2014年7月の活動index
- 7月22日
- 下妻梨生産者大会
- 7月21日
- 大木の「こさがり」
- 7月12日
- 行田地区の子供神輿新調お披露目
- 7月11日
- 茨城県警察官友の会 下妻支部懇親会
- 平成25年度「大宝地区担い手木田川農作業受託部会」総会
- 7月8日
- 自民党下妻常総支部役員会
- 7月7日
- 第13回フラワーカップゴルフ大会
下妻梨生産者大会
今年も、常総ひかり農業協同組合「下妻梨共同選果場」主催の「下妻梨生産者大会」にお招きを受けて出席し、ご挨拶を申し上げて参りました。
つくば市の「ホテルグランド東雲」で開催された大会には、梨生産者、販売業者、県西農林事務所、下妻市役所と生産、販売、行政関係者が一同に介し、今年度の梨の産地情勢と出荷計画について確認をします。そして、生産者の発展を図るための決議をします。
関係者が全員で「しもつまの梨」を盛り上げて行こうということなのです。
最近、食の問題がメディアに取上げられていますが、海外では、食の安全の観点からも、日本の農産物は、「高級品」として位置づけられているそうです。現に、先日、ベトナムから茨城の農業を視察にお出でになりましたし、タイなどでは、特に日本の農産物への人気が高いとのことで、下妻市長がタイ大使館に「営業」に行って好感触を得て来た、とのことです。
そうした中、先日、「ジェトロ茨城貿易情報センター」が水戸に設置されました。「農業算出額が2012年まで5年連続全国2位の農業、日立のものづくり産業、つくばや東海の最先端科学技術といった豊かな地域資源を有する同地域において、自治体や関係機関との連携をさらに強化し、地域のニーズにより一層根ざした展開を図る」ことを目的にしております。
これは、「しもつまの梨」にとっても、良いことだと思います。
「少子化」や「輸入果物の増加」、それに「TPP」などを考えた時、これからの地域の農業事情は大きく変わって行くと思います。「梨」ばかりではありませんが、これからは「海外展開」を考えて行かないと、その発展は難しいと思います。
なお、「ジェトロ的」には、「しもつまの梨」とか「茨城の梨」ではなくて、「日本の梨」とした方が、外国には販売しやすいそうなおですが、私的には、どうしても「しもつまの」を強調していただきたくなります。
海外への販売展開も重要ですが、「産地間の競争」にも勝たなければなりません。
いつまでも、「幸水」「豊水」だけでは、他の産地に負けてしまうかも知りません。
この対策としては、実は、まもなく、梨の新品種「つくば54号」の試食会が開かれることになっています。私は、この品種に大変期待しているのですが、これがうまく行って、梨生産者の後継者が引き継いでくれれば、「しもつまの梨」も安泰なのではないか、と思っています。
「下妻、茨城の梨」の宣伝も重要なのですが、私は、今年、茨城県議会の議長を拝命していて、例の「茨城の認知度」をなんとかして上げてやろうと考えています。議員さんにも営業マンになっていただく等、策を講じているのですが、今年は、全国の県議会議長さん宛てに「しもつまの梨」をお送りして、そのPRに協力してもらおうと考えております。
主催者のご挨拶や、いただいた資料によると、今年は、「これまでにない豊作になるだろう」とのことでした。私は、これからも「しもつまの梨」のために、頑張ってゆくつもりですが、今期の収穫が終わったときに、「大収穫だった」となることを期待していますとお話をして、ご挨拶とさせていただきました。
大木の「こさがり」
この日は、「海の日」でしたが、私は、お招きを受けて下妻市大木地区で三ヶ所の「こさがり」に、ご挨拶をして参りました。
「大木」は、下妻市の「上妻地区」にある、所帯数が約260、住民数900人弱の場所ですが、この大木では、全体を「北部」「南部」「田向」地区に分けて毎年、「こさがり」をします。
例えば「北部」では、早朝から地域の道路周辺の下草刈りなどをして、地域整備を住民が行います。これを「こさがり」、と呼んでいます。
「こさがり」は、この地域特有のものではないのですが、現在では、数少ない風習だと思います。ほかの地域でも、むかしは、整備されていない用水路や道路周辺の雑草、垂れ下がって通行の邪魔になる木の枝の剪定などを、町内みんなで行っていた記憶があります。時期的に夏祭りの前に「こさがり」をして、ということだったと思います。それが、世の中の情勢の移り変わりとともに、ほかの風習と同じように、だんだん廃れていったようです。
「こさがり」作業終了後、集会所に集まって「ごくろうさん」会を開くのですが、その席に私も下妻市長と一緒に招待されました。なぜ、行政の私達が、この席に招待されたかについては、「北部」会長がご挨拶の中で参加者の皆さんに説明して下さいました。
職業柄、下妻市長も私も、あちこちでいろいろなご挨拶をする機会があります。そのご挨拶の中で、行政への協力をお願いすることが良くあります。それは、「全てを行政だけで対処することはできないので」ということなのです。
日本に来る外国人の観光客が増えていますが、彼らが驚くことのひとつに「道路にごみが散らかっていない」ことなのだそうです。それも、行政側の清掃人がいないにもかかわらず、ということに驚くそうです。
この話は、日本に観光に来た外国人が、自分の国のブログ等に掲載していることなのですが、彼らの国では、「ポイ捨て」されたゴミが散らかっていたり、雑草が生え出たり、木の枝が道路に伸びてきても、それは、「行政が対処すること」なので、けっして自分達では対応しないのだそうです。「そのために行政に税金を払っているんだから」ということだそうです。
あるいは、日本にも、これらの外国人と同じ考えを持っている人もいるかも知りませんが、「行政だけでは対応しきれない」ことがあるのは事実なのです。なにしろ、市民の全ての要望を賄う程の予算はないのですから。
では、充分な予算があれば良いのか、というと、そうではない、と思います。自分達の住んでいるところは、進んで自分達できれいにして行こう、という気持ちがなければ、たとえ予算が潤沢にあっても、良い街づくりはできない、と私は考えております。ひとまかせではない、「自助努力」があってこそ、足らない予算も生きてくるのだと思います。日本の街中が綺麗に保たれているのは、この「自助努力」の精神があってのことだと思います。
「北部」会長さんは、この「自助努力」の話に同感し、さらに、それで間に合わなければ、市でも県でも応援する、と聞いて、ぜひ、大木の「こさがり」を見て欲しいと考え、市長と私を招いて下さったのです。
この地区には、企業の工場もいくつかあるのですが、会長さんは、その企業を回って、自分達の行動を説明し、各企業にも「自助努力」をお願いし、その成果を本日確認した、とお話していらっしゃいました。
「地域の連帯感」を強め、「自助努力」によって地域を良くして行ける「こさがり」のような風習は、大変素晴らしいものだと思いますし、これからも是非、続けていただきたいと思っておりますので、最後に、「良いことは次世代につないでいただきたい」とお願いをして、ご挨拶とさせていただきました。
行田地区の子供神輿新調お披露目
「行田」は、「なめた」と読みます。
この行田地区で子供神輿が新調されて、そのお披露目がありました。場所は、行田公民館でしたが、この直ぐ近くに私の実家があります。
このサイトでも、なんどか「子供神輿が新調されてお披露目」という記事を掲載して参りましたが、今回は、私の生まれ育った地区なので、これまでとは、また違った感慨があります。こういう仕事についておりますので、真っ先に、と言うわけにも行かず、「やっと地元の番になった」と言う思いが、正直、あります。
神輿と言えば、子供の頃の思い出があります。
夏祭りに繰り出す「お神輿」ですが、当時、この行田地区では、お神輿の準備の時、お神輿一式を川に持って行って洗ったものです。その後、色があせたり、はげたりしている部分には、赤や白や黒のペンキを使って補修をしました。
この作業は、代々、先輩の中学生達がするのですが、小さい私達は、憧れを持って眺めていたものです。年上や年下の子供達が一緒になって行動しながら、当時は、こんな機会を通じて「人間関係の築き方」を勉強して行ったように思います。
それはそれで良かったのですが、下妻市中心部の夏祭りに行くと、ペンキのお化粧し直しなんかしなくても済むお神輿が出ていて、子供心にも、これが大変うらやましかったことを覚えております。
そんな思い出のある行田の夏祭りなのですが、ここ七年ほど前から、神輿の新調が計画されてきました。問題は、どうやってその費用を捻出するか、と言うことですが、なかなかおいそれと集められない金額になるお神輿の新調です。地区の皆さんは、いろいろな方法を考えたり、実現できた地区のやり方を聞きに行ったりして、大変な努力をしたとのことでした。
こうしたことによって、地域の住民の連携が深まり、活性化につながればと考えるのですが、やはり根底にあるのは、少子高齢化、人口減少問題だ、と考えております。「初かつぎ」の写真でもわかりますように、この行田地区も、例外ではありません。
最近、二十歳から三十歳代の若年女性が激減することにより、「自治体消滅」の可能性が「日本創成会議」から報告されました。
この問題は、どの自治体でも深刻に受け止めれられていて、今週開催されました「全国知事会議」では、人口減が主要議題に取上げられ、茨城県の橋本知事は、その対策の一つとして、「出会いの場が少ないという声を受けて、県で結婚支援に積極的に取り組み、毎月15件ほど成立するようになった。国もこうした支援をすべきだ」と発言しております。いろいろ提案は出たようですが、県は県のレベルで、地域は地域のレベルで、できることから対策をしてゆくべきだと考えております。
もちろん、お神輿を新調したからと言って、直ぐの人口増加に繋がるわけではありませんが、この行田地区のような取り組みによって地域の和、一体感が強まると思います。
同じことが、あちこちの地域でも起きれば、今度は、地域間の連携を強化することになると思います。そうなると、現在でも千代川地区で行われている「神輿の連合渡卸」が下妻地区全域レベルに発展する、というようなことも夢ではないと思いますし、今後、活性化のためになにを計画するにしても、住民の連帯なしでは、実現は困難だとも思います。
これまで何度も協力させていただいた「お神輿の新調」が、これからの下妻市の発展にも繋がればと、そんなことを考えながら、ご挨拶をさせていただきました。
茨城県警察官友の会 下妻支部懇親会
市内「八幡屋」で開催されました「茨城県警察官友の会」懇親会にお招きを受け、出席してご挨拶を申し上げて参りました。
ところで、「警察官友の会」って、どんな会でしょう。
本会の趣意書には、「茨城県の平和と安全をこい願う私達は、社会の秩序を守り、日常生活の安全確保のために日夜献身的な努力をされている茨城県警察官各位に対し、一県民として心から感謝するとともに、これを支援し激励するものである。」とあります。
つまり、ほぼ、会の名前とおりの集まりなのです。
私達にとって「おまわりさん」として身近な「警察官」なのですが、簡単な気持ちではできない職業です。例えば、その職務に就く前には、全員、次の宣誓書を提出しなければならないそうです。
『私は、日本国憲法及び法律を忠実に擁護し命令及び条例を遵守し、地方自治の本旨を体し、警察職務に優先してその規律に従うべきことを要求する団体又は組織に加入せず、何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず、良心のみに従い、不偏不党且つ公平中正に警察職務の遂行に当たることを固く誓います。』
「警察官」とは、こういう方達なのです。
さて、この警察官が、下妻管内で、どんな活躍をして下さっているかを、昨年の実績から見てみましょう。
下妻警察署の「生活安全課」が毎月発行している「下妻生案」の本年第一号には、昨年一年間の「所管区別犯罪発生状況」が掲載されています。
- 平成25年の犯罪発生状況(PDF232kb、1ページ)
※詳しくはこちらをご覧ください。
「自動車盗」「オートバイ盗」「車上狙い」「万引き」など、刑法犯罪の年間総数は、1800件あまり。だいたい一日、約5件の犯罪発生率です。どれも、電話応対でおしまい、なんていうわけには行きませんから、全部、「出動」なのでしょうし、直ぐに終わってしまう現場対応ではありませんから、毎日が目の回るような忙しさだと思います。
それに、これは「刑法犯罪」についての集計結果ですが、他にも「交通課」が対応しなければならない「車の事故」もあるのです。
数字で見ると、これほどまでにお世話になっている「警察」ということが、よくわかりますね。警察と警察官のおかげで、こんなに犯罪があっても安心して生活できている、ということです。
ですから冒頭の趣意書のように、感謝して応援しようと言うことなのです。職業柄、毎日が危険と隣り合わせの警察官の皆さんには、心から感謝申し上げるとともに、これからも市民に親しまれる「おまわりさん」として、市民の生活のために頑張っていただけるようにお願いをして、ご挨拶とさせていただきました。
平成25年度「大宝地区担い手木田川農作業受託部会」総会
「木田川農作業受託部会」総会に、お招きを受けて出席し、ご挨拶を申し上げて参りました。
本サイトでは、「圃場整備」「降雪被害」など、農業に関係する記事を掲載してきましたが、「農作業受託部会」は、初登場です。「担い手」とありますから、農業後継者の皆さんが関係しているのですが、本会について少し説明を致します。
まず、本会の会員は、全員、木田川地区の農業経営の規模拡大を希望する「農業の担い手」と本趣旨に賛同する方々です。地域農業の担い手として、土地利用の充実を図り、農業経営の安定と生活の向上に寄与することを目的にしております。そのために、水田農業確立を軸とした「農作業の受託」や「集団化の促進」を目指す事業を行っています。
「農作業の受託」とは、水田・陸田・畑等を耕したり、田植えをしたり、刈り取りをしたりなどの農作業を受託する、ということです。現在、25種類程の作業名を挙げて、「10aあたりの」などと作業単位と料金を決めて活動しております。
私は、「魅力的な農業の確立」を政策のひとつに挙げており、「成果物の普及と基盤整備の支援」「農業経営の安定化と後継者育成」を目指して活動しておりますが、特に「経営の安定化」「後継者育成」は、大きな問題だと考えております。もっとも、これは、国も同様に考えております。
昨年末、農林水産省は、「新たな農村政策」として、「四つの改革」を発表しました。「農地中間管理機構の創設」「経営所得安定対策の見直し」「水田フル活用と米政策の見直し」「日本型直接支払制度の創設」が、その「四つの改革」です。
その背景には、次のような「農業問題」があるからなのです。
まず、急速な老齢化、です。
農業従事者のうち、65歳以上が6割を占め、50才未満は、1割という著しくアンバランスな状況なのです。
次に「耕作放棄地」の動向です。
農業従事者の年齢構成が、上述の有様ですから、「高齢者のリタイアにともなって、耕作放棄地が、急速に拡大している」のです。
そして、「担い手がいない」水田集落、ということなのです。
全国で担い手がいない水田集落が半数以上占めていて、そういった担い手のいない集落・地域では、五年後から十年後には、生産力が急激に落ちることが懸念されているのです。
「それもしかたがなかろう」と言う訳には行かない事情もあります。日本の食料自給率です。私達が食べている食料の六割を海外から輸入している、と言う現実です。
つい最近、国際紛争が原因で、ヨーロッパ諸国が、「ガスの供給をとめられる」危機に陥ったことは、皆さんも報道でご覧になったでしょう。また、海上保安庁の船への漁船の体当たりがきっかけになって、「レアアースの日本への輸出を止める」措置をとられたこともありましたね。このような世界の国々が他国に行った『実績』を考えれば、「自給率が落ちたって、輸入があるじゃないか」などとは、言っていられない、と思います。
「国際問題」は、さておいても、「四つの改革」の必要性は、この県西地区でも変わらないと考えております。
実際、この「大宝地区担い手木田川農作業受託部会」会員は、現在、9名しかおりません。私も、機会をとらえては、『担い手』になるように働きかけているのですが、なかなかうまく行きません。でも、こうして少しずつでも「担い手」が増えて、この地区の農業問題の解決に少しでも役に立っていただけるよう、今後とも応援をしてゆこうと考えております。
自民党下妻常総支部役員会
今年も後半に入った七月の今日、自民党下妻常総支部の役員会を開催しました。
役員さんには、いつものように夕方、私の事務所に集まっていただき、今年後半に向けた活動についてご協力をいただくために、私の考えを説明し、検討していただきました。
まず、最近の国内情勢などについて、支部会員の皆様には、どの様に説明するべきかを、お話をしました。
例えば、「集団的自衛権」ということがあります。
「戦争ができる国になる」などの否定的な報道が多く見られますが、「さあ、これからは思いっきり戦争をしてやるぞ」などと言うことではありませんので、各支部会員の皆様には、役員の方々が、誤解のないように説明して下さるよう、お願いをしました。
「茨城県の認知度」と言うこともあります。
「魅力度47位」と言う調査結果があって、これを何とかしようということで、県も力を入れていることは、このサイトでも何度か掲載しましたが、最近、「魅力度47位」について、実際に調査した会社を呼んで、お話を聞かせていただくことができました。
その結果、これも当サイトで私が言っておりましたように、そもそも、茨城県を「知らない」のだから、その「魅力」を訊ねられても、答えようがない、と言うのが原因とのことでした。
他県民が茨城県を「知らない」程度がどのくらいか、というと、茨城県が、関東地方ではなく南「東北」に位置づけられたり、千葉県、栃木県と勘違いされたりと、住んでいる私達には、信じられない程なのです。
ですから、実質、日本一の農業県だとか、研究学園都市がとか、生活環境の良さとか、そういう「魅力」について、語れるはずがないのです。
こうして「魅力度47位」が出来上がっているわけです。
この対策のために、県議会議員全員が、地域特産、名産品を持参して茨城県を宣伝して来ることになっています。実は、私も明日から九州三県に出かける予定でしたが、台風接近のために延期になってしまいました。
また、「東京直結鉄道」実現運動があります。
これは、この県西地域の活性化には必要不可欠な「東京に直結した鉄道を実現しよう」と言う運動です。「活性化」と言っておりますが、最近の言い方では、「人口減少対策」「地域消滅防止対策」と言っても良いと思います。
茨城県の認知度を上げて交通インフラ整備をすれば、県西地域の活性化につながる、という運動をして来て、これから二年間、茨城県と周辺市町村が費用を出して「その必要性の調査」をします。その結果が、「不必要」、などとならないように運動をしているのですが、どうも人口が右肩上がりの昔のようには、国も動いてくれそうにありません。
そこで、少し説明の方法を変えて、と考えています。
「国土強靭化地域計画」と言うものが、この六月に策定されました。「国土強靭化基本計画」に基づくものですが、「いかなる災害等が発生使用とも」
- 人命の保護が最大限図られること
- 国家及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること
- 国民の財産及び公共施設に係る被害の最小化
- 迅速な復旧復興
を理念としております。
当然ですが、各地方公共団体も、この理念に沿った対応をしなければなりません。
この理念に沿って、この県西地区は「東京のバックアップ」機能を果たせる、と私は考えています。有事のために、もろもろを避難させることができる場所を、東京近隣に作るということは、この理念に沿った計画だと考えています。
「東京近隣なら他にもあるだろう」とおっしゃるなら、「近隣」で、「広大な」「受け入れ余地のある」場所を探して見て下さい。この県西地域と東京直結鉄道沿線以外に競争相手があるとは思えません。
これから、こうした活動について、県政報告会として各地で説明をしてゆこうと計画しております。今年初めにも二ヶ月をかけて行いましたが、また、当時とは情勢が異なってきておりますので、みなさんに丁寧にお話をして行くつもりです。
こうした計画の実行については、どうしても役員会の皆様のご協力をいただかなければ実現できません。それで、この日、事務所にお集まりいただいて、私の考えをご説明し、今後の活動計画を検討していただきました。
第13回フラワーカップゴルフ大会
今年の本大会は、7月1日と7日の二日に分けて開催しました。
「下妻市は、花の町」ということで名づけられたこのゴルフ大会は、と言う始まりで、昨年も掲載しましたので、併せてそちらの方もご覧になっていただけたら、と思います。
昨年は、おりしも参議院選挙の真っ只中でしたから、ゴルフ大会の後の懇親会も、そちらの方の熱気に包まれておりました。私も、水戸で午後、安倍総理の応援演説を聞いて、とんぼ返りをするなど、大変忙しい思いをしました。
それから一年経って、今年、私は、二回目の方に参加しました。梅雨真っ只中のあいにくの空模様でしたが、ほとんど全員の方が参加して下さいました。
本大会は、今年も「豊里ゴルフクラブ」で開催しました。朝方から雨が降っておりましたので、少し心配をしておりましたが、「雷以外の天候なら」挙行する、ということで、皆さん、その通りに集まって下さいました。
朝早くから、私の後援会の方々が、いろいろな段取りと準備をして下さいましたので、私も、プレーを楽しむことができました。私の場合、「運動不足」が深刻なので、ゴルフと言えども怖いのは「怪我」です。「振り抜いたとたんに脱臼して」などと言うことは良くあることです。そこで、準備体操として手足のストレッチを入念に行い、それが効いたのか、無事に「帰還」することができました。
プレー中、ほとんど「雨」でした。傘を差しながらのゴルフになりましたが、晴れなら晴れで、雨なら雨で楽しめるのが、ゴルフの良いところだと思います。
大会ですから「いくつでまわったか」を競い、その結果、「マカオ旅行」などの景品も出るのですが、おそらく、「それが目的」の参加者は、ほとんどいらっしゃらない、と思います。
本大会は、「世代を超えた多くの仲間が、スポーツを通して、人と人の和を育む事により、心豊かな地域社会を築き上げる」ことを目的にしているのです。
「世代を超えて」「人と人の和を育む」には、ゴルフはぴったりだと思いませんか?これが、「野球」だったり、「テニス」だったりすると、なかなか、「世代を超えて」集まるのは、難しいと思います。
ゴルフは、各パーティのメンバー間の「和」を育み、そして、夕方に開催される懇親会では、スポーツをした後の充実感のもと、参加者全員の「和」が、かもし出されます。
「人と人の和」を作り出すためには、お互いに出会って、気心を知り合うことが必要だと思います。ですから、「食事をすると」親しくなる、とか、「同じ趣味で」共感し合える、といいますが、なかでも、スポーツ、とくに「ゴルフ」は、そういうことのためには最適と言えるのではないか、と思います。
これが、直接お会いすることをせず、例えばホームページなどでやろうとするとうまく行かないと思います。本にしても、ホームページにしても、「相手が見えないことの都合良さ」、と言うことがあると思います。ですから、相手の年齢や立場等を考慮しなくても済むので、基本「言いたい放題」になることがあります。
自分がどう考えているかを説明したい、とか、その人がどう考えているかを知りたい時には、便利ですが、やはり「双方向」のお付き合いでなければ、「人と人との和」は作れない、と考えております。
こうした考えの下に、もう、13回目を迎えた本大会でした。
「人と人との和」が、どんどん育まれてきているのはもちろんですが、懇親会で賞品を受け取るときにお願いしている「募金」は、全額、下妻市の社会福祉協議会に寄付される等、本大会の参加者だけではなく、社会にも「和」をもたらしているのではないかと思います。
懇親会では、大会顧問としてご挨拶をさせていただきました。
参加して下さった皆様にお礼を申し上げた後、県議会議員として、この地域の活性化をどの様に考えているのかをお話いたしました。「茨城県の魅力度・認知度向上」、「人口減少・若い情勢の定着化」の問題について、その対策としての農産物のアピール、東京直結鉄道というインフラ整備の必要性を説明させていただきました。来賓の下妻市長からも、「街中の活性化」「若い女性が住みついてくれる街の実現」し、県西地区一番の下妻になる事を目指して、着々と行動を起こしているお話がありました。
私は、この先も、この地域の発展のための施策を実現するために、先頭に立って働きたいと考えておりますが、それも、各地域の皆様の「和」に包まれなければ、難しいことなのです。出席者の皆様には、さらに「和」を広げていただけるようにお願いを申し上げて、ご挨拶とさせていただきました。