2013年12月の活動index
- 12月24日
- 肘谷交差点排水路整備工事説明会
- 12月21日
- 『加養の里』のクリスマス慰問(「砂沼コーラス隊」と「第42団下妻ガールスカウト」による)
- 12月20日
- 年末犯罪抑止・飲酒運転根絶キャンペーン
- 12月16日
- 極早生梨「筑波54号」栽培に係る要請
- 茨城県議会の議長に就任しました
- 12月14日
- 第28回下妻市菊花会表彰式(『魅力度』を向上するためには)
- 12月8日
- 第31回 下妻市教育振興大会
- 砂沼歩け歩け大会
- 12月1日
- 樋橋新田公民館竣工式
肘谷交差点排水路整備工事説明会
この日、夕方から「肘谷ふるさとコミュニティセンター」にて、「肘谷交差点」付近の排水路整備工事について説明会がありました。
住民の皆様に、この工事の概要について説明をしたり、ご希望をうかがったりするための工事事務所の方々が主体の説明会でした。
この整備される排水路、なのでが、下図をご覧下さい。
場所は、常総バイパス「国道294号線」の「肘谷(ひじや)』という交差点近くから、少し北側の「柳原球場入口交差点」までの合計約800メートルの間を結んでいる「排水路」です。図の中央、常総バイパスの右側に上から延びてきている「溝」が「それ」です。この「排水路」をコンクリート構造にしようと言うものです。
図のしたの方には、「肘谷」の交差点が見えますが、以前、この交差点の整備の時にも、住民側から問題提起があって、私も解決のために協力をし、今では、住民から大変感謝されております。
今回も、住民側からの要望がいろいろありました。なかなか難しいご要望なのですが、何とか実現できるように努力するつもりです。
この問題の進展につきましては、今後も、皆様にお知らせして参ります。
『加養の里』のクリスマス慰問(「砂沼コーラス隊」と「第42団下妻ガールスカウト」による)
「砂沼コーラス隊」と「第42団下妻ガールスカウト」が、特別養護老人ホーム『加養の里』を訪問して、入所者の民様に歌をご披露して、楽しんでいただきました。
『加養の里』は、入居者の皆様が、「家での暮らしの再現」ができ、、個人の意思が尊重され、一人一人のアイデンティティーが確立された生活を実現できることをコンセプトにしていますが、今回の様な「催し物」は、その実現のための一助になると思います。
私が子供の頃には、こうした施設は、ほとんどありませんでした。おじいちゃん、おばあちゃんは、一つ家族の中に一緒に住んで、子供や孫や社会一般との係わり合いを持続していました。ですから、ある程度、体が不自由になっても、外部から刺激を受け続けられて、精神的には健康を保ちやすかったものと思います。「介護」は、家族単位でそれなりに出来ていた、と言うことだと思います。
ところが、現在は、いろいろな事情があって、昔の様な家族構成を保つことは難しくなってきています。勤め人でも自営業の人でも、「生活の現実」を考えると、仕事を二の次にして、全面的に介護に力を注ぐことは困難です。
この困難は、結局、「介護される側」にも「充分な介護を受けられない」という不利益を及ぼしてしまいます。そのため、国が、こうした施設の充実を進めてきたわけです。県も、こうした状況は良く理解していて、今年度は、「介護基盤緊急整備特別対策事業」費として、約八億円を予算化しましたが、私は、このうち、下妻市分として、約六千万円を確保しました。
さて、上述の「外部との係わり合い」の重要性なのですが、これはなにも老人に限ったことではありません。話をしたり、音楽を聴いたり、テレビを見たりと、いろんな外部からの刺激を受けながら精神的な健康を保っている私たちなのです。
もし、こうした施設に入ったみなさんが、単に衣食住の面倒を見てもらっているだけでしたら、外部からの刺激が不足してしまい、「認知症」が進行してしまったり、それが肉体の健康にも悪影響を及ぼしたり、何がおきるのかわかりません。
こうした理由で、入所者には、いろいろな刺激を受けてもらおう、というこになり、「砂沼コーラス隊」や「第42団下妻ガールスカウト」の訪問が、歓迎されることになります。入所者の皆さんのお顔を掲載できないのは残念なのですが、「砂沼コーラス隊」の歌声に手拍子をしたり、孫の様な「ガールスカウト」に目を細めて微笑んでいらっしゃったりするのを拝見すると、この「刺激」がどのような効果を持つのか、お分かりになるのではないでしょうか。
今回、「ガールスカウト育成会」の会長をしている私は、出席できなかったのですが、こうした効果を目の当たりにしてきましたので、今後とも、機会があれば、ご協力させていただきたいと考えております。
年末犯罪抑止・飲酒運転根絶キャンペーン
下妻のジャスコで『年末犯罪抑止・飲酒運転根絶キャンペーン』が開催されて、出席してご挨拶とパンフレット配布をして参りました。
会場にも掲示してありましたが、下妻警察署の生活安全課は、毎月、所管の刑法犯について発生状況などをまとめてホームページに掲載しています。
例えば、最新号は、次の通りです。
この最新号にも書いてありますが、警察は、毎年、年末には、防犯キャンペーンをして市民の注意を喚起しています。特に年末・年始は、皆さん、なんとなく気もそぞろになっていますので、そこを犯罪者に狙われたり、交通事故にあったりする確率が高くなるようです。
本キャンペーンでは、八千代の中学生や茨城県のマスコットキャラクターの一つ、「イバライガー」も出席して、ジャスコ店内を通行する皆様に防犯キャンペーンをしました。
そうそう、忘れてはいけないのが、この時期に多くなる「飲酒運転」です。
もし、飲酒運転で事故を起こしたり、警察の検問にかかったりすると、人生を台無しにすることになります。あなたの人生だけではなく、ご家族の先行きにも取り返しのつかないことをすることになるのです。
飲酒運転については、いろいろ標語がありますが、やはり基本は、「飲んだら乗るな。飲むなら乗るな。」だと思います。
これは、「ひとごと」ではありません。
この年末・年始、事故にあわず、事故も起こさずに楽しく過ごし、新しい年を元気に過ごして、また、皆様とお会いできるように、私も充分に気をつけたいと思います。
極早生梨「筑波54号」栽培に係る要請
県内を代表する梨生産地、下妻、岩間、友部、関城、下館を代表する皆さんと一緒に、県庁、農林水産部長を訪問して、梨の新品種導入について早期実現を要望してきました。
梨といえば、例年、最初に出荷される「幸水」を思い浮かべるのではないでしょうか。ところが、これは、ハウス栽培などのもので、その出荷が終わると、今度は、路地の「幸水」の出荷できるまで、10日ほどの「出荷空白期間」ができてしまいます。
このため、大きな需要が見込める八月のお盆の時に、間に合わない、と言うことになります。
さて、ここに独立法人農研機構の果樹研究所が開発した「筑波54号」と言う新品種があるのですが、これの出荷時期は、上述の需要期間と一致するのです。もちろん、食味も良いし、なにより、茨城の梨生産者の土壌に適した品種なのです。また、こうした新品種の採用は、梨生産地の今後の活性化を考えると、いつまでも「幸水」「豊水」では済まないこともあり、是非必要な将来対策であるとも言えます。
とはいっても、果樹研究所が開発した新品種を勝手に手に入れて栽培できるわけもなく、こうして県の農林水産部を通してお願いに上がるわけです。
要望は、「県から果樹研究所に品種登録家申請を働きかけること」「県は、県内に適した栽培技術に関する試験を着実に進めること」「品質・栽培特性の優れた早生品種の育成について継続的にすること」でした。
私は、この一年、農林水産委員会の委員を務めて参りましたが、この日の午後には、議会の第四回定例会で「議長」の指名を受け、さらに、次の一年は、文教警察委員会の委員になりましたので、この要請活動は、今回の農林水産委員としては、最後の仕事になりました。しかし、梨生産地選出の県議会議員として、今後も、地域の発展のために尽力して参りますので、今後とも、よろしくお願い致します。
茨城県議会の議長に就任しました
茨城県議会の第四回定例会にて議会議長の選挙が行われ、第105代目の議長に選出されました。前議長の白田議員から引き継いで、最初の仕事は、副議長の選出でしたが、その後、記者会見、前議長・副議長の離任式、新議長・副議長の就任式と続く、私にとっては、大変な一日でした。
ここでは、議長就任時のご挨拶内容を使って、これからの決意等も含めた、その一日を掲載させていただきます。
第105代茨城県議会議長の要職に就くことになりましたことは、目にあまる光栄であると共に、本県の将来を考える時、改めて責任の重大さに見の引き締まる思いであります。
私事ではありますが、平成7年の県議会議員選挙に臨んだ祭の言葉は、『初志貫徹』であります。今後も、その思いを忘れることなく、『活力と豊かさを実感できる茨城』を目指し、誠心誠意、議長の任に当たって参る決意でございます。
さて、安倍内閣の発足から一年、政府の経済再生に向けた取り組みによって、わが国経済にもやっと明るい変化が見えて参りましたが、地方におきましては、景気回復の実感はまだ充分ではなく、デフレからの脱却は、いまだ道半ばと言っても過言ではありません。また、東日本大震災及び原発事故による避難者は、約28万人に上り、汚染水の問題では、またも風評に悩まされる等、今なお、多くの方々が、苦難を強いられております。
さらに、少子高齢化や人口の減少、厳しい財政状況など、国や地方が直面する諸課題は、いまや待ったなしの状況であります。
このような中、わが茨城県におきましても、震災・原発事故からの復興を協力に進めるとともに、希望に満ちた未来に向けて、大きな一歩を踏み出せるよう、最善の努力を重ねて行かなければなりません。
去る12月5日、政府においては、新たな経済対策を閣議決定し、その規模は、国費ベースで5兆円を超える見込みであります。本県としても、地域の状況を的確に捉え、効果的に対策を実行して、県内経済の隅々まで、その効果を波及させていくことが必要であります。
非正規労働者の増加に見られますように、雇用形態が一段と変容しておりますが、努力すれば、誰でも、希望を持って働ける茨城を実現するため、我々の心を一つにして取り組むべきではなかろうかと存じます。
特に本県の強みである科学技術や広域交通ネットワークを活かし、県内への産業集積を進めると共に、観光・交流の拡大や企業の促進等を図り、新たな成長と雇用を生み出すことが重要と考えております。
人口問題もあります。
県内の人口は、平成32年までに10万人程度の減少が見込まれており、本県にとりましても、まさに差し迫った課題となっております。一方、新たな街づくりが進むつくばエクスプレス沿線に対し、農村や中山間地域では、構造的な課題を抱えるなど、人口の増減による地域格差が拡大しつつあります。
人口政策は、国家百年の計でありますが、本県としても、現状をあるがままに受け入れるのではなく、いかに人口を維持・増加させるかを真剣に考え、有効な手立てを講じることが必要であります。
さらに、地域間で競争する時代を向かえ、県勢の発展を考える上で、いばらきの魅力を県外に発信することが、ますます重要になってきております。
本県は、東京に近く、気候も温暖で、豊かな自然や優れた食材、さらに独自文化など、数多くの資源に恵まれております。これからの時代、こうした資源こそ、ひときわ輝く魅力であることを強く意識し、戦略的にPRしていくことが必要であります。
同時に、我々議員一人一人も茨城の広報マンとして、積極的な活動が不可欠であることを申し上げたいと思います。
さて、我々地方が求めてきた分権の推進につきましては、衆参両議院の決議から20年の節目を迎えました。この間、事務権限の委譲や市町村合併が進み、さらに道州制についても議論がなされる時代状況にあります。こうした地方分権改革の進展に伴い、二元代表制の一翼を担う県議会の責任と役割も、今まで以上に大きなものとなってきております。
これまで、議会におきましては、県政運営のチェックはもとより、政策条例の制定や意見書の発議、様々な政策提言にも積極的に取り組んできました。知事はじめ執行部とは、引き続き、良好な関係を心がけつつも、常に緊張感と責任を持って、闊達な議論が行われるよう努めて参りたいと考えております。
また、職務の遂行に当たりましては、「行動で県民と県政をつなぐ県議会」をモットーに、これまで培った経験を活かし、皆様方の温かいお力添えを賜りながら、直面する諸課題の解決に全力で取り組んで参る所存であります。
議員各位はもとより、橋本知事はじめ執行部の皆様、そして、報道関係の皆様方におかれましては、なにとぞ、絶大なるご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。
第28回下妻市菊花会表彰式(『魅力度』を向上するためには)
今秋、大宝八幡宮参道で開催されました「菊祭り」では、下妻市菊花会の皆様が、参道を一杯にする程の、丹精を込めて育てられた「菊」を展示してくださって、多くの人が、鑑賞に訪れました。
その「菊祭り」に出展された作品の表彰式が、大宝八幡宮で行われて、私も御招待を受けて出席して参りました。
表彰式に先立っての下妻市菊花会会長のご挨拶がありましたが、その中で、「今年は、例年になくたくさんの方々にきていただけた。越谷、取手の菊花会や、個人では、土浦、日立の方からもお出でいただけた。これは、マスコミの影響だと思う。今年は、読売新聞社にも報道してもらったが、発行部数が多いせいか、新聞掲載のあった次の連休には、参道を埋めるくらいの人がやってきた。」と言うお話がありました。
「マスコミの力」については、私も同感です。私は、あちこちの催し物にお呼ばれしているのですが、その時のご挨拶をの中で、最近は、よく「魅力度最下位の茨城県」のお話をしております。大都市に隣接した茨城県は、観光や衣食住でもすばらしい『資源』を持っているのに、なんということだ、ということです。
「魅力度」は、誰が決めたか、というと、これは、「ブランド総合研究所」と言う会社が、八年前から「地域ブランド調査」として、毎年行っている調査結果により決めているのです。
2013年は、インターネット調査により、20代から60代の消費者、約三万人に対し、調査対象47都道府県と1000の市町村を対象にして、認知・魅力・観光意欲などなどについて集計しました。
この調査結果が絶対かどうか、と言うことはさておいて、それが、Yahooなどのインターネットで配信されていますから、いわば、「茨城県って、魅力度のなさ、全国一」が、全国に喧伝されているわけで、これが悔しいと思うのです。
同席した稲葉下妻市長も「マスコミによる広報の重要さ」について、新聞各社に情報をリリースするなど、市も力を入れている、とおっしゃっていました。
確かに、前出の会社の調査結果によれば、茨城県は、そもそも、茨城県の情報に接しているか、の調査結果が低いので、当然、認知度も低いし、だから、観光に行って見ようか、とか、住んでみようか、などと思うはずもなく、当然、「魅力度」だって高くなるはずがないのです。
それでは、一方の高い魅力度の市町村は、どうなっているか、ということです。例えば、「会津若松市」は、昨年34位から今年2位と大躍進。「魅力度」を点数で表した結果でも、「富士吉田市」「伊勢市」「出雲市」が大幅増、になっています。
理由は、説明するまでもないと思いますが、NHK放映「八重の桜」の舞台、「世界文化遺産」、「式年遷宮」があって、これが、頻繁に放送されことによる、と分析されています。年間を通じてずっと、その情報が流され続けたのですから、「公共放送による情報接触度」が非常に大きかった、ということです。
茨城県も対策に乗り出して、最近は、「47位の県?上等でございます」とホームページではじめました。吉本興業と協力しての情報発信を始めたのです。「知られていないは、もはや魅力」と開き直っておりますが、それも、「情報認知度」が地域の活性化に大きく影響する、と考えてのことでしょう。
さて、「菊祭りといえば、笠間」だったのが、最近は、「下妻の菊祭り」も有名になってきているようですが、これも、地域情報を発信する努力を続けてきたからだと思います。やはり、外の皆様に下妻市を知っていただこうとするなら、地域の行政、市民が一緒になって協力しなければならないと思います。
その意味でも、13人の「下妻市菊花会」のみなさんには、どんどん会員を増やしていただいて、「大宝八幡宮の菊祭り」にも、いっそうの頑張りをお願いして、今後とも、下妻市の情報発信を助けていただきたいと思います。
第31回 下妻市教育振興大会
下妻市民文化会館で開催されました「下妻市教育振興大会」に来賓としてお招きを受け、ご挨拶をして参りました。
21世紀を生きる子供達にとって、社会のあらゆる領域での活動の基盤となる「知識基盤」が重要なものとなって行くので、行政・保育園・幼稚園・学校・家庭・地域社会が一帯なって教育の進行を図ってゆかなければならない、と言う趣旨の元に開催されたのが、この「下妻市教育振興大会」です。
本大会は、「下妻市教育振興会」が主催していますが、その会則には、会を構成する団体とともに、事業の一つとして本大会開催を、次のとおり定めています。
(組織)
第3条 本会は、
下妻市及び下妻市教育委員会、
下妻市校長会、
下妻市教育研究会、
下妻市PTA連絡協議会、
下妻市社会教育委員会議、
下妻市青少年問題協議会、
下妻市民生委員児童委員協議会、
交通安全協会下妻支部、
交通安全母の会下妻支部、
下妻市体育協会、
下妻市子ども会育成連合会、
青少年を育てる下妻市民の会、その他教育関係団体をもって組織する。(事業)
第4条 本会は、第2条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 教育振興大会の開催
(2) 教育講演会の開催
(3) その他本会の目的を達成するために必要な事業
その目的は、「下妻市における教育の振興と充実を図る」ところにあります。
本大会では、その振興に功績のあった方々、29名の表彰式も行われました。学校の先生・校長先生・PTA役員・休職調理員・学校医・交通安全協会など、子供達の教育のために長年、尽力された方々でした。また、お亡くなりになった方ですが、国蝶「オオムラサキ」の飼育をした「オオムラサキと森と文化の会」会長さんも、奥様が出席されて表彰されました。
さて、本大会では、「知識基盤社会」という言葉が使われました。
今日、社会のあらゆる領域での活動基盤として、新しい知識・情報・技術の習得が求められているということなのですが、そのためには、「課題を見出し解決する力」「生涯に渡って学び続けようとする力」「他者や社会、自然や環境と共に生きる力」など、変化に対応するための能力が要求されることになります。
本大会では、最後に、このような青少年を育てるために皆で努力して行こう、という「大会宣言」採択しました。
今日の社会が、上述のようであることは確かだと思います。
私の子供の頃、生活環境は、この下妻市内がほとんどでした。買い物は、自分でお店に出向いていました。通信手段と言えば、電話くらいでしたし、外部情報は、テレビ、新聞、雑誌でした。普段の生活の中の「技術」と言えば、その程度、だったのです。
それに比べて、現在の生活を考えてみて下さい。
携帯電話がインターネットと一緒に普及して、情報通信技術の進歩と伴って、少し前までは考えられなかったような社会「基盤」が構成されてきています。その恩恵に浴されていることは、皆様もご承知のとおりでしょう。
ところが、一方で「ディジタル・ディバイド」という現象も現れています。
携帯電話やパソコンを自由に扱える人たちにとっては、「ネットで買い物」「ネットで情報収集」は常識で、仕事や遊びに大いに利用して利益を得ていますが、だれもが、そうした機器を扱えるとは限りません。すると、そうした機器を『使える人と使えない人』の間には、「格差」ができます。
実は、現在、この「格差」は既にあるのですが、まだ目立たないだけ、なのです。
しかし、これから21世紀を生きてゆく子供達の時代は、そうは行きません。この格差は、「貧富の格差」になってくると言われています。今後、この「格差」を解消する努力をしないと、その程度は、ますます大きくなってゆくでしょう。
だから、本大会は、「知識基盤」な社会だ、と言っているのだと思います。
もっとも「知識基盤」だけが重要な教育内容ではないとも考えています。
大会宣言にもあるように、「心身ともに健康な」「思いやりと感謝の心を持つ、人間性豊かな」青少年の育成にも、大いに努めていただきたいと思います。
本大会の間、そんな事を考えておりました。
砂沼歩け歩け大会
「青少年を育てる下妻市民の会」が主催する「砂沼歩け歩け大会」にお招きを受けて、ご挨拶をして参りました。場所は、「砂沼サンビーチ」の入口前です。ここを出発して、砂沼を一周する「歩け歩け」大会です。
本大会は、本年5月11日に開催された本会の下妻支部総会で決定された「25年度事業計画」の中の、「健康な家庭づくり運動」のひとつ、「親子ふれあい事業の開催」に沿ったものです。
本大会の『歩け歩け』は、「親子のふれあい」の増進に寄与することはもちろんですが、周囲六キロ程度の砂沼一周をすることは、健康にも大変良いことです。「歩くことは運動の基本」だと言います。それに、人間は、加齢により体の各部に衰えが出てきますが、それは、「足腰から」とも言われています。
健康であることは、より良い人生を歩むための基本だと思いますが、今、問題になっている医療費の増大についての、一つの対策にもなると思います。一人ひとりが、今より健康になって、お医者さんにかかる人が少なくなったり、自分の身の回りの事が一人で出来る年齢が上がったりすれば、これは、もう、確実に医療費削減になります。その意味でも、本大会は、すばらしいと思います。
さて、砂沼の風景は、毎日変わると言っても過言ではなく、実際、毎日、散歩している人達がたくさんいらっしゃいますが、その環境整備には、私も協力させていただいております。
砂沼を周囲の散歩道のあちこちに、「ソーラーLED街路灯」が設置されていることに気がつかれましたでしょうか?
これは、今年度の「市町村再生可能エネルギー導入促進事業」として、県の生活環境部との折衝により予算獲得をしたものです。
こうして、毎年、砂沼周辺環境も整って行き、いろいろな催し物が開催できるようになると、下妻を訪れる人が増えてきて、市の活性化につながるのではないか、と期待しております。
樋橋新田公民館竣工式
初冬の快晴の日、樋橋新田の公民館竣工式に参列してお祝いの言葉を述べさせていただきました。
樋橋(「ひばし」と読みます)新田の公民館は、下図の赤四角で示したところにあります。
下妻市も南の外れにある田園地帯です。そこに、下の写真の様な、りっぱな公民館が出来上がりました。
私は、茨城県の県議会議員になってから18年になりますが、毎年、正月の遊説では、この地区から開始して来ました。その時に、毎回出てくるお話は、「公民館の建替え」のことでした。
簡単に「建替える」と言っても、いろいろ問題があります。
一番は、建設に当たっての場所と工事費をどのように賄うか、毎回の問題です。
この地区は、それほど戸数が多いわけではありませんので、なおさらです。ですから、「やるか!!」と言う訳には、なかなかならないのです。これは、この地区だけでのお話ではありません。ご自分達だけの範囲で考えると、こうした事業の成就は、「とても、ムリ」ということになることが多いのです。
それで、昨年、この「公民館建替え」について、少し背中を押して差し上げました。
建築場所について言えば、候補地は、一部国有、一部市有地。ここに公民館を建てようとする時には、どのような手続きが必要か、これは、この地区の皆様には手に余りますでしょう。
また、費用も同様です。何十件もある地区ならまだしも、この地区としては、大問題です。それで、「建設補助事業」対象に採用してもらえるように働いてみました。
下妻市にも大変な協力をしていただいたのですが、おかげさまで、計画から二年弱で竣工を迎えることが出来ました。
私は、「コミュニティ」形成には、その地区の皆さんが、いろいろな関係を持って共通意識を作り上げてゆくことが大切だと考えています。
難しい事を言わなくても、例えば、「夏祭り」で、地域のみんなとお神輿を担いだり、山車を曳いたりした時に感じる一体感、あるいは、運動会の地区大会で、一緒に声を張り上げて応援した時の、あの一体感などは、誰でも経験のあることでしょう。
そういう時、「ああ、みんなと一緒だ!!」と思いませんでしたか?
こうして、地区のコミュニティが形成され、それが集まった町のコミュニティに発展し、やがて、それが、もっと広域に広がって、より暮らしやすい楽しいコミュニティが出来てゆくと、私は、考えています。
この樋橋新田地区も、この公民館を使って、ますます地区の一体感を高めていただき、なにをするにも、今まで以上にまとまりのある集落になっていただきたいと、そんなお祝いを申し上げました。