む中での鉄道誘致の困難さがありますが、
逆に、そういう状況であるからこそ、鉄道は不可欠である、
と考えております。
そして、誘致活動を続けた結果、国交省への答申には、
「茨城西南地域には、将来、鉄道は、必要」と明記されました。
この「鉄道誘致」という「夢のある」事業を達成すべく、
その実現にむけて、埼玉、千葉県の両県にも、
誘致活動を常にお願いし続けてまりました。
もちろん、茨城県の大井川新知事にも、
この誘致推進活動に一生懸命のご支援をいただいております。
私の事務所には、「百年カレンダー」が貼ってありますが、
簡単ではない、そして長期に渡る活動を見据えてのものなのです。
新知事は、県政発展のため、国内はもちろん、世界に向けても、
茨城の魅力度向上を目指し、今までとは違った視点から、
斬新な素晴らしい県政運営に取り組んでいます。
さて、この下妻市を見てみますと、
工業団地造成や、景観のすばらしいまちづくりを推し進めておりますが、
その実現のためには、これまで以上に、
国、県、市が一体となって動かなければなりません。
こうした動きが円滑に流れ、
それが、市民の生活向上と、住みよいまちづくりにつながるように、
日々、前進していくのが、私の務めと感じております。』
次は、大井川知事の講演内容です。
『 昨年の県知事選の時には、皆様方の力強いご支援をいただき、
初当選をさせていただきましたことを、心から感謝申し上げます。
また、この「桜花(はな)の集い」には、昨年に引き続きお招きをいただき、
私の考える、将来の県政づくりをお話をさせていただく機会を得ましたことに、
お礼を申し上げます。
選挙期間中には、皆様方から貴重なご意見をいただき、
県内のいろいろな現実を見せていただき、
そうした事をもとにして、政策を考えることが出来るようになりました。
規制緩和の必要性や、事業内容を吟味したメリハリのある予算配分、
県内工業団地販売価格を、
「現実に合わせた適正価格」に変更したりもしました。
こうしたことは、選挙期間中に「現実」を知りえたことによるものです。
知事となり、初めて新年度の予算を組むことになりました。
「地下鉄8号線延伸誘致の啓発運動」には、力を注ぐ考えであります。
つくば市には、世界に通じる研究機関が多く集中していますので、
企業でも、研究所でも質の高い雇用を生む誘致運動を重ねます。
人口の増加も必要ですが、利益を上げることができ、
安定した日常生活が送れる企業が良いと考えます。
「利益」を考えた場合、顧客との距離が遠くても良いと思います。
IT企業がさかんな現状を見てみれば、
アメリカのシアトルのような町が、日本に生まれ、
そしてつくばがその中心になる可能性があります。
私は、「IT」を大いに利用した茨城県を実現したいと思います。
盤石な企業が地域にあるだけで、
その周辺の経済は、一変してしまうのです。
いろいろ考えて、私は、4つの柱をたてました。
その一つは、農業です。
米のブランド化を進め、収益を上げます。
茨城県は農産物売り上げで、全国2位ですが、農業所得では、全国9位。
千葉県と比べて百万円も所得が低いのです。
手法、手段を変えれば、夢のある農業経営ができると思います。
茨城の、品質も良く、安心、安全な農産物を世界に売り込むために、
私も「トップセールス」を積極的に行いたいと思います。
可能性を試すための「茨城マルシェ」がありますが、
これは、茨城の商品の「イメージをアップ」を目的にしていて、
そのためには、「茨城マルシェ」の多少の赤字も仕方がない、
と思ってもおります。
生産性」を考えてみると、
大規模化が遅れ、また、農業集約率も低いのも事実です。
その対策のために、民間企業で実績を上げている人材を、
ヘッドハンディングして当たらせております。
医療に関しては、
全国で下から2番目という、医師不在の本県であり
これを解消するには、
ハンガリーに留学して医師免許を取得するための援助や、
県内でも医学部を設立して、医師不足を解消することも
可能かもしれません。
しかし、条件等で難しい面もあるのも事実です。
教育については、幼児教育も大切な事業です。
しかし、重要な教育事業にも集中していく反面、
効果が出ないものについては、それを止める決断も必要です。
教育により、県民の一人一人が課題を見つけ、自分がその問題を
どのように解決し、なおかつ、成長ができるか、
そして、人間として自分自身に誇りをもって生活できるかが、
重要だと思います。
個性豊かな教育を計画のもと、
将来の人づくりに結びつけたいと思います。
県内観光についてですが、
茨城空港を利用しても、宿泊するところが少なく、
「宿泊場所を増やしてほしい」要望が出ております。
やはり、良い宿泊場所があるだけで、「イメージアップ」にもつながります。
いろいろと将来について私の考えをご説明しましたが、
どれも、すぐには、実現はできません。
ですが、私は、まず、県庁の組織を大きく見直し、営業戦略部を設立しました。
そして、私自身が営業部長となり、
県職員の意識改革を県庁内部から起こしていき、
日本はもちろん、世界に誇れる茨城を目指して参ります。』