2015年8月の活動index
- 8月19日
- 青年会議所 第二回総会(格物致知)
- 8月17日
- 下妻甘熟梨が発売開始
- 8月9日
- 小野子町防犯パトロール隊 感謝状贈呈式
- 8月3日
- 鬼怒川ふれあい道路建設期成同盟会総会と常総パイパス整備促進期成同盟会総会
下妻甘熟梨が発売開始
この地方では7月ではなく、「お盆」は8月行事、が多いのですが、いつもの仏壇から「盆棚」を作ってご先祖さまをお迎えするのは、だいたいどちらさまでも同じだと思います。そのお供え物につきものなのが、「梨」です。「スイカ」と双璧をなしている、と言っても良いかも知りませんね。
でも、盆棚のそばの「梨の箱」って、もう、「八月の風物詩」と言ってもいいんじゃないか、とさえ私には思えます。
この「梨」なのですが、茨城県は、全国第2位の梨生産地であり、下妻市は、お隣の筑西市に次ぐ産地です。ちなみに、東京都中央卸売市場でのシェアは全国第1位だそうです。
梨の出荷は、七月上旬上旬からのハウス梨(幸水)に始まり、豊水、あきづき、新高、貯蔵梨(豊水)とつづきます。ですから、お盆の期間前後は、「幸水」が出回るのですが、実は、これまでは、いろんな事情があって「甘熟に近い果実の出荷」は難しかったのです。
特に「幸水」は、冒頭の「八月の風物詩」ですから、贈答用として8月上旬から、お盆までの出荷が主流なのです。ですから、お盆を過ぎると取引単価が急落することになります。つまり、需要低下による販売価格の低下は、「梨」でも同じなのです。
それに、需要の多いお盆の時期に出荷を合わせようとしますので、どうしても、食味より、見た目重視になりがちなのです。
こうした問題への対策として、梨農家の若手有志がプロジェクトを作り、「梨本来の旬のおいしさを伝えたい」と、ジベレリン処理を行わず、収穫を通常より10日程度遅らせ、樹上で十分に熟させた梨本来の高い糖度と風味をもった「食味重視」の「下妻甘熟梨」を誕生させました。そして、新たな商品として、2008年から生産・販売を開始しました。
今年は、お盆明けの8月17日から甘熟梨が発売開始されました。
8月17日に発売開始、としましたのは、市内ジャスコの入り口に大きく案内されていたからですが、甘熟させたせいか、選別したせいか、「5L」サイズのものが発売されていました。高級感をかもしだす「黒を基調」の化粧箱には、数量を違えたものが用意されていて、また、二個ずつにラップされたものもありました。
どれも、「甘くて美味しい」に間違いはありません。
皆さんにも、ぜひお買い上げをいただきたいと思います。
さて、いくらかは、下妻の梨の宣伝ができたでしょうか。
8月22日には、このジャスコでの販売促進会がありまして、稲葉下妻市長、JA常総ひかりの草間組合長、イオン下妻店長と一緒に出席しております。午前中、午後と店頭にたっての営業をしました。また、午後三時頃からは、舞台を下妻市大木の第一選果場に移しまして、ジェトロと一緒にベトナム・ブラジル・アメリカ等のバイヤーさんへの海外「売り込み」にも参加しました。詳しくは、新しく構成し直しました私のサイトの「写真記録」に後ほど、掲載させていただきます。
私のホームページでは、毎年、この梨のお話を掲載しております。
「梨」で検索していただければ、なぜ、私が、こんなに一生懸命になっているか、ご理解をいただけると思いますが、梨ばかりではなく、この地域の農業問題への対策をどうするか、このことについて、今後とも皆様と考えて参りたいと思います。