2015年10月の活動index
- 10月26日
- 鬼怒川堤防整備に関する要望書提出
- 10月24日
- 茨城をたべよう収穫祭
- 10月21日
- 平成27年度 下妻市表彰式
- 10月17日
- しもつま砂沼フェスティバル
- 10月15日
- 鬼怒川水害対策会議 農業・商工関係者との支援制度等に係る意見交換等
- 10月7日
- 農林水産委員会県内調査
- 10月6日
- 「地方創生に関する調査特別委員会」中間ご報告
- 10月3日
- 第10回シニアお楽しみ会 (主催:ふれあい電話 後援:下妻市社会福祉協議会)
鬼怒川堤防整備に関する要望書提出
先月の台風の影響で、下妻市も鬼怒川からの越水被害を受けました。
どの程度のものであったかは、本HPにも掲載しておりますが、今回、『鬼怒川堤防の整備』について、国土交通省関東地方整備局の下館河川事務所に要望書を持参し、打合せをして参りました。
「鬼怒川沿い地域住民の安全安心な生活を守るため、無堤地区の堤防整備と危険個所の改修」は、その地域の区長から下妻市長に要望されたのですが、これを受けて下妻市が下館河川事務所の伊藤所長宛てに要望書を作成しました。稲葉下妻市長、飯塚市議会議長、須藤議員、「北台川」の「大島会長」など共に、私も出席しました。
この地域の水害については、「北台川」の溢水について、「機場建設が必須」と説いて参りましたが、「鬼怒川本体」についても、その浸水被害の心配はあったのです。このHPで、「とうとう起きた」と書きましたが、そういう「想定内の」不安のあるレベルだったのです。それが、それこそ「想定外」の雨量によって、すべて現実になった、ということだと思います。何とかの法則に、 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」、というのがあるそうです。実際、その法則通りになってしまい、しかも、今後もその可能性は継続している、ということなのです。
要望書には、次のように書いてあります。
1.下妻市を流れる鬼怒川の堤防には、無堤地区や堤防の高さの低い地区があり、以前から浸水被害の発生が懸念されていた。
2.被災地の状況を充分に理解して欲しい。
3.原因の解消と改修の迅速化について、特段の措置をお願いしたい。
4.北台川の内水解消にむけ、排水機場の整備を図ってもらいたい。
要望書の中で、『特段の』と断っているのは、日本全国、危ないところがたくさんあり、この地区ばかりじゃない、ということもあって、前の国交省大臣も『優先順位つけが悩ましい』と言っているからです。
「地方創生」と言って、鳴り物入りで国が進めていて、私もそれ関係の茨城県の委員をしておりますが、河川・電気・交通などのインフラをしっかりさせておいての「創生」だと思います。
今回の鬼怒川決壊・越水で、家を流され、田畑を流された人達がどうなってしまうかは、先日の「JA常総ひかり」での会議でもあきらかです。多重債務が引き金になって、離農・離職が増える恐れがあるのです。「コンクリートから人へ」は、コンクリートをちゃんと使ってインフラ整備をすれば、人の幸せな生活への橋渡しになる、と考え直して、是非、本要望を実現していただきたい、と思います。
茨城をたべよう収穫祭
久々の晴天の中、「茨城をたべよう収穫祭」が、二日間に渡って開催されました。
もともと、「茨城を食べよう」の下に茨城県産食品の普及・啓蒙活動をして来ていたのですが、それが、先の大震災時の原子力事故により、茨城県産の農産物出荷量に影響が出てきたために、いっそうの拡販と安全を広めようと始まったお祭りです。
昨年までは、笠間市で開催されてきましたが、今年は、下妻で、ということで、砂沼広域公園「砂沼サンビーチ」での開催、としてもらいました。
これまでは、茨城県議会議長が開会ご挨拶をしてきたのですが、今回は、「地方創生に関する調査特別委員会」の委員長でもあることや、主催が、茨城県と下妻市で、地域出身の県議会議員でもあるし、ということで、私がご挨拶を、ということになりました。
「県西地域のおいしいものいっぱいストリート」「ステージイベント」「キッズ・コーナー」など、食べて飲んで見て楽しめる二日間の収穫祭でした。
鬼怒川水害対策会議 農業・商工関係者との支援制度等に係る意見交換等
鬼怒川決壊・越水災害発生から一ヶ月が過ぎ、この日、その災害による被害への支援制度などについて、意見交換会が開かれました。
日が経つにつれ、その被害状況が明確になってくると、損害程度もはっきりして来て、これからの対策検討も具体的にできる、ということなのですが、とにかく、その規模が大きくて愕然とするものがあります。
「どのように支援すべきか」「なにが必要か、なにが問題か」について、意見交換を行いました。
道路の復旧は年内終了予定の報告が、常総工事事務所からありました。
道路だけではなく、決壊・越水した堤防など河川関連への対応もありますが、これらの「物」の復旧は、今後の国・県の予算次第で進められ、やがては完成するものだと思います。しかし、復興させることは、こうした「物」ばかりではないと思います。
茨城県農林水産部によれば、114億円余りに被害額、となっています。
水稲等、農作物の被害、トラクター・パイプハウスなど農業設備の被害、家畜の被害、それに、土砂流入による田畑の復旧費用などです。また、茨城県商工労働部によれば、調査途中ではありますが、すでに120億円になろうとする中小企業事業者の被害状況があります。
道路は、修理させれば良い、壊れたものは直したり、買い換えたりすれば良い、なのかも知りませんが、本当の問題は、今回の災害が、農業従事者、商工従事者に与えた深刻な影響だと思います。
本会には、被災各市、商工会代表者、JA常総ひかり代表者などが出席しておりました。皆、それぞれに苦境を述べるのですが、最も困っているのは、「多重債務に陥る」ことと、それによる農業従事者・商工業従事者の「離脱」のことだ、と説明しています。
「事業」を行う時に、全て自己保有資金で対応できる、という人は少ないと思います。何らかの形で資金融資を受けて、それを事業が生み出す利益で返済して行く、という形をとっています。事業でなくても、例えば、家を新築した、リフォームした、車を購入したなど、融資を受けて返済している途中だった人は、たくさんいるのです。それが、ある日、洪水と共に「返済だけが残った」状態になるのです。それがないと、生活に困るものですから、買い直し、ということになるのですが、水害だからと言って、「前の負債はゼロに」などということにはなりません。「前の負債」と「新しい負債」の両方を抱えることになってしまいます。あるいは、全部失っていれば、あれやこれやの「複数の新しい負債」の場合もあるでしょう。東日本大震災の時もそうでしたが、こうして「多重債務者」がたくさんできてしまう恐れがあるのです。
「補助金が、あるだろう」「返済猶予が、あるだろう」というご意見も出そうですが、それらは、多重債務者の救済にはなりません。返済開始時期の先送りにはなりますが、結局は、債務が増えることに違いはないのです。
実際、この会議でも各代表から、その懸念の声が上がっていました。
さらに問題があります。
「多重債務」への対応ができなければ、事業の継続はできなくなる、ということです。
田畑を元の使える状態に戻せない、元に戻すまでは、田畑からの収入を見込めない、戻しても耕作機械を調達できない、となれば、「この際だから、もう、農業、止めるか」ということにならないか、ということなのです。商工業者の被害者にとっても、事情は同様でしょう。
常総ひかり農業協同組合は、茨城県議会議長宛に緊急要請書を9月15日付で提出していますが、そのなかで、「生産意欲を維持し、営農を継続するための救済措置」を強く予防しているのも、こうした事情からよく理解できます。
この災害については、いろいろな問題について、いろいろなところで、いろいろな事が言われておりますが、「今となっては」、まず、こうした被災者の救済をどうするか、これを真っ先に論ずるべきだと、私は考えております。
実際、どこまでお役に立てるかは、現在の所でははっきりしないところもあるのですが、本会議の内容は、県議会による対策会議などに反映させるために活動したいと考えております。
第10回シニアお楽しみ会 (主催:ふれあい電話 後援:下妻市社会福祉協議会)
毎年恒例「シニアお楽しみ会」にお招きを受けて、日曜日の午後を楽しんで参りました。お年寄りに電話をかけて安否確認を兼ねた「ふれあい電話」活動をしている方々の主催する「お楽しみ会」で、このHPでも何度か取上げておりますので、皆様もご存知かと思います。
ところで、今年は、「お招きを受けた」と言っても、私にとっては、特別な「お楽しみ会」となりました。
「社会福祉協議会」後援だけあって、「シニアの問題についての啓蒙活動」があって、その後に「催し物」があるのですが、今回は、「歌」、しかも、ほぼ「オペラ」、それもアマチュアの、ではなく、現役バリバリのプロの、なのです。
当然、「なま」、なのですが、この規模の「お楽しみ会」での「オペラ」なんて、「普通、ありえない」、って思いませんか?
「ありえない」と言えば、この出演する「プロのオペラ歌手」は、私の妻と実の息子、なのです。
これも、「普通はありえない」ことだと思うのですが、そういうこともあっての「オペラを楽しむ」会になったのです。もちろん、皆様のこれからの益々のご活躍を祈念して、県議会議員としてのご挨拶を申し上げましたが、例年とは異なる私にとっての「お楽しみ会」出席だったのです。
そのせいかどうか、大変な盛況でした。
「ふれあい電話」の主催した「お楽しみ会」を、何枚かの写真でご紹介いたしますので、次回は、皆様も是非、参加してご覧になったらいかがか、と思います。
いずれにしても、とかく家にこもりがちになってしまう「シニア」の方々にとっては、文字通りの「お楽しみ」だったのではないか、と思います。