2013年9月の活動index
- 9月25日
- シニアお楽しみ会
- 9月19日
- 茨城県農林水産委員会の調査
- 9月15日
- 第43回 下妻市敬老福祉大会
- 9月4日
- 北台川の『穴の開いたラバーダム』その後
- 9月1日
- 下妻の大雨(災害への準備はできているか?)
シニアお楽しみ会
「ふれあい電話」が主催し、下妻市社会福祉協議会が後援する「シニアお楽しみ会」に出席しました。場所は、「上妻市民センター」です。
「ふれあい電話」は、一人暮らしのシニアの安否確認を、電話でしているボランティア団体です。
その活動の中で、一人暮らし以外のシニアにも、外で楽しむ機会を提供したい、と考えるようになり、昨年から、この「シニアお楽しみ会」を始めました。
第二回目になる今回からは、おそろいの真っ赤なエプロンを作って、みんなでシニアの「おもてなし」をしようと、一生懸命です。
実は、昨年、「リフレこかい」で開催された第一回「シニアお楽しみ会」にも、私はお招きを受けていて、このホームページで「ふれあい電話」と検索していただけると、昨年の模様を、ご覧になれます。
さて、「シニア」、とか、「高齢化社会」、とかいうのは、一般的にあまり響きの良くない言葉と思われがちですが、見方を変えてみれば、高齢になっても元気な人が、それだけたくさんいる円熟した社会、と言えるのではないでしょうか。それに、健康で長生きをしていれば、きっと良いことがあると、私は、肯定的に「シニア」を考えています。
その「良いこと」について、ひとつの夢が、私にはあります。
最近、東京オリンピックの誘致が決まりましたが、この影響で野田市までの開通が早まるのではないか、と期待している「東京直結鉄道」の、この地区までの延伸が実現することです。もちろん、これの着工が決定しても、完成は、三十年後あたりです。
でも、着工するかどうかは、ここ数年で決まります。
ここ数年、関連する地域の市、町の議員、県会議員が、一緒になって運動しているのですが、もうすぐ、皆さんにも署名のご協力をお願いすることになると思います。こうした夢も、長生きしていないと、その実現を見ることができません。
東京直結鉄道に限らず、私は、皆さんが住み良い環境を作るために、今後とも努力して行きたいと考えておりますので、ぜひ、長生きをしていただいて、ご支援賜りますよう、よろしくお願い致します。
茨城県農林水産委員会の調査
農林水産委員会とは、農業・林業・畜産業・水産業の生産性の向上と、生産物の流通対策、土地改良事業の推進、農業用水の整備など、農林水産業振興のためのことがらについて調査、審査する「常任委員会」です。
委員定数は11人で、昨年12月に選任された委員は、次のとおりです。
氏名 | 選挙区 | 所属会派 | |
---|---|---|---|
委員長 | 石井 邦一 | 常陸太田市 | いばらき自民党 |
副委員長 | 志賀 英之 | 北茨城市 | いばらき自民党 |
委員 | 桜井 富夫 | 石岡市 | いばらき自民党 |
委員 | 飯塚 秋男 | 下妻市 | いばらき自民党 |
委員 | 飯岡 英之 | つくば市 | いばらき自民党 |
委員 | 舘 静馬 | 水戸市 | いばらき自民党 |
委員 | 島田 幸三 | 小美玉市 | いばらき自民党 |
委員 | 青山 大人 | 土浦市 | 民主党 |
委員 | 高崎 進 | 水戸市 | 公明党 |
委員 | 大谷 明 | ひたちなか市 | 無所属 |
委員 | 稲葉 貴大 | 古河市 | 無所属 |
「常任委員会」は、本会議に提出された議案などをより専門的に審査するために常時設けられている委員会をいいますが、今年1月の「常任委員会提言」の中で、農林水産委員会は、次のテーマをあげて活動することになりました。
「大震災からの復興と茨城ブランドの発信を中心とした農林水産業の再生」
- 福島第一原発事故による風評の払しょくと販売の促進
- 六次産業化や農商工連携などの推進
- エコ農業の推進と安全・安心な農産物による消費者等との信頼関係の構築
など、特に、未だ消えない風評に対して、消費者との信頼関係を、どのようにして取り戻すか、これを急務と考えて活動をして行くことになっています。
さて、今回、私達、農林水産委員会は、次の三件について調査をしました。
- 平成15年度 輸入急増農産物対応特別対策事業
- JA北つくば 東部完熟トマト選果施設
- ビアスパークしもつま
- 農家の所得向上と雇用機会の創出、都市と農村の交流を目的に作られた滞在型農業公園です。
- 経営体育成基盤整備事業 大宝地区
- 圃場の大区画化、農地の高度利用を図り、「担い手」の育成や農業経営の安定化を図る。
どの調査対象にも、その事業が始められた「理由」があります。
今回の場合では、「輸入急増農産物対応」「農家の所得向上と雇用機会の創出」「経営体育成基盤整備」を目的とした事業でした。例えば、「輸入急増農産物対応」とは、なんなのか、などについては、また別の機会にご説明致しますが、どの事業にも貴重な税金が投じられています。
ですから、こうして始められた事業のその後が、どうなっているのかについて、実際に現場に行って調査をし、現状をいろいろな尺度で審査します。「事業が適切に運営されているか」の調査を通して、事業選択(開始)についての「妥当性の確認」をしている、とも、言えるかもしりません。
その「調査」の質疑応答の中で、今後の改善が必要と思われることについては、将来への健全な運営のための提案をしたりもします。また、今後、新しい事業を開始するに当たっての、貴重な実績データとなることは言うまでもありません。農林水産委員会は、そういう「調査」を行っているのです。
調査結果については、「茨城県議会だより」に逐次、掲載されていますが、今回の三件について、以下に少し詳しく掲載致します。農林水産委員会の私達が、どんな働きをしているか、ご理解いただける一助になれば幸いです。
JA北つくば 東部完熟トマト選果施設
いつものように、現場視察の前に「質疑応答」から始まります。施設側の説明をお聞きして、こちらから、いろいろ質問をして現状把握をし、より詳しく知りたいこと等について質問して確認をします。
平成16年末に完成したこの選果施設は、「カラーカメラ式形状選別機」を使ってトマトを選別し、人手による梱包に至るまでの工程をパソコン制御により自動化しています。もちろん、集計などの管理データも自動的に得られるようになっています。
従来、トマトは、「青い状態」で出荷して、流通の過程で着色させる出荷体制だったのですが、本設備導入により、「完熟」状態での出荷が可能になりました。果実を傷めない選果システムを導入しましたので、「完熟」状態でも、安定した品質を保てることから、市場から高い評価を得られるようになりました。
さらに、選果施設の利用による品質の安定は、従来割いてきたそうしたことへの労力を軽減でき、その余剰労力を栽培面に投入することができ、更なる品質・収量の向上につながるという良好な循環をも生んでいます。
ところで、「選果」システムですから、「はねだし」品も当然のように出てきます。すると、「はねだし」品は、「100パーセント混じり気なし」の「トマトジュース」に加工され、直営事業である「全農いばらきVFステーション」や「直売所(きらいち筑西店)」で販売されています。
試飲させていただきましたが、実に美味しい「トマトジュース」でした。
幸い、「風評被害」も心配はないそうで、昨年度実績で約1,300トンを販売したそうです。毎年5月上旬から11月下旬まで稼動する本設備は、「JA北つくば東部トマト選果場部会」により、平成17年から運営されています。作付面積、約3500a、88名の生産者数を支える重要な設備になっています。
ビアスパークしもつま
「トマト選果場」から大急ぎで下妻市の「ビアスパークしもつま」まで移動しての調査です。「農産物の加工・販売への取り組み」を調査します。
ここでは、下妻市の稲葉市長のご挨拶のあと、「下妻食と農を考える女性の会」と農政課から説明を受けました。
まず、「下妻食と農を考える女性の会」のことです。
平成11年に、農家の所得向上と雇用機会の創出、都市と農村の交流を目的に作られた滞在型農業公園「ビアスパークしもつま」が開業するのに合わせて、発足しました。「地産地消」を掲げ、「食」に係る生活改善をテーマに自主活動していた「生活改善グループ」を母体に、梨農家、養豚農家など地元下妻のお母さんたちが加わってされました。地場の物を加工して付加価値をつけよう、女性の就労の場所を作ろうと一致団結し、加工食品を製造・販売する組織として立ち上げられました。
「味噌」「食肉」「梨」加工に、地場産米粉を使用したパンやビザ、ビアスパークしもつま農園でとれた果物を使ったクッキー、アイスクリームなどを加工する「新食材」担当部の5グループからなり、これを販売促進部がまとめています。
加工品は、どれも「生活するのに無くてはならない」ものではありませんし、ここだけで作っていると言うものでもありませんから、販売面では大変です。それに、各部は、「独立採算制」になっていますので、それぞれに「利益」が上がらないと、つまり、売れないと運営が厳しいものになります。
そうしたこともあって、当初、120名以上もいたメンバーも、現在は、28名に減少してしまいました。現在の会員は、そうした厳しい状況にもかかわらず、本当に「この仕事をしたい」人たちだけの集まりになっていて、団結力が強い、と会長のお話でした。
下妻市の農政課からは、「下妻市産物のブランド化を目指す」説明がありました。中でも「梨」です。県内、県外で一般的に作られている「梨」なのですが、「ブランド化と付加価値」をつけて、安売り競争からは遠ざかる戦略をとっています。
そのために「完熟梨」を使います。昨年から、「完熟梨リキュール」を製造し、大好評。今年は、既に1万本の予約があって、追加製造をしなければならない状況だそうです。
さらに山崎パンと共同で「ランチパック」に「完熟梨」のジャムを入れて販売してもらっています。
TPP対策もあります。「安売り競争」ではなくて、高級品としてタイ等外国販売に打って出よう、というものです。価格的に、まだ対策をとらなくてはならない、とのことでしたが、既に「試食会」を開いたりしています。
農政課とJAが一体になって頑張っている、というご説明でした。
経営体育成基盤整備事業 大宝地区
「ビア・スパーク」で昼食を済ませると、今度は、大宝地区の公民館に移動しての調査です。
この地区の水田は、大正から昭和初期に掛けて「1反割(10a区画)」で整備されたのですが、道路が狭く車のすれ違いが出来ないなど、農作業に不便をきたしていました。また、用水路は、施設の老朽化が著しく、漏水などによる用水不足、排水路の未整備・断面不足による湛水被害が発生する等、営農に支障をきたしていました。
こうした背景の下、 圃場の大区画化、水田の汎用化による農地の高度利用を図り、「担い手」の育成や農業経営の安定化を図ることを目的として、進められてきた事業なのです。
平成27年度を完成予定として平成14年度から開始され、受益面積147ha、受益戸数334個、事業費は、約20億円というものです。
完成を二年後に控えた現在の進捗状況について、ご担当各部門からの説明をお聞きしました。その後、現場を視察しましたが、圃場・道路、排水路・用水路、集落道路などが立派になってきている事を確認させていただきました。
現場は、これも本事業の目的のひとつ、「公共用地の創設」により確保した用地に移転された「下妻市立東部中学校」の側でした。
ここは、私の地元ですから、この事業に実際に係っている方々とも面識がありますので、お話しする機会をもてました。これまで事業を進めてきた上での細かいところでの問題点や、要望等、お聞きすることが出来ましたので、今後の参考にさせていただきたいと思います。
こうして、この日の農林水産委員会の調査は終了しました。訪問先の皆様方には、ご多忙の中、真摯な対応をしていただき、大変感謝しております。どの施設でも、一生懸命な運営を感じることが出来ましたし、内容的にも立派な成果を挙げていると感じることが出来た調査でした。
第43回 下妻市敬老福祉大会
下妻市と「下妻市老人クラブ連合会」及び「下妻市社会福祉協議会」が主催する「敬老福祉大会」が、市民文化会館で開催されました。
大会では、下妻警察署による、「高齢者の交通事故防止」「振り込め詐欺等撃退ポイント」の講和のあと、大正琴によるオープニングで、各老人会による「芸能発表」がありました。昼食休憩の後も、「下妻シルバーリハビリ体操指導士の会」による「シルバーリハビリ体操」の指導をはさんで、夕方まで、歌ったり踊ったりの「芸能発表」会が行われ、皆さん、一日早い敬老の日を楽しまれたようです。
私のホームページには、なになにの「会」、が良く登場します。
「下妻市社会福祉協議会」は、以前、どういう組織なのかご説明したことがあります。そのホームページ、「しもつま294(ふくし)チャンネル」をご覧になると、「社協」が提供するいろいろな情報を、知ることが出来ます。
現在、そこの「新着情報」には、9月25日「シニアお楽しみ会」が上妻市民センターで開催される、とあります。
一方、下妻市老人クラブ「連合会」については、少し、ご説明が必要かも知りません。
昭和26年に「社会福祉協議会」が全国的に組織されて以来、各地に「老人クラブ」が結成され、昭和37年には、483クラブにも及ぶようになりました。このため、この年の県福祉大会にて「連合会」の結成が決議され、準備段階を経て、昭和37年11月に「茨城県老人クラブ連合会」が結成されました。
「下妻市老人クラブ連合会」は、その一員になっている、ということなのです。
ところで、「敬老」というと、「お年寄り」のイメージがありますが、お集まりの皆さんは、これからも下妻市の発展に尽くしていただける方々ばかりでした。
最近、56年ぶりの東京オリンピックが7年後に開催されることが決まりましたが、先の東京オリンピックの時、私は、小学校六年生でしたので、バレーボールで金メダルを取ったとか、そういう記憶しかありません。しかし、ここにお出での皆さんは、もっとはっきりと覚えていらっしゃると思います。
また、今度のオリンピックの前年には、茨城国体が開催され、この下妻市では、男女ソフトボール競技が開催されることになっています。その時は、選手の皆さんやたくさんの方が下妻市にお出でになるので、ぜひ、「おもてなし」の気持ちを持って、お迎えしてあげていただきたいと思います。
大会式典の次に「下妻警察署の講和」がありました。
「高齢者」と言えば、「交通安全」と「振り込め詐欺」、のご時世です。茨城県警では、「交通安全くすり箱」というユニークな処方箋スタイルのパンフレットを作って、交通安全を呼び掛け、下妻警察署は、「下妻生安」の号外をだして、「振り込め詐欺」撃退のポイントを説明していました。
警察は、このように機会をとらえては、防犯に努めているのです。私が、県の監査の仕事で警察に行った時に、とくに子を思う母親の愛情を逆手にとる卑劣な犯罪が「オレオレ詐欺」だから、「わたしわたし」詐欺というのは無いのではないか、と言う話を聞きました。
その真偽はともかく、もし、「還付金が出る」等の不審な話がありましたら、まず、周囲の人に相談することが重要、と言うお話しをさせていただいて、こうした犯罪へのご注意を呼び掛けさせていただきました。
- PDF「交通安全くすり箱(1.62MB、全4ページ)
- 下妻生安号外(228KB、全1ページ)
以上の様なご挨拶をさせていただいて、来賓の私は会場を後にしたのですが、当日は、大型台風18号が接近中の荒れ模様のお天気で、大雨注意報が出ておりました。京都、嵐山の渡月橋が、今にも流されそうになっているのをテレビでご覧になったことでしょう。
会場からの帰り道、ふと思い出して、9月1日に「下妻の大雨」で写真をとった場所に行って見ることにしました。下妻市図書館のところの「水溜り」は、どうなっているか、と思ったのです。あのとき、水溜りへの車の進入を止める措置を、市役所にお願いしたのです。
到着してみると、まだ水溜りは、出来始めたばかりでしたが、既に「通行禁止」用の「バー」が設置されていました。それを見て、安心して、そうか、そうかと、事務所に戻ってきたのですが、事務所の近くにも同様の場所があって、そこにも「バー」が設置されていました。
「下妻の大雨」の時、市役所に連絡をして対処していただきましたが、市のご担当部署は、それを覚えていて、事前の対処をして下さったのに違いない、と思いました。
北台川の『穴の開いたラバーダム』その後
「ラバーダム」とは、水中の構造物をたてたり、倒したりして水を制御する「堰」で、比較的小規模で、なおかつ制御する水位幅が狭い場合に採用されるものなのですが、耐久性のあるゴム引布などでできた筒型の袋に空気や水を入れて膨らませて水をせき止めるものです。
これが壊れたのです。ラバーダムが、どんなところに使われていて、どのように壊れたのかは、次の写真を見てください。
ラバーダムの規模は、私と比較するとお分かりになると思いますが、この程度の川幅にゴム風船を膨らませたりしぼませたりする原理で「堰」を作って、水量制御をしています。今回の問題は、このラバーダムの中央に開いている「丸い穴」です。空気が漏れてしまうので、「堰」としての充分な働きが出来ないのです。
この話題を掲載しましたのは、今年の6月26日でした。補修には、費用がかかりますが、だからといって、修理を先延ばしにすることは出来ない問題なのです。そこで、北台川改修期成同盟が、下妻市に対応の陳情をするというので、私も同行しました。
下妻市だけでは、そう簡単に出来ない金額でもありましたし、なにしろ、「予算の時期」を過ぎていましたから、「来年度の予算で」などの可能性もあったのです。そんなに待てない問題ですから、私もいろいろ努力をさせていただきました。農水省への交渉も必要でした。その後、いろいろ気を揉んでいたのですが、この8月1日に国からの事業費交付が決まりました。
農業基盤促進事業として事業費3300万円。事業主体は、「江連八間土地改良区」です。今後、設計・工事入札などがありますから、今日明日に完成、と言うことではありませんが、とにかく予算がなければ何も出来ませんので、私も一安心をしております。
ラバーダム復旧には、今度は、現場の方々のご協力をいただかなければなりませんが、ここまでくれば、きっと立派な修復作業をしてくださる、と期待しております。
下妻の大雨(災害への準備はできているか?)
今年の7月、8月は、酷暑が続きました。熱中症への救急車の出動は、過去最高だったそうです。また、特に西日本、東北地方では、それにもまして「大雨」が続いて、あちこちで川が氾濫して、多くの被害が出たことは、皆様も報道でご覧になったことでしょう。 気象庁も『異常気象だ』と言っているとおりです。
報道で見ている限りでは、なんとなく「ひとごと」のように思えてしまうのですが、最近、こんな経験をしました。
写真の場所は、砂沼の南端から国道125号線に接続する下妻市図書館前の通りです。日曜日だった9月1日の夕方5時頃、ものすごい雨が降り始め、たまたま近くにいた私の目の前で、あっという間に道路が冠水してしまいました。
どのくらいの降雨量だったのか、というと、下の「降雨量」をご覧下さい。5時の一時間で約67mmもの雨が降ったのです。
この記録は、気象庁が、下妻市に設置した気象計で測定したものですが、それまで30度もあった気温が一気に23度程度に落下してしまったこと、17時(5時)代に集中して降水したこと、などが良くわかりますね。
そう、「集中豪雨」だったのです。
もし、このとき、下妻の方角の空をご覧になっていた方なら、ものすごい形と量の雨雲を確認できたことと思います。
冠水した道路は、もし車が入ってくれば、途中で動けなくなるであろう状態でした。私がいたのは、上の地図の「赤い四角」の場所でした。そこから写真を撮ったのですが、ふと、気がつくと、車が125号線の方から入ってこようとしていました。
私は、あわてて手を振って、こちらに進入しないようにと合図をしましたが、いつまでもそうやっていることも出来ません。そこで、市役所の担当課に電話をして、「通行止め」の標識を急いで持ってくるように依頼しました。
こうして、その場はしのげたのですが、心穏やかではありませんでした。確かに異常気象のなせる業、なのですが、今後もこういうことは、頻繁に起きると思います。ここ数年の気象データを見てみると、もう「異常」ではなく、どちらかというと「ふつう」になっていると思います。
また、この集中豪雨で、こういう状態になったのは、下妻地区でも、ここだけではないと思います。
また、他所の地域で起きている「降水量百何十ミリ」とかも現実味があると思います。今、目の当たりにした豪雨のさらに何倍もの集中豪雨など、想像したくもありません。
そうしたとき、この下妻地区は、どうなるのでしょう?河川・道路・電気など生活インフラは、耐えられるのでしょうか?
「想定外」では済ませられない状況になりはしませんでしょうか?「通行止めの標識を持ってくれば済む」程度なら良いのですが、これは真剣に、緊急に考えなければならないことではないだろうか。
小降りになった雨の中を事務所に戻りながら、そんなことを考えておりました。